心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
(左にあるブックマークの「創健整体治療室」から概要に飛びます)

ホメオパシー効果否定

2010-08-25 12:17:25 | Weblog
以前このブログで「代替医療のトリック」というタイトルで書きましたが、その時の一抹の不安が現実となりました。

今日の朝日新聞の朝刊の1面にデカデカと取り上げられていましたので、皆さんご存知の方も多いと思います。民間療法であるホメオパシーは、日本ではまだ歴史が浅く報道されるまで知らなかった人がほとんどでは無いかと思います。その日本では、薬は副作用があり嫌いだという自然派志向の女性を中心に広がって来ました。その中には、現代医療に疑問を抱いている医師や歯科医師そして獣医師もおります。有名な医師としては、NPO法人「日本ホリステック医学協会」会長の帯津良一氏がおり、自らが名誉院長を勤める帯津三敬病院でホメオパシーを使い治療に専念され効果を出されていると聞きます。

今日本では、ホメオパシーの専門学校を卒業された療法家が薬に当たる「レメディー」を数千種ある中から患者の問診などから症状に合わせて選び出し飲んで頂いています。

この問題に対し厚生省は、医師法や薬事法の観点から情報を集めているそうです。医師や歯科医師約400人の会員を抱える日本ホメオパシー医学会専務理事の板村論子医師は、ホメオパシーは医療の選択肢の一つとして医師が行うべきだと発言されたそうです。そうなればホメオパシーの専門学校は、廃校に迫られることになります。なかなか問題点が多く、これからの政府の行動に目が離せません。

この問題に対し私達民間療法にたずさわる者として、現代医学と共存共生し病に悩む人達のお役に立てることが使命だと考えています。そこで人々の考えが、民間療法は全て根拠が無くまやかしだという世論の方向に進まないことを願うだけです。



第26回へそのお音楽会が無事終了しました。

2010-08-21 12:16:28 | Weblog
昨日はすこし猛暑も一休みの恵まれた天候の中、たくさんの親子の参加のもと無事にへそのお音楽会を開催することが出来ました。

今回も、チエロ奏者の千本さんのお知り合いであるヴァイオリン奏者の磯崎さんが、当へそのお音楽会の主旨に賛同し心良く参加して下さいました。

その磯崎さんの持参したヴァイオリンは、前回同様ストラディバリウスです。その楽器が奏でる優しく力強い音色がピアノとチェロに加わり素晴らしい音楽会となりました。その演奏の最中に、赤ちゃんが急に甲高い声で叫び(当人は歌ったのかな?)ました。私はヴァイオリンからの音だと思いましたが、音がかぶっていたので直ぐに赤ちゃんの声だと知りました。その位の超ソプラノでした。後でチェロの千本さんに尋ねたところその声は、丁度その時ヴァイオリンを奏でた時と同じキーだったそうです。もしかしたら、生まれながら絶対音感の持ち主なのでは?将来が楽しみです。

朗報です。次回のへそのお音楽会もヴァイオリンの磯崎さんの参加が決まりました。ご期待下さい。
それから次回はピアノの佐々木さんが出産後まもないこともあり、休みとなります。元気な赤ちゃんの誕生をお祈り致します。
佐々木さんの代にピアノを弾いて下さる演奏者は後ほどHPでお知らせ致します。
次回は10月15日(金)です。皆様の参加を心よりお待ちして居ります。



臓器移植関連報道に疑問

2010-08-16 11:32:07 | Weblog
8月9日に日本臓器移植ネットワークは7月17日の改正法施行で、脳死になった人の意思が書面で確認出来ない場合に家族の承諾で提供出来るようになったことに基づいて、臓器提供に向けた手続きを始めたと発表していました。

以前にもこのブログで脳死・臓器移植を取り上げたことがありましたが、私個人の考えはやはり心臓が動いていて各細胞が生きている状態での脳死は人間の死とは受入れられません。朝日新聞の記事によりますと、改正法案提案者らはもともと脳死を一律に人の死とするからこそ家族の承諾だけで提供可能と説明した。だが、議論の過程で「脳死を人の死とするのは臓器提供の時のみ」と変更と書かれていました。この曖昧な法案に矛盾を感じるのは私だけでしょうか。

そして大きな疑問というのは、こぞって臓器移植に至問題点だけを報じていますが、多くの臓器提供を待ち望んでいる人達の願いは臓器移植をして頂くことだけではないはずです。臓器移植は一つの手段であり、本当の願いはそれによって皆と一緒に美味しいものを食べたり遊んだり勉強したい。社会復帰して以前の様に元気に仕事がしたい、そういうことだと思います。ならば何故、臓器移植した後の経過報告ないし各臓器移植別の延命年数のデーターを公表しないのでしょうか。命をゆだねる者に取って本当に知りたいことはそこにあるはずです。



南部せんべい販売中止

2010-08-09 10:45:04 | Weblog
以前このブログで紹介しましたが、南部地方に育ち子供の頃から母親からもらったこづかいを握りしめ町のせんべい屋さんに行き、店のお婆さんが作った焼きたての温かい「塩せんべい」「胡麻せんべい」「ピーナッツせんべい」を買って食べた記憶が今でも懐かしくて、店で南部せんべいを見かけると思わず買ってしまうぐらい私に取ってソールフードと言っても良い程の「南部せんべい(ピーナッせんべい)」が無印良品店の棚から完全に消え去りました。

10枚入り295円の無印良品の「南部せんべい」。一度レジで店員にそれとなく「売れてますか?」と訪ねたら、「売れてますよ!美味しいですよね。」と答えてくれたあの「南部せんべい」何で・・・・・・・・・・?????

また今日から美味しい「南部せんべい」を探し求めて長い放浪の旅に出たいと思います。誰か情報がありましたら、宜しくお願い致します。



戦後65年が経ちました。

2010-08-06 12:50:04 | Weblog
今朝、NHKの生放送で広島の平和記念公園で「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」の模様が放映されていました。原爆ドームは一度訪れたいと思っている所ではありますが、未だに勇気がなく以前広島の友人の所へ訪ねて行ったときも、行くことが出来ませんでした。

それは、ある経験が原因になっているからです。今から10年ほど前に、鹿児島の友人の家に遊びに行った時のことです。始めての鹿児島で池田湖から望む開聞岳、それから一番行きたかった西郷さんの銅像が立っている城山公園からの桜島。一度体験したかった指宿の砂風呂、そして夜は薩摩地鶏に焼酎で一杯と楽しい旅行でした。ただ一箇所だけを除いて、それは知覧特攻平和会館でした。

この特攻平和会館は、太平洋戦争末期の沖縄決戦において特攻という人類史上類のない作戦に関連した品を展示しています。その施設では爆弾搭載の飛行機もろとも肉弾となり、一機一艦の突撃を敢行した多くの特攻隊員の遺品や関係資料の展示することにより今日の平和日本があることに感謝し,特攻隊員のご遺徳を静かに回顧しながら再び日本に特攻隊をつくってはならないという情念で、貴重な遺品や資料をご遺族の方々のご理解ご協力と関係者の方々のご尽力によって公開されています。

その施設に案内され、建物の中に入ろうと駐車場から正門前のメインストリートに入ったとたん、頭が重くクラクラし身体のバランスが取れなくなり、吐き気までして来ました。そこで、友人には悪いと思いましたが、入らずに帰りました。その日は、風呂で頭を洗うまで頭重は抜けなかったことを記憶しています。

その後東京に帰って来て、偶然テレビで特攻平和会館の中を紹介している映像を見て知覧での体験に納得が行きました。会館の中は戦死された方の遺影やその方達が家族や友人に残した手紙などが展示されていました。いくら遺族の方々の理解があったにしろ、本人はどう思うのでしょう。私には、その遺品や資料が見せ物のように扱われているようで、悲しい気持ちになりました。特に遺影の展示は気になります。その浮かばれない思いが、その時は私に迫って来たのだと思います。

確かに当時の真の姿や遺品そして記録を後世に残し,恒久の平和を祈念することは意義のあることだとは思いますが、その展示の仕方を見直すことは出来ないのでしょうか。戦死された方の全てとは言いませんが、遺品や遺影は家族の元に帰りたがっているように感じますが皆さんはどう感じますか。