心身徒然話

治療家から観た心身や日頃感じた事柄を書きとめました。
(左にあるブックマークの「創健整体治療室」から概要に飛びます)

不妊の原因

2009-05-29 09:50:51 | Weblog
5月18日の朝日新聞に「妊娠に向けてできること」という記事がありました。それには身体には実年齢とは別に、血管年齢があるように卵巣にも年齢があり、それは「卵巣予備能検査」と言って大学病院や不妊治療専門クリニックなどで受けられると紹介しておりました。

卵巣年齢が30代前半なら、2~3年は自然妊娠を期待して様子を見てもいい。30代後半以上であれば、本格的な不妊治療を考えてみはと、NPO「日本不妊予防協会」理事長を務める久保春海氏(東邦大学名誉教授)が指摘しておりました。

そこで妊娠しにくくなる要因として、やせすぎや肥満、喫煙、過度の飲食そしてストレスなどは良く上げられていますが、現代では「冷え」が大きな要因の一つになっていると考えます。

流通網や生産技術の発達により食べ物に季節感が無くなり冬でもアイスクリームや夏の果物が手軽に食べられるようになって来ました。それから、冷房の普及そしてフアッション面で特に気になることは、女子高校生の制服の極端に短いスカートです。その格好でみんな真冬でも生活しており、見ているだけで寒気がします。

私の田舎(青森)では昔、冬に成るとスカートからズボンに制服が衣替えしていました。あの衣替えの習慣は今どうなっているのかわ分かりませんが、身体に優しい素晴らしい習慣だと思います。

冷やすことにより、血行が悪くなり、子宮や卵巣の機能が低下し、しいては生殖器の病気に成りかねません。まさに今の若い女子生徒は将来の不妊予備軍と言えるのではないでしょうか。



地産地消

2009-05-25 10:08:41 | Weblog
今、日本の穀物自給率が40%を割ってアメリカを初め各国で代替え燃料として、トウモロコシなどに米や麦などが変わって作られ始めたため、食料および飼料栽培が激減しています。

しかも、地球温暖化などによって穀物の不作が、世界各地で深刻化しています。

日本の食品メーカーは、海外から穀物を大量に安価に仕入れて、大量に製造していますが、という形の中では、この世界の穀物不足の影響から逃れることができないと思います。

そのような現状の中、今こそ日本ほんらいの食生活を見直すチャンスではないでしょうか。そこで、「地産地消」を考えてみたいと思います。

地産地消とは、地域で生産された農作物を初めとする食品やその他の元産品を、地元で消費するというものです。

よく地方で開催されている朝市のように、消費者と生産者とが直接ふれあうことの出来る対面コミュニケーション効果もあって、消費者の「地場農産物」への愛着心や安心感が深まります。

それが、地場農産物の消費を拡大し、ひいては地元の農業を応援することになります。さらに高齢者を含めて地元農家を活性化させ、農地の荒廃や捨て作りを防ぐことにもなります。

結局、地場農家を活性化させ、日本型食生活や食文化が守られ、食料自給率を高めることになります。

そして、なにより健康面で考えると、戦後急激に変化した欧米型の食生活を日本本来の食生活に戻すことにより、生活習慣病といわれる数々の病気が改善されて行くと思われます。

やはり、いろいろな意味で日本人に合った生活習慣をもう一度見直して見る好機が来ているのではないでしょうか。



やはり身体は温かい方が良い。

2009-05-21 10:56:39 | Weblog
皆さんご存じですか?
さまざまな臓器に出来るガンですが、 出来にくい臓器があることを、それは心臓です。

そのわけは二つほど有り、 一つは細胞分裂したり、増殖の能力のない特殊な細胞で出来ている横紋筋で 成り立っていること。

二つは、他の臓器に比べると高温で常に温度は40度ほどに保たれていて、
熱に弱いガン細胞は心臓を襲うことが出来ず、侵入したとしても育つことの難しい環境に あることです。

そこで夏に向かい蒸し暑い日が続いていますが、冷たいものの摂り過ぎに注意していますか。 クーラーによる冷えすぎに気をつけていますか。

身体を冷やすことは、内臓も冷えて免疫能力の低下や自律神経のバランスの乱れを招きそして夏バテを招きます。 女性の方は、生理不順の原因にもなります。

なるべく水は常温そして食べ物は温かいものを摂り、暑いときは汗をかきましょう。 それが自然の理にかなった過ごし方です。

ちょっと下腹部に手を当てて見て下さい。冷たくはないですか?

そんな方には、朝一番のコップ一杯の白湯飲みをお進めいたします。白湯の温度は50度から60度の間ぐらいが適度です。それを、5分から10分ほど掛けてゆっくり飲みます。身体が芯から温まる感じが実感出来るでしょう。

私も毎朝飲んでいますが、これには、他に便通が良くなると言う効能があるようです。是非お試し下さい。



冷え

2009-05-18 10:02:28 | Weblog
今日は、東京で最高気温27度という気温になるそうです。

こうなってくると、至る所でクーラーが作動し始め冷え性の方にとって辛い環境となります。

またクーラーとは別に、これからは夜寝る頃暑く、明け方冷える時期になり、夏風邪や神経痛、リューマチ風の筋肉痛、また脚がだるい、眼が痛む、お腹が痛い、腰が痛い、胸が痛い、頭が痛い、吐き気がするなどの症状の人が多くなります。

そんな時は、朝起きたら脚湯(膝がかくれるまで湯につける。いつもの温度より2~3度高めのお湯に4分。)をして、その後タオルで良く拭くといろいろな症状がなくなります。

またクーラーの強い部屋に長く居たときなども同じで、こういう状態のときは足の第3、第4指間が狭くなっており、押すと過敏痛があります。そこを拡げるように押してから脚湯をすると更に効果があります。



心身一如

2009-05-14 10:16:26 | Weblog
最近また、横綱のモラルの欠如報道がなされていますが、いままで何度も忠告を受けているにもかかわらず反省が無い横綱にはつくづく驚かされます。

外人である横綱に、日本の国技である 相撲の何たるかを納得出来るように教育出来なかった、協会ならびに親方の責任が問われているようです。

相撲の世界では「心技体」という言葉があるように、私達には「心身一如」という言葉が有り、もう一度考えてみたいと思う。

ここに野口晴哉氏の言葉を紹介いたします。

病の元は
人間の無意識の中にある劣等感と
無意識の中にある不安感である。


対処法として。

1.日に三度、楽しい空想に浸ること。

2.拘らず 怠けず 欲張らず 気どらず 惑わず 慎みて

 日々、楽々悠々朗らかに暮らしましょう。

まさに、これにつきると思います。心と身体を分けて人間を論ずることは出来ません。
よく言われている言葉ですが、「健全なる精神に健全なる肉体が宿り、健全なる肉体に健全なる精神が宿る。」これは言えると思います。

今回紹介した対処法を実践し、免疫力を高め日々朗らかに暮らして行きたいものです。



創健整体勉強会

2009-05-11 09:25:34 | Weblog
●無意識(錐体外路系)の体操
身体の動きには大きく分けて二通りの動きがあります。
無意識に動かす動き(錐体路系)と無意識に動いている動き(錐体外路系)で、これは私達の生命を維持する働きの大部分を司っており、
内蔵などの無意識の働きなどはこの良い例です。

その無意識の働きをもっと活発にし、自然治癒能力を高め元気溌剌とした生活を取り戻すための体操が「無意識の体操」です。
基本的には畳の部屋で正座で出来るため場所も取りませんし、
お年寄りから子どもまで出来る優しい体操です。
この体操を身に付け健康的な生活を送りませんか。

● 骨盤の歪みリセット体操
私たちにとって骨盤は家でいえば土台と同じといえます。
その土台が傾いたり崩れたら家は崩壊してしまいます。
体もバランスを取るためいろんな処に歪みが現れ、それが元で体調を壊したり痛みを感じたりします。
そこで、自分で出来るリセット体操で安定した骨盤をキープしませんか。

●氣功の練習
氣は誰でも持っている能力で特別なものではありません。
訓練しだいで誰でも自分や家族の健康管理に使えるようになります。
「手当」と言う言葉があるように昔から無意識に使っていました。
もし、急に子どもがお腹が痛いとかいったらお母さんは本能的に自分の手を子どものお腹に当てているでしょう。

非常に原始的なものですが、
その手に氣を込めることによりその子どもの本来持っている能力に感応してお腹の痛みを快復に導きます。
お互いに持っている能力を高めて家族の健康維持に役立ててみませんか。

◎注意事項
1. 無意識の体操に関して、身体に異物(金属・ペースメーカーなど人工の物、歯の金属は大丈夫です。)が入っている人は身体が異物として認識し体外へ出そうと働き出しますのでこの体操はお進めできません。
(コンタクトは外してください。)
2. 服装は動きやすい服装でお越し下さい。
3. 集中力が要り静かな環境が必要ですので、小学生以下の参加はご遠慮ください。
4.汗を拭いたり、うつぶせの時に使用するタオルかハンカチをご用意ください。

日 時:5月17日【日曜日】 午後2時~約2時間
場  所:創健整体治療室
    東京都目黒区祐天寺2-12-19-403
        TEL 03(3760)2797
参 加 費 用:2、000円(当時受付)
定 員:10名限定 予約受付中
連  絡  先:創健整体治療室(東京都目黒区祐天寺2-12-19-402)
        TEL03(3760)2797
        E-mail:soken@s-o-y-a.com
交     通:東急東横線「祐天寺駅」徒歩1分
交     通:東急バス 三軒茶屋・JR目黒循環
        祐天寺駅下車1分
   
当治療室へのアクセス

●東急東横線でのご来室
 ホームより階段を下り、改札を出て右手のロータリーに出てください。
 前方斜め右にマクドナルドが見えます。
 その右並びの1階に本屋さんの入っているビルがあります。
 そのビルの4階に創健整体治療室がございます。
 ビルの右奥にエレベーターがございますので、そちらからお入りください。

●東急バスでのご来室
 祐天寺駅には、三軒茶屋―JR目黒循環の東急バスがございます。

●お車でのご来室
 当治療室には駐車スペースはありませんが、当ビルの右隣りが有料駐車場で
 すのでそちらに止めることが出来ます。     
 その他にも周りにはいくつか有料駐車場がございますので、比較的便利です。



眠り(6)

2009-05-08 09:53:23 | Weblog
10.下腹部を温めて眠ること。

お腹が冷えていても睡眠の妨げになります。下腹部が「虚」していると、気が上昇してうつうつとなり、どうでもよいことが気になりいつまでも考え続け、いつのまにか夜が明けてしまったということがあります。また、寝ていても眠りが浅く、とりとめもない夢をたくさん見て、寝覚めも悪く、そして、いくら寝ても眠り足りないような感じが抜けないということもあります。

このような場合には、下腹部を十分に温める必要があります。温めることによって、「虚」してしまった丹田の気をもう一度充実させるのです。

温める方法として、一番簡単で効果のある方法は、焼き塩で温める方法です。お茶碗一杯位の荒塩をフライパンで煎ります。そして、麻か木綿の袋(すぐ手に入らなければ、枕カバーを使って下さい。)に入れて、タオルを何枚か重ねて熱さを調整しながらお腹の上に乗せます。なお、以前紹介した「こんにゃく療法」でもよいでしょう。

11.首を温めてねむること。

首が凝っていてもよく眠れません。寝る前によく首の凝りを取っておくと良いのですが、それが面倒くさいという人は、ホット枕を作って首の後ろに置いて寝るのも良い方法です。

先に述べた焼き塩の袋やこんにゃくを使用するのも良いでしょう。

また、お腹と首を両方一緒に温めてもかまいません。とても気持ちよく幸せな気分で就寝することが出来ます。

12.胃腸を休ませること。

お腹一杯になると眠くなります。これは、胃腸の方に血液が流れて脳の方に行かなくなるためです。

それではお腹が一杯なら良く眠れるかというとそうではありません。お腹が一杯だとだるくなって横になりたくなりそのまま寝てしまうこともあります。この場合は実は熟睡してはいません。熟睡するには、脳だけではなく内蔵も休ませることが必要です。

生物はなぜ眠るかというと、それは内蔵を休めるためだといわれます。そのためには、昼食を多めにして夕食を少なく軽くする。あるいは、夕食を早めに消化の良いものを少なめにとるという工夫が必要です。

けれども、お腹がすいて眠れないという場合があります。その時は、ホットミルクやヨーグルトなどの乳製品を少量とると良いといわれています。

牛乳や乳製品には、イライラを鎮めるカルシウムや睡眠に重要な働きをするトリプトファンという物質が豊富に含まれているからです。しかしながら、乳製品に対しアレルギーのある人や、肥満を気にしている方は、カモミールティーあるいは、くこ茶などを飲んでみるのも良いでしょう。

参考資料「生活習慣予防士テキスト」



眠り(5)

2009-05-01 11:06:00 | Weblog
6. 寝付きの悪い時。

何もこれといって心配ごともないのに、なかなか寝付くことが出来なく、そのうち眠れないことが心配事になり本当に眠れなくなることがあります。

眠れないことを心配せず、ただ横になりましょう。ただ横になるだけでも十分、体も頭も心も休まるものです。

眠れないことに気をとらわれることなく、「眠れなくても別に大丈夫」と気楽に考えていると自然に寝てしまうものです。

7. それでも眠れない時。

いったん眠ることから気持ちを放し、起きてテレビを見たり読みかけの本を読んだり「せっかくだから、時間を有効に使おう」と言うように意識の転換をしてみましょう。

いったん眠りから意識を別の方向にずらすことにより気持ちがリラックスしてそのうち眠くなるものです。また眠れなくても次の夜は、体の疲れで眠れるものです。

8. 心配事があってどうしても眠れない時。

大変な心配事を抱えて、いても立ってもいられなく眠るどころではないことも時にはあるものです。

呑気な人は、まずは一眠りして明日考えようとするのでしょうが、普通はそうはいきません。そんな時は、酒や睡眠薬に頼ってしまいがちです。

そういう場合は、まずその心配事を解決しなくてはなりません。しかし、いとも簡単に解決できるなら眠れないほど悩むことはありませんが、どうにもならない心配事でもきちんと一度整理することは出来るはずです。

まずは、心に浮かぶことを全部ノートに書き留めてみましょう。そして、昼のうちに信頼出来る人に聞いてもらいましょう。それでたとえ解決出来なくても、どうすればよいか道筋が見えて来て、心の葛藤も整理されてきてだんだん眠れるようになるものです。

9. 足の火照りや冷えでどうしても眠れない人。

よく足の裏が火照って眠れないと言う人がおります。それは、足の裏の血行が悪くてかえって火照っているためです。

それとは反対に、足が冷えて眠れないと言う人もおります。これも足の血行が悪いためで、そういう人には足湯をお進めします。

足湯は寝る前が良く、お風呂に入るのでしたら足湯する1時間前に入っておき、その後外気に体を慣らし寝る寸前に足湯をすると良いでしょう。

お湯の温度は少し熱く感じるぐらいの温度(入浴温度より2度高め)が良く、足のくるぶしが隠れるぐらいにお湯につかるようにして冷めないように差し湯をしながら4分~6分つけ、いったん足を出し片方だけ赤くならない時は良く拭いた後、その片足だけ2分追加する。それでたいがいは朝まで眠れるはずです。

参考資料「生活習慣予防士テキスト」