
何でも順位付けして需要と消費を煽る昨今、
移動者(異動者)の多い関東・関西圏だからこそ成立しているのが「住みたい街ランキング」。
引越が比較的多い都市部で、こういったランキング集計を行うのは生活者の移動需要を惹起しようとする不動産業界の思惑ってことは云うまでもありません。
上位にランクインする街は個人のニーズを反映することなく一人歩きするブランドイメージを構築してしまう作為(今でいうステマ)そのものです...
流行に流されやすい方は気をつけてくださいねb
と云いつつも、住みたい街上位に位置する吉祥寺で見つけたお店のお話。
都心から離れている割にブランド化された街の代表格でしょうか、普段使いの我が家としては週末の混雑は目に余る光景で、タイミングが悪いとランチ難民になってしまうことしばしば。
そんな時、ブランドイメージなど一切気にならない、気にしてない良心的な店に遭遇すると嬉しいものです。
井之頭公園の出口から間もなく目に飛び込んできたのが、『500円ランチ』の看板。
土日祝日に関係なくワンコインランチを提供しているものの、メインは夜の時間帯らしき『すずめのおやど』という居酒屋さんでランチにしました。
少々薄暗い店内、テーブル・座敷・カウンターと様々な席スタイルがレイアウトされ、広々とした空間に時を同じくして500円に惹かれたお客が次から次へと入店してきました。
店名が「すずめのおやど」というだけに、
席の上から吊るされた木片を叩くとスタッフが飛んでくるシステムのようです(普通に声をかけましたが:笑)
で、毎日替わるランチ自慢と称して...
・日替わり定食
・欲張り定食
・お魚定食
・お任せ海鮮丼
・生姜焼き定食
とホントにワンコイン(税抜)で提供するランチメニューでした。
以下、順次書き留めていきますb
<お魚定食>
お魚定食を注文したところ、
・ご飯(十穀米に変更可能)
・味噌汁
・鯵の南蛮浸け
・小鉢
・サラダ
・お新香
・プチデザート(グレープフルーツ)
と品揃え豊富。
量・質とも申し分なく、手間隙・栄養バランス・価格を考慮したら、十分満足できる味わいです。
安さだけを求めて入店したとしても、二度美味しい昼ごはんかもしれません。
(2014年7月13日)
<妻|日替わり定食:豚角煮>
吉祥寺というワードには似つかない、決してオシャレな店ではないかもしれません...
ですが、手間隙や栄養バランスを考えた低価格路線のランチ定食は有難いもてなし。
<私:お魚定食>
個人的にはカリッと挙げた竜田揚げ風の白身魚と具沢山の味噌汁が好みの味わい。
夫婦合わせて1,000円ちょっとの支払に申し訳なく思いつつ、今回も満足度の高い昼ごはんでした。
(2015年5月)
<欲張り定食>
退院後のリハビリを兼ねて一人ランチ行脚。
行動範囲の狭い病棟生活が長かったせいか、思った以上にカラダはナマリ、一度電車に乗って職場に向かおうものなら、もう疲労困憊。
ギプスを付けたり、松葉杖でもついてない限りは気遣ってくれる世の中ではないのが悲しいですね。
一人メシとしは云え、なるべく罪悪感の少ない食事にしよう過去ログから洗い出して『すずめのおやど』で昼ごはんに。
約3年ぶりながら、吉祥寺という場所に似つかないランチメニューは550円からと良心的で常連客風情の方々で店内は満席状態。
過去2回「お魚定食」しか食べたことがなかったので、「欲張り定食」で攻めたところ御覧の欲張りっぷりでした。
・十穀米ごはん
・野菜サラダ
・味噌汁
・香物
・ソーメン
・ミートボール
・バナナ
・鶏唐揚げ半身
・出汁巻玉子焼き
・お刺身盛り
・キクラゲ
・蒸しホタテ
昨晩の「残りモノ感」は否めず、抜きん出た逸品はないものの、少しずつオカズを摘まむとココロもオナカも満たされますね。
(2018年6月1日)

<欲張り定食>
徐々に体調が回復し、久しぶりに妻と寄ったところ店内満席の繁盛ぶり。
ランチメニューも550円からと良心的なにも相変わらずといったところ。
・白米ごはん
・味噌汁
・香物
・バナナ
・冷しうどん
・焼き魚
・鶏唐揚げ半身
・出汁巻玉子焼き
・お刺身盛り
・海鮮和え物
・煮魚
前回と同じく「欲張り定食」を注文すると、どれもメインであって一つ一つ味わい深く、美味しくいただきました。
(2018年9月24日)
<焼き鳥盛り合わせ>
何だか申し訳ないので...
日を改めて夜の時間帯にも足を運んだところ、期待を裏切らないお料理でした。
<海鮮チヂミ>(2018年10月27日)
残念ながら2019年2月末に閉店してしまったようです...残念orz