心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
(左にあるブックマークの「創健整体治療室」から概要に飛びます)

骨格矯正しても保たない人

2016-11-30 15:40:00 | Weblog
私は全てにおいて、バランスに重点を置きます。それは体だけでなく、生活全般そして心にも言えます。実際、治療にあたりはじめに体全体のバランスを診させていただいております。私達の心身は、生活習慣においても心的原因でも骨格に微妙に痕跡を残し私達にメッセージを送っております。先ずは、その骨格のバランスを整えるため骨盤矯正を行います。そこで残った痕跡に焦点を絞り、その拗らせた原因を当人との会話で探って行きます。中には、本人も気ずいていない事柄が原因の時が多くあり驚くことしきりです。

ある患者さんも、ようやく原因がはっきりし的確な治療ができ症状も消え、結果的に骨格バランスも整い治療を終え、様子を見ようということで送り出しました。しかし、次の日に再び症状が現れ来室されました。原因がわかっていたので、症状を出すことをしなかったか聞きましたが、本人はそんなことはしていないとのこと。その日は、治療にて再び症状は消え安心して帰られました。そして2日後、再び電話がありました。あまりの短時間での再発で、別のところに原因があることは確かで、1つ気になる後頭部を診てみました。案の定、後頭部のラムダ縫合部の皮膚が摘めるぐらい弛んでいました。

このラムダ縫合部は、眠りに関連のある急処の一つです。1つの例ですが、頭頂部から下に撫でてみると、このラムダ縫合部に鍋を被った様に頭に縁が出来ている人がおります。そういう状態になっている場合は、夢を見る頭なんです。本人があまり意識していなくても、夢を見ている頭であることが多いです。そんな状態がかなり長く続いていて結果、眠りの質が良くない状態が続いている。その夢というのは、常に現実的で夢が覚めて「あ〜!夢でよかった」という疲れる夢が多いものです。これでは、本来疲れを取るための眠りが疲れを溜める眠りになり、疲労が蓄積してしまいます。鍋を被った様な頭の人の夢ですが、その様な頭で尚且つ後頭部が揃っている場合の人の夢は、予知夢のことがあります。

話は前に戻しますが、ラムダ縫合部の皮膚が摘める様になっている人は、2度寝3度寝をしている人です。こういう人は、目が覚めてもまた寝、目が覚めてもまた寝るということを繰り返している人です。その寝方をしている人は、感受性が鈍くなります。結果的に、効果を保たせることができにくく再び症状を繰り返すことになります。その対抗策として、布団の中で目が覚めたらそのまま寝ないで、いったん布団から出て何かすること(テレビを見るとか、本や新聞を読むとか)そして、眠くなったら再び布団に入り寝ること。これを1〜2週間続けることです。そうすることによって、後頭部が緊まって行きます。それを指導し、その患者さんの症状は安定して行きました。眠りの問題は、すごく大事なものです。目覚めの爽やかな朝を迎えたいものです。



感情的にショックを受けた人

2016-11-22 15:26:47 | Weblog
以前、お客様のペット(犬)が亡くなり意気消沈している時に治療に伺ったことがありました。そのショックは想像以上で、外に出ることも親しい人に会うことも亡くなったペットを思い出し辛くなるとのことで、亡くなった後数日は泣き続けたと言っておりました。

本当に感情的なショックを受けた人は、頭頂部(百会)がズブズブに弛んでしまい、穴が開いたみたいに凹んだ感じになっているものです。ですから、感情的に非常に激しいショックがあったという時に、頭頂部にズブズブした感じがあったら、それはその人にとって大きなことだったと考えなければなりません。他人から見て何でもないように見えている時でも、また自分には何でもないと思っていていたとしても、そこがズブズブの状態だったら、その人にとって大きなことだったと見なくてはなりません。

頭頂部(百会)はまた括約筋という体を緊めている筋肉とも、大変関係があります。例えば、痔になっている人は皆んなここにズブズブと弛緩した感じがあります。その他に、胃下垂・脱肛・子宮脱などの時にも、ズブズブな弛緩した感じがあったり、異常感があったりすることが多いです。

整体では、痔の治療の時に頭頂部(百会)にジーッと愉氣しますが、そうしているといぼ痔などはそれが入ってくる感じがあり、後で確認してみると中に入っていることが本当にあります。まさにそこは、緊まりを誘導するひとつの急所です。

一つの例ですが、失恋して頭頂部(百会)が弛んでいいたものが、順々にきちっとしだしたらそれは失恋の痛手からきちんと回復して来たという証です。ちなみにペットを亡くした方の頭頂部(百会)のズブズブの状況は、頭の調律と会話で徐々に回復して行き今では元気に元の生活に戻っております。



怒っている人

2016-11-19 12:57:30 | Weblog
だいぶ前になりますが、紹介で初診の中年の方が来室した時、何かただならぬ気配をその人から感じました。漫画で現すと、怒りで体から赤い炎がメラメラと燃えその炎の中で稲光がしているという感じでしょうか。

どうしましたかと尋ねますと、頭が痛いとのことでした。早速、頭を氣で診察してみましたら前頭部と側頭部そして後頭部に手を置いた時、私の手のひらにピリピリとする感じとともに針で刺される痛みを感じました。この針で刺されるような痛みは、怒りを持っている時の独特な症状です。そこで頭痛の原因は怒りと判断し、当人にそれとなく原因を聞いてみました。

実は昨日、仕事上で理不尽なことを言われ喧嘩になったとのことでした。よっぽど腹が立ったのでしょうね、本当にお腹が立っておりました。皆さん、怒りは頭で感じると思っている人がほとんどだと思っていると思いますが、実は身体中で感じているものです。中でもわかりやすいのは、本当に怒りを感じると、お腹の腹直筋というお臍の両側の縦に走っている筋肉の片方だけが、棒が立っているようにカチカチになります。実際に触ってみると、片方の側だけがやけに硬くなっております。他に、凄く怒っていたり、感情的な起伏が激しい状態の時、興奮状態の時に採血をしてみると、血液が黒く濁っているそうです。

話は戻りますが、原因がわかったので頭の愉氣をし怒りを沈め、最後に腹直筋の立っている同側の頭頂部のある部分を、中指を使いあるリズムで叩き腹直筋の緊張を取り除き治療を終えました。治療の後、原因は解消したわけではありませんが、何か気にならなくなってきたと言って帰って行きました。今でも、心に残る症例でした。



思考のすごい力

2016-11-16 16:21:13 | Weblog
30年ほど前に野口整体に出会い、氣の世界に心惹かれ見えないものの働きにこそ大切なものが隠されており、そのことを自覚して感謝の気持ちをそこに向け信頼関係を築くことで心身に劇的な変化を呼び起こすことを知る。
それから、手技療法一辺倒の技の治療から細胞(心身)への対話治療に方法が変わりました。
そして私の意識が変わってからの、体験と治療による患者さんとの経験から各細胞レベルで意識も知性も持っていて自ら行動をすると思っていたことが、細胞生物学者ブルース・リプトン氏によって証明されました。
彼は、遺伝子は分子でできた単なる設計図で、細胞や組織、器官を作るときに参照される図面にすぎない。遺伝子が設計図ならば、環境は建設業にあたる。建設業者は設計図を読み取り、必要な部分をうまく組み合わせ、責任を持って細胞を構築する。つまり環境こそが細胞の生命のあり方を左右する。そして何より、その細胞が環境を「認識」することによって、生命のメカニズムが動き始める。
まさに一つの細胞のあり方が、環境の認識いかんによって左右されるのなら、何十兆個もの細胞集団である人間もそれと同じはずだ。細胞一つの状態を決めるのが遺伝子でないように、私たちの人生も遺伝子が決めるのではない。細胞の状態は、細胞が環境からのシグナルに私たちがどのように反応するかによって決まる。環境が人生を後押しするのである。
そこで私たちは細胞(身体)の声を聞き、健康で幸せに暮らしてゆくために大切な、心のエネルギーの方向を切り替えて活力を生み出す肯定的な思考に向かうようにすること、かつエネルギーを浪費し消耗を誘うばかりの、常に付きまとう否定的な考えを排除することである。と彼は言っています。
そして、細胞の細胞膜こそが細胞の脳であり、細胞の生命をコントロールしていると断言しています。
私たちは、体調が思わしくないと日頃自分の体について不平不満を言います。そこで、細胞たちのことを考えてみてください。細胞たちは日頃不平不満など言わず、どんな時でも積極的に生存に適した環境を探し求め活動しているし、それが私たちの健康にも繋がっているのです。興味のある方はブルース・リプトン著PHP出版「思考のすごい力」をお勧めいたします。
そこで、健康の秘訣はと聞かれた時にいつも答える言葉を記しておきます。「健康の秘訣は、自分の体に感謝することと体との信頼関係を築くことである。」


草餅

2016-11-09 10:34:30 | Weblog
研修旅行の帰りに、岐阜の高島屋裏の柳ヶ瀬商店街の一角にある 和菓子のツバメヤで、抹茶プリンと草餅を買って来ました。今は、テレビ📺にも取材され人気が出て来ましたが、ずっと前よりここの国産よもぎをふんだんに使った草餅に魅せられて、機会あるごとに買い求めています。この色からもわかる様に 、よもぎが半端ではありません。美味しいです。


キャンプ料理

2016-11-06 10:33:15 | Weblog
先日、キャンプの様にマキで調理した料理が食べれる店「キャンプファイアーグリルアンドカフェザバンフ」に行ってきました。場所は自由が丘の東急ストアの斜め向かいのビルの2階に在ります。マキを燃料にして、野菜・肉・魚を調理してくれます。マキの香りが微かにして、昔キャンプで食べた料理の記憶が蘇る懐かしく美味しい料理でした。最後に食べた、秋刀魚ご飯美味しかったです。マスターいわく、季節によって変えるそうです。