

(先月まで遡りますが...)稲城市[大丸用水]に“アジサイ散策”で出かけた時のこと。

実のところ、アジサイが咲くエリアを容易く見つけることができず、何か情報を得ようと
立ち寄ったのがJR[稲城長沼駅]高架下の「いなぎ発信基地ペアテラス」という稲城市の観光情報拠点。
(以下、ペアテラス)

▲サイズは当時のアニメーション設定の5分の1
ここで目を引くのがガンダムとシャア専用ザク(以下、シャアザク)の
高さ3.6メートルものモニュメント像。
あまりにも唐突な感じがすると思いますが...
リアルロボットアニメ「機動戦士ガンダム」のシリーズに登場する数々のメカを手掛けた
“メカニックデザイナー”こと大河原邦男氏の出身地が、ここ稲城市。

▲「メカニックデザイナー大河原邦男プロジェクト」のキービジュアル
彼の数々の功績と知名度に肖り、市は「大河原邦男プロジェクト」と銘打って
作品をまちづくりに活かす一つとして、ペアテラスのオープンに合わせて
2体の像を整備したそうです。
1979年の初放映から37年、
ガンダム一つとってもデザインは時代と共に洗練されてきました。
モニュメント制作を監修した大河原氏の話によると、
今回はアニメ初期の骨太なものに原点回帰したとのこと。
決して“今風”のデザインではないですね(笑)


▲材質は繊維強化プラスチックで、重量感と質感は迫力十分w

▲特にシャアザクのガッシリとした太ももがお気に入りだとかw

▲2011年の市制施行40周年時に誕生した市のイメージキャラクター「稲城なしのすけ」とハロw

▲緑の焼きカレーパンと梨のソフトクリーム
高架下のペアテラスでは地域情報を掲載したパンフレットが陳列し、
稲城特産の梨で作った飴・焼き菓子・ソフトクリームの他、地元商店の逸品を販売しており、
2体のモニュメントを見上げながらゆったりできるスペースがあり申し分ない設えでした。

更に遡ること4月下旬の[除幕式]には1,000人を越える人々が集まり、
生まれも育ちも現在も稲城市の大河原氏としては地元に恩返しができたようです。

▲声優の古谷徹(アムロ)と池田秀一(シャア)、大河原氏3人のトークイベントには皆が熱狂w
しかしながら...モニュメント以外は“だだっ広い”だけの駅前。
何だか悲しいキモチになるほど、6月のあの日は閑散としていました...

稲城市はここから地域の情報発信をして、子供や家族にとって魅力的な生き生きとした
“まちづくり”を推し進めるということで、
学生たちが夏休みに入った最初の今週末は駅前でイベントが開催され、少しホッとしました。
今後もモニュメントやガンダム好きに囚われることなく、広い駅前等を有効に使って
ヒトを集める魅力的なイベントプログラムの開催を考案してほしいもの。
稲城市職員の今後の手腕に期待しています。
【過去の記事より...こちらは等身大w】

*[18mのガンダム立像に3Dプロジェクションマッ ピング投影@ダイバーシティ東京 / つけ麺 『久臨』]
初期のガンダム
確かに今時のデザインではないですが
今も親しまれてますね
緑の焼きカレーパンはヨモギか何かの
色素なんでしょうか、面白いですね
像の全体バランスを遠目に見ると...腿が短い気がしますが、そこは御大将が監修なので文句言えません(笑)
緑のカレーパンの件ですが、ホウレンソウを生地に練り込み、野菜メインの揚げではなく“焼き”パンです。
もう一種の赤の揚げカレーパン=シャア専用があったので、恐らく量産型を表す緑色のパンも作ったんだと思います。