心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
(左にあるブックマークの「創健整体治療室」から概要に飛びます)

「ぜんぶかみさまにいいつけてやるんだから……」

2014-02-03 12:14:48 | Weblog
 ネットの二ユースに心を揺さぶる衝撃的な記事がありましたので、そのまま添付させていただきました。

混迷の度を深めるシリア情勢。「アラブの春」がこの歴史ある国へと波及したのは2011年のこと、その後1年と待たずに、シリアは政府軍と反体制組織による内戦状態へと突入する。それから現在に至るまでの間、戦局は日々激しさを増し、多くの死者を出す最悪の事態へと進展してしまった。戦闘員のみならず、子どもや女性たちも含めた民間人までもが多数犠牲となっており、現時点で死者は13万人を超え、数百万人に上る難民も発生していると伝えられる。

 そのような中、シリア内戦で傷付き、その後死亡した3歳の少年が最後に残したとされる言葉が、現在インターネット上を駆け巡り、世界中に大きな反響を呼んでいることをご存知だろうか。



画像は「World Observer Online」より

「ぜんぶかみさまにいいつけてやるんだから……」

 この印象的な言葉を残した直後に息を引き取ったのは、上の写真に収められた3歳の少年であるとされている。彼が暮らしていた場所や名前は判明していない。しかし彼の言葉は、この内戦が引き起こす痛みと苦しみ、人々の悲しみと怒り、さらには背景にある不条理と矛盾までも想起させる強力な言葉だ。
 少年は、互いに傷つけあう人間に対して怒っている。時に神を都合よく解釈し、利用する大人たちに、それは違うと訴えている。これが信仰を持つ人間のすることかと問いかけている。そして彼は、不条理にも自らがもうすぐ死ぬという事実を悟っている。

 確かにシリア内戦勃発の直接の背景には、アサド政権の独裁があったかもしれないが、内戦が激化した現在、その周囲にはさまざまな国家の思惑と関係性が見え隠れする。シーア派とスンニ派、クルド人、イラン、サウジアラビア、ロシア、米国、イスラエル、そしてアルカイダ系武装組織などの、根深い対立と利害が絡み合った、代理戦争の様相を深めているというのがシリア内戦の現実だ。3歳の少年が残した言葉は、このような現状すらも糾弾しているように感じられる。

 今こうしている間にも、多くの人が戦火の中で命を落としていることを決して忘れてはならない。今月に入り、シリア情勢は以前にも増して混迷の度を深めているとも伝えられている。3歳の少年が残した衝撃的な言葉は、シリアの現状を世界中に向けて訴えている。
(グリーン・M)

 今、東京では都知事選の話題で紙面や電波媒体を賑わしています。私もそうですが、今の国のリーダー達もほとんど戦争を知らない者が中心になりつつ有ります。そして、原発再可動や集団的自衛権の行使容認に向けて暴走し平和を危うくしている今、日本が危険な方向に舵を切ろうとしている様に見えます。今度の選挙は重要な選挙になると思います。「政府とマスコミは嘘をつく」を心に留め自分の眼でみて自分の心で感じ、自分の頭で考え一票を投じたいと思います。

「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」