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心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
(左にあるブックマークの「創健整体治療室」から概要に飛びます)

妊娠ロボットって?

2025-08-21 10:52:57 | Weblog
中国のロボット工学起業家が、「妊娠ロボット」の開発をほぼ終え早ければ来年にも試作機を市販するという。中国では代理出産が違法とされているので、こんなことを考えたのか?このロボットは、ヒューマノイドロボットに妊娠チャンバー(人口子宮)を組み込み、妊娠期間を含め「自然な妊娠」を再現したいとのこと。人工子宮の中の胎児へ臍の緒に繋がるチューブを通して栄養を送るというもので、専門家からは「仮に出産まで至ったとしても、健康面や倫理面で多くのリスクがある」と警鐘を鳴らしているそうです。「ゲノム編集赤ちゃん」を誕生させた中国での「妊娠ロボット」開発。母親の愛情や温もりを感じることなく生まれて来た子供の精神面はどうなっているのでしょう。本当に恐ろしい発想だと感じます。

花が祝ってくれている!

2025-08-08 14:23:55 | Weblog
 私はこの世に存在するもの全てにおいて、何かしらの使命を持って生まれ存在していると考えています。
 
 そんなことを初めて考えさせられる出来事は、初めて子宝に恵まれて妻と赤ちゃんが病院から帰ってくる日の体験です。私は花束を買い求め、難産で大変な経験をした妻に少しでも喜んでもらおうとして花を花瓶にいけテーブルに飾った時のことです。

 整体の修行で手指の感覚が多少人より敏感になっていて、その手のひらで飾った花に気を入れてから病院に迎えに行こうと手をかざした時、手のひらに花から波のようにワ〜んワ〜んと波動を感じ、花が祝ってくれている感じが伝わり、なんだか嬉しくなったことを思い出します。

 花の使命は、いろんなシーンにおいて「祝い」「喜び」「癒し」「感動」などなどあると思いますが、その祝いの花からの意思を感じた貴重な体験でした。


偏り疲労

2025-08-01 14:46:06 | Weblog
 この世の中、自然から経済そして政治と偏り疲労が蓄積してバランスを崩し、悲鳴を上げているように見えますが、先ずは私達の体の偏り疲労について考えてみたいと思います。
 
 私達は職業やスポーツなど、頭ばっかり使う人や指ばっかり使って生活している人もいれば、また目ばっかり使っている人や、脚ばっかり使っている人もいます。このように偏った体の使い方をしていれば、偏って使われている部分に偏った疲労を来すのは当然のことです。そして改善しなければ、いずれ痛みなど色々な不調を起こします。
 
 私達は体を動かすときに筋肉を使いますが、その筋肉には大きく分けて自分で意識的に動かすことのできる随意筋(骨格筋=横紋筋)と意識的に動かすことの出来ない不随筋(内臓筋=平滑筋)に分けられます。
 
 そこで心臓や内臓など意識的に動かすことの出来ない不随筋ではなく、日常的に偏った使い方をしている骨格筋について考えたいと思います。骨格筋は骨に付着して体を動かしており、偏った使い方により筋肉の緊張のバランスが崩れ骨格の歪みを起こす結果になり、いずれ不調を来す原因になりかねません。
 
 私たちが日々健康に過ごすための第一の鍵は、偏り疲労をいかに処理するかに尽きると思います。それには是非、PSラインアクセスを役立てていただきたいと思うのです。

先達の言葉

2025-07-19 11:41:00 | Weblog
 人間は、その裡に生を全うする能力を持って生まれた。だから生まれたての子供でも、食べて飲み、栄養とすべきは吸収し、余分なものは排泄する。悪いものがあれば吐く、尿もすれば屁もする。
 この生まれながら持っている能力を自覚し発揮すれば、自ら生を全うすることができる。 
 健康法とか、治療法とか要るつもりになっているのは、知識に酔って生の感覚が鈍くなっているからだ。       
                         野口晴哉 『風声明語2』より

熱中症になった

2025-07-08 17:08:32 | Weblog
ここのところ梅雨明けとともに気温35度以上の猛暑が続いて居り、新聞テレビなどで熱中症の話題しきりですが、人ごとではなくだいぶ昔になりますが、家人が家の中で熱中症になってしまった体験を参考までに記しますので読んでくれれば幸甚に思います。

最初は、日中頭が少し痛い程度でしたが、夜中に頭痛と吐き気そして胃が重く(本人の感覚として、水分の含んだ高野豆腐が入っている様に重い感じがする。)生あくびが出てとにかくだるく気持ちが悪いと訴えていました。

最初は原因が良く分からず、とにかく重い胃に気を送り胃がグルグルと動き出したので次は頭に気を送ることにしました。頭の痛いところに手を当てると、こちらの手にもその痛みが伝わって来ます。治療の間、胃は楽になって来るのですがその他の症状はあまり変化はしませんでした。

これはちょっと尋常ではないと感じた家人は、フラフラしながらも自らネットで調べたところ「熱中症」の症状であることに気がつき、とにかく身体(両脇・後ろの首筋・ソケイ部)を冷やすことにしたところ、少しずつ症状が改善して行きました。それから体温計を買って来て計ったところ、37.4℃もまだあり不足している電解質と栄養補給するべく、DAKARAと栄養ドリンクを買って来て飲ませ安静にしていたところ、その日の夕方頃にはだいぶ回復して元気になってきました。

後で知ったのですが、中程度の熱中症(頭痛・嘔吐・倦怠感)になっていてそのまま気がつかずにいたらと、ゾッとしました。世間では、日常生活の中で高齢者が多く発症しているのにまさか、そんな年でもなく家の中に居て発症するとは思っても見ないことです。でも後で考えてみると、普段の睡眠不足と水分不足が原因で免疫力が低下していたことが引き金になったんですね。猛暑と熱帯夜がまだまだ続きますが、くれぐれも健康管理には気をつけてこの猛暑を元気に乗り切って下さい。

冷えたと思ったら

2025-07-03 10:30:59 | Weblog
梅雨明けの時期となり、連日最高気温30度越えという日が続いています。

こうなってくると、至る所でクーラーが作動し始め、冷え性の方にとって辛い環境になっていると思います。

職場でのクーラーだけではなく、これからは連日熱帯夜が続き、自宅でもクーラーなしでは安眠出来ない環境になります。そこでクーラーの弊害として夏風邪や神経痛、リューマチ風の筋肉痛、また脚がだるい、眼が痛む、お腹が痛い、腰が痛い、胸が痛い、頭が痛い、吐き気がするなどの症状の人が多くなります。

そんな時は、朝起きたら脚湯(膝がかくれるまで湯につける。いつもの温度より2~3度高めのお湯に4分。)をして、その後タオルで良く拭くといろいろな症状がなくなります。

そこで、自分が冷えているかどうかの判断法と解決法を紹介致します。こういう冷えている状態のときは足の第3、第4指間が狭くなっており、押すと過敏痛があります。そこを拡げるように押してから脚湯をすると更に効果があります。また、脚湯が時間的に難しいという人は、両足の各指と指の付け根(足の甲側)の押して痛いポイントを母指で数回ずつ指圧して下さい。効果が実感出来るでしょう。

発汗と、その処理

2025-06-26 14:52:36 | Weblog
 暑くなると汗が出るということは、体温を分散する自然の法則です。気候が暑くても、体を動かしても、心理的に気持ちが緊張しても、汗を出すことで体温を調節していて、いつも平温を保っています。また体が草臥れても、頭が疲れても、寝た時に汗が出て、それによって疲労を調整しているのです。このように、生き物は環境の変化に合わせる働きを意識しないうちにやっているのです。

 梅雨の時期は、寝ると首に汗をかき、明け方になって冷えるから、その汗を引っ込めやすいのです。首の汗を引っ込めると体に故障が起こる。例えば、咳がなかなか止まらないとか、手や足が痺れるとか、食欲の異常(食べ過ぎ、減退)とか、また、下痢が続くとか、風邪がなかなか抜けないというのも、首の迷走神経の緊張具合と関連のある胃袋の働きに変化が起こるからです。生理的に頭が疲れると、首に汗が出やすい体癖の人は、特にそうなりやすいが、そうでない人でも冷えのために疲れが抜けにくいのは梅雨の時期だけです。

 暑くなって空気が乾いてくると、自然に発散するので汗はたまりません。引っ込んでも、また出てきますから、冷えてもあまり影響は受けないのです。ところが空気の湿度が高いと発散できなくて溜まるのです。汗の発散は体温の調節が役目ですから、汗が余分にタラタラ流れているのは、汗、本来の姿ではないのです。冷えるのも、汗が溜まっているからです。

 最近は、部屋や自動車にクーラーを使うので風が直接首に来て冷やしてしまう。あるいは、自然の風に当たることも含めて冷えやすいのです。風呂から出て、すぐ扇風機に当たることは、脳溢血製造法です。その首の冷たくなった処を触ると普段より太くなっています。冷えると鈍ぶると硬く太くなってくる。それが冷えの特徴です。背骨など鈍くなって、押しても弾力がない。また心臓に異常を起こす人もあります。血圧に変化を起こし、血行変動を起こす人もあります。しかしこの時期は「汗が引っ込んだな」と思ったら、後頭骨と第一頚椎の間(頚上)を温めますと、ケロッと落ち着いてしまいます。温めると首に汗が出て良くなるのです。従って梅雨の時期の一番大事な問題は、首の汗の処理と、頚上を8分間、温めることです。

 夏になると、汗がドンドン出てきます。それは汗を出すことを必要とする環境になったからなのです。だから夏は汗がスラッと出れば、体に故障は起こさないが、出た汗を引っ込めれば、異常を起こす。

 そこで整体操法は、ただ汗が出にくい状態を調整して、自然に汗が出るようにすることが目標になります。梅雨の時期を越しても、胸椎5番の飛び出している人は、入梅時期と同じような状態が続きます。体がだるくなり、眠くなり、汗の発汗がスムースに出来なくなっているので、体もベタベタして風呂に入っても体が乾かないのです。

 体の調子が良くなったとか悪くなったとか言っている中に、季節の移り変わりがある。環境がその人の生存に適うよう移り変わったと見るべきで、それを操法や何かで他動的によくしたように考えるのは錯覚です。それを見極めておかないと、次の環境の変化に対処できません。

野口晴哉「風声明語2」より


笑顔は自然エネルギー

2025-06-17 17:22:26 | Weblog
ことばには、心や気そして魂など直接見ることの出来ないことばが古来から大切に使われて来ました。科学で証明出来ないことは非科学的なものとして角に追いやられて、そのような言葉を使うことすら誤解を招くのではないかと考えられて来た時代もありました。今は、いろんな書籍でそのことばを使ったタイトルを見かける様になり日常に使われるようになってきました。本来その目に見えないものこそ、大切であり大事にして行かなければならないことに目覚めはじめてきているように思います。
 
私達はよくまっさらな汚れの無い心でとか傷の無い真ん丸な魂でとか使いますが、本来魂とか心は喜びと幸せしか知らない状態で肉体に宿るのではと私は考えます。確かに、人間はこの世にやるべき使命を与えられそれに適した環境や両親を選び産まれて来るかもしれませんが、はじめからそんな使命を自覚して忘れず誕生する子供は稀だと思います。あらかじめ、神様に人生のアウトラインは敷かれているかもしれませんが、スタートラインに立った汚れの無いまっさらで傷の無い真ん丸な心と魂は、身体という肉体をまとい肉体をまとったからこそ、途中で傷つき汚れ敷かれたアウトラインから大幅にはみ出したりしながらも、軌道修正しながらゴールラインに向かって使命を全うしょうとします。

そしてその間、心や魂は本来持って産まれた感情以外の「恨み」「ねたみ」「つらみ」「怒り」「悲しみ」「不安」などの細かい傷で段々曇って来てものが見えずらくなり、大切な物を見落としてしまいがちです。
 
そんな心や魂に本来の姿に戻すには、自分自身喜びを感じることが一番と考えます。では、自分に取って本当の喜びとは何でしょう。それは、この世に生まれ一人一人支え合って生きている私達に取って相手に喜んでもらう、相手の役に立った。そう、相手の喜んでいる笑顔を見れた時自己満足では得られないそんな喜びの数万倍の幸福感を味わうことが出来るのです。相手が人ではなく、動植物の場合でも相手の喜びが感じられれば幸福感を味わうことができます。

しかし、すこし乱暴な極論になりますが何も存在しない無の世界に突然一人自分が置かれたとしたらどうでしょう。何も聞こえない、何も見えない、何も感じない、そんな世界です。人間の機能としての働きに、長い時間使われることの無い器官は退化して行くという廃動萎縮ということが起こって来ます。皆さんよく知っているところでは、足など骨折してギブスを一月間していてその後に骨が付いたのでギブスを取ったら、あまりにも足が細く成っていてビックリしたことが有ると思います、それも使っていなかったための廃動萎縮という現象です。

そんな無の世界はありえませんがもしもそんな無の世界で生命が長らえたとしても、その世界では目や鼻や耳だけでなく内臓など各器官の存在価値が無くなり消滅して行き肉体が無くなるかもしれませ。そして最後に目に見えない心や魂はどうなるのでしょうか、突然無の世界に置かれた心や魂は裡に向かいはじめはいろんな葛藤が生まれるでしょう、しかしその葛藤すら無意味と成り最後には消えはしなくとも停止するのではないでしょうか。そんな世界ではないこの世に生きている私達に取って、笑顔は生きて行くための自然エネルギーと言えるのではないでしょうか。


汗の内攻

2025-06-17 10:51:43 | Weblog
今日は朝から気温が高く、東京も最高気温34度の予報が出ています。全国の天気予報を見ると所々で早くも35度を超える真夏日となっている所が出てきました、そこで汗の内攻について記しますので参考にしていただければ、幸甚です。
汗には、尿では排泄出来ない老廃物や毒素が含まれています。外に出るはずだった汗が、行き場を失って内にこもるとこうした老廃物や毒素が身体の中で悪さをする。そこでいろいろな症状が出て来る。
これが、汗が身体の内側を攻める。「汗の内攻」です。

◎発汗の意味(体温調整・疲労調整)
汗をかくこと自体は悪いことではありません。むしろ、健康を保つためには大事な働きです。ただし、汗をかいたままにしておくと、いろいろな身体のトラブルにつながってしまいます。
子供によくある、あせもやアトピーの悪化など肌のトラブルの他、発汗機構が停止すると寒気が起こるし、汗が内攻すると必ず呼吸器に影響が起こり、そして泌尿器の方にも変調が起こることがある。また、急な内攻には下痢になる場合もある。

◎汗の内攻による徴候
1.だるい
2.手足が重い
3.皮膚が強張る
4.筋肉が痛む
5.呼吸が苦しくなる
6.身体がむくむ
7.妙に眠くなる
8.風邪を引く
9.胃が痛む

冬は、真向かいに風を受けるな。
(心臓に影響がある。)
夏は、背中の風に警戒しましょう。
(汗が内攻する。)

◎赤ちゃんは、大人の3倍近くも汗をかく。
汗が出る汗腺の数は、生まれながらに大人と同じ数ある。よって、大人に比べて赤ちゃんは皮膚の面積に対して汗腺の密度がとても高い。

◎汗の内攻の処理の仕方
内攻した汗を誘導するには、発熱することが一番。
方法として半身浴、脚湯でも足湯でもよい。中でも足湯をやった方が最後の汗まで出すことが出来る。

◎足湯
くるぶしがかくれるまでのお湯に足を入れて温める。
効能:喉の痛み、耳の痛み、歯の痛み、鼻つまり

◎脚湯
膝がかくれるまでのお湯に足を入れて温める。
効能:寝冷え、下痢

◎足湯、脚湯の要点
1.足湯も脚湯も入浴温度より2度高いのがよい。
2.最初の温度より冷めないようさし湯を用意すること。
3.4分~6分お湯に付け、片足だけ赤くならない時はよく拭いた後、その片方だけ2分追加する。
4.ポカンと落ち着いたホッとした気持ちでやるのが望ましい。


梅雨時の整体

2025-06-11 11:39:07 | Weblog
   暑くなると汗が出るのは、体温を分散する自然の法則です。
気候が暑くても、体を動かしても、心理的に気持ちが緊張して
も、汗を出すことで体は体温の調節をして、いつでも平温を保
っています。
 また、体がくたびれても、頭が疲れても、寝た時に汗が出て、
その疲労を調整しているのです。このように、生き物は環境の
変化に合わせる働きを意識しないでやっているのです。
 梅雨の時期は、寝ると首に汗をかき、明け方になって冷える
から、その汗を引き込みやすいのです。首の汗を引き込むと体
に故障が起こる。例えば咳がなかなか止まらないとか、手や足
の痺れ、食欲の異常(食べ過ぎ、減退)また下痢が続くとか、
風邪がなかなか抜けないのも、首の迷走神経の緊張具合と関連
のある胃の働きに変化が起こるからです。
 生理的に頭が疲れると、首に余分に汗が出やすい体癖の人は、
特にそうなりやすいが、そうでもない人でも冷えのために疲れ
が抜けにくいのは梅雨の時期だけです。
                        野口晴哉
 梅雨時期になると、一番影響を受けやすいのは泌尿器と呼吸器
です。普通でもあまり湿気が多いと蒸し暑く、息苦しく感じます。
 そんな蒸し暑い時は体を積極的に動かし、息苦しくだるい時は
深呼吸すると、そういう感じは薄らぎます。