副田本道の「平和維新」

私の夢:「平和維新」を世界の共通語にすること。

世界中の金持ちを相手にしたら良いですよ

2009-04-10 18:26:36 | Weblog
一粒万倍日 来訪者様に感謝。
ブログ「RPE Journal」の紹介です。
発行者 北野 幸伯様に感謝。

ここに書かれていることは、
松藤民輔(まつふじたみすけ)さんも同じように言っています。

「世界中の金持ちを相手にしたら良いですよ。」

なぜそうしなかったのか。

知っている方が、教えなかっただけ。自己責任。
世界の工場(太ったブタ)。おいしかった日本の味。
しかし、二度と食いたくない。舌が肥えたから。

日本は食いつぶした。アメリカも食いつぶした。
さて、育てるブタは中国にしよう。

中国を世界の覇権国にしたい。
SDRを使え。G2を使え。NESARAを使え。

さあて「天の神さまが許しますかね」

紹介の記事はここから。
送信者: "mag2 0000012950" <mailmag@mag2.com>
件名 : 【RPE】日本の行く道
日時 : 2009年4月10日 5:08

=== RPE Journal===================================================
       ロシア政治経済ジャーナル No.580
                         2009/4/10号
================================================================
★日本の行く道


全世界のRPE読者の皆さまこんにちは!

いつもありがとうございます。

北野です。

読者の皆さまが健康で幸せで豊かでありますように!



さて、北野の大恩人M先生の本がついに発売になります。

本の内容は、

・今の仕事をつづけながら
・職種に関係なく
・上司にあれこれいわれることなく
・わずかな時間を活用し
・ノーリスク・ノーコストで
・副収入を得る

ための本です。

ただし、株・FX・不動産・インターネットビジネスではありません。

北野とM先生の出会い、本の詳細については、5分前に届いた
「M先生の秘密」をご一読ください。

その正体に、皆さまも驚愕されることでしょう。

そして、私(北野)自身についても腑に落ちることと思います。

(●本は売り切れが予想されます。お早い入手を)



では本題。

「100年に一度の危機」がつづいています。

しかし、日本はこの危機がはじまるずっと前から「アイデンティテ
ィークライシス」にいるようです。

自国のポジションが見つけられないのです。

70年代、日本は「世界の工場」になりました。

80年代、日本は世界一の経済大国。「ジャパン アズ NO1」
の時代が到来しました。

90年代、バブル崩壊、「暗黒の10年」

「安かろう悪かろう」の中国が、日本を猛追していきます。

00年代、中国が文句なしの「世界の工場」になってしまいました。

そして、今回の危機が起こるまで世界経済はわずか二国でまわ
るようになったのです。


1、金融のアメリカ
2、世界の工場中国


自国のポジションを決められない日本は、相変わらず「アメリカを
マネしましょう」とバカなことを考えはじめていました。

そう、「アメリカを見習って『金融立国』になりましょう」というので
す。

私は06年、「ぶった斬り日本問題」(「隷属国家日本の岐路」の元)
の中で


「アメリカが『金融立国』でいられるのは、ドルが基軸通貨だから
だ。

円はローカル通貨なので、アメリカのマネをすれば必ず滅びる」



と主張していました。

そしたら、金融危機が起こって米投資銀行大手は全部破綻。

「金融立国」というモデル自体の存続があやしくなってきた。


よかったですよ。

日本が「亡国の金融立国」になる前に危機が起こって。


では日本のポジションはどうなるの?

金融ではアメリカにかなわず、製造業では中国にかなわない。

いったいどうすれば??

私は、「人類の富の90%は10%の富裕層が握っている。残りの10
%を90%がわけあっている。

10%の富裕層は中国製品を買わないので、日本はこの「富裕層」
をターゲットに商売をしましょう」と主張しています。


いろいろ批判もありますが、おもなものは二つ。


1、1億2000万人を、「富裕層むけの高級品生産」だけで食わせ
ることはできない

かならずこういう「極論」をいう人がでてくるものです。

私は、「日本人1億2000万人が高級品を作りましょう」と主張して
いるわけではありません。

アメリカは「金融立国だ」といいますが、3億人が「ウォール街」で
仕事をしているのでしょうか?

ロシアは「資源大国だ」といいますが1億4000万人が「石油・ガス」
業界とかかわっているのでしょうか?

私の主張は、


「世界最大の借金大国アメリカのマネをし、国策として『金融立
国』を目指し、(アメリカがやったように)製造業を捨て去るのはや
めましょう」


ということ。

そして、


「人件費20分の1の中国と「安売り競争」をするのはバカげている。

中国は一般大衆がターゲットなので、日本はリッチ層をターゲット
にしましょう」


ということです。

別に、国民全員が高級品生産工場で働くわけではありません。

ただ国のポジションと進むべき方向性の話をしているのです。



2、不景気になれば、「高級品」は売れなくなるのでは?

これは、富裕層のライフスタイルを知らない人々の意見でしょう。

第1に、真の富裕層は、今回の危機でも影響を受けていません。

雑誌・テレビでは、「あの有名人も経済危機で」なんて報道ばかりす
る。

しかし、「経済危機でも全然平気」な人たちの報道はなかなかしませ
ん。

それで、「富裕層も相当影響受けているだろうな」と勘違いしてしまう
のです。



第2に、ライフスタイルはクセになるので、危機が起こっても変えられ
ない

たとえば富裕層の人々は、「体にいい食べ物」を選ぶことが多いです。

そういう生活に慣れた人が、「経済危機が深刻だから、白菜は日本
製をやめて中国製にしましょう」とはならないのです。



最近、こんな記事を見つけました。




<100年一度の不況どこ吹く風 売れまくる「フェラーリ」

4月7日20時5分配信 J-CASTニュース

 不況で輸入車の販売台数が軒並み大幅に落ち込む中、超高級スポ
ーツカー「フェラーリ」は絶好調だ。

日本自動車輸入組合が発表した2008年度の新規登録台数は前年比
30.2%増、09年3月を見ても前年同月の倍と大幅にアップしている。
売れる秘けつは、揺るがない「ブランド力」にある。>





どうですか、これ?

「富裕層も危機に陥っている」「富裕層も危機で生活を質素にしている」
のなら、こんな結果になるでしょうか?

これらの事実をふまえて、もう一度日本が進むべき道を復習してみる
ことにしましょう。

「隷属国家日本の岐路」(→ http://tinyurl.com/6zcszc  )
から抜粋します。


▼世界の富は「偏在」(かたよって存在する)している


まず、世の中の構造を理解するところからはじめます。

この世界には約65億の人がいる。

そして、ものすごい話があります。


「世界の90%の富は10%の人が握っている。そして、残り90%の人が
10%の富をわけあっている」


これは、大ベストセラー「金持ち父さん 貧乏父さん」
(→ http://tinyurl.com/8xjq9 )←名著です。

の著者ロバート・キヨサキさんの師匠(いわゆる金持ち父さん)が常々
いっていたこと。

はたしてこれは事実なのでしょうか?

どうもそのようです。

わかりやすい例をあげます。

野球の2軍選手、1軍選手、スター選手では、「年収が1桁ずつ違う」と
いっても反論は出ないでしょう。

例えば、2軍は500万円、1軍は5000万円、スター選手は5億円。

「まあ、そんなところだろう」

ここで少し立ち止まり、この事実を考えてみましょう。

スター選手は、2軍選手の100年分の金を1年で稼いでいる。
                ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

普段は気にしないことですが、これはものすごいことではないですか?

スター選手は、2軍選手の100倍金を使えるのです。

つまり、2軍選手が100万円の車を買うのと、スター選手が1億円の車
を買うのは、同じ感覚ということになります。

ビジネス界でもスポーツ界でも芸能界でも、トップ1%は大富豪、トップ
10%は金持ち、そして残りはなんとか生活していけるレベル。

どうもこれが事実らしい。

「今すぐ税の累進性を強化して、貧富の差をなくさなければ」という話を
しているのではありません。 

世界にはありあまるお金を持つ人が10%、約6億5000万人いる。

彼らは世界の富の90%を握っているという現実がある。

ところでありあまるお金を持つ人は、中国製品を買わないですね。

私がいいたいのは、日本は世界にいる金持ちをターゲットに商売をし
ていけばいいということ。


▼薄利多売信仰からの脱却


日本が、中国・韓国と戦う、あるいは戦わずに勝つ道はあるのでしょ
うか?

そのためには、ある信仰から抜け出す必要がある。

そう、「薄利多売信仰」から脱却すること。

「事業をとおして世界を繁栄させる」という考えは、松下幸之助さんに
代表される日本経営者の根本理念。

同氏は著書

「私の行き方考え方」
(→ http://tinyurl.com/8bckq )←これも名著です。


の中で、メーカーの役割について以下のように書いています。



「生産者の使命は貴重なる生活物資を、水道の水のごとく無尽蔵た
らしめることである。

いかに貴重なるものでも量を多くして、無代に等しい価格をもって提
供することにある。かくしてこそ貧は除かれていく」



つまり、生産者の使命は、


第1に超大量生産し、

第2にそれにより価格を下げ、

第3に貧困を世界からなくすことだと。



もちろん尊い使命感です。

しかし、この役割は中国がひきついだといってよいでしょう。

100円ショップにいけばわかります。

このような使命感があるため、日本企業は、大量生産し安く供給す
ることにこだわります。

しかし、中国と競争しても勝てないのでジレンマに陥る。

ですから、意識を転換する必要があるのです。


▼「認知の欲求」を満たす製品


ところで皆さん、原価1万円のものを4万円で売っている人がいたら
どう思いますか? 

「ボッタくりだ!」「暴利をむさぼっている!」と怒るのが普通でしょう。

しかし、日本製の時計とロレックスの時計。

原価はそう変わらないと思いますが、ロレックスの時計は10~100
倍高い。



「ロレックスは暴利をむさぼっている!」


と怒っている日本人を見たことがありますか?

ないですね。

こういう商品を「自己重要度を満たす商品」という。

A部長が合コンに行ったとしましょう。

そこで、OLのB子さんが、A部長の時計に目をとめた。


「Aさん、かっこいい時計してますね。どこ製ですか?」


「あ、これロレックス」


「失礼ですけど、こういう時計ってどのくらいするんですか?」


「いや、そう高くないよ。300万くらいかな」


「……すごい。Aさんって独身でしたっけ?」


A部長の自己重要度が満たされる瞬間。

こういう欲望を「認知の欲求」といいます。

そして、人は他人から認められるためなら、いくらでも金を投入する
のです。

ところで、ロレックスの技術と日本企業の技術には10~100倍の
差があるのでしょうか?

もちろんないでしょう。

違うのは、ロレックスは「高くても売れる」と考えている。

日本企業は、「適正価格で大量に売りさばくべき」と考えている。

しかし、安く大量に売りさばけばブランドイメージは下がっていきます。

日本企業の技術は世界一。

これからは中国とかぶらない「とても高くて良質な製品」を供給して
いけばいい。


▼高く売ることは企業と社員の幸福


世界を見渡せば、良い製品を高く売ることで成功している企業はた
くさんあります。

いわゆる「ブランド品」と呼ばれるもの。

原価は同じでも、マークを貼り付けるだけで、値が何十倍・何百倍
にはね上がる。

誰も「ぼったくりだ!」と怒りません。

メーカーも顧客も満足しているのです。

ブランド化を進め、高品質高価格で売る。

国家としてのメリットは、


第1に製造業の空洞化が進まない。

高くても売れるので、企業は、安い労働力を求めて外国に出る必
要がない。

第2に供給を過度に増やす必要がないので少子化でも大丈夫。
                           ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
第3に人件費をケチる必要がないので、社員(国民)が豊かになる。
    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
第4に供給を増やす必要がないので、残業する必要がない。
                       ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


夢のような話ですが、実際の例をあげてみましょう。

ドイツの高級車といえば、ベンツが思い浮かびます。

しかし、ポルシェの存在を忘れてはならないでしょう。

ポルシェの従業員数は約1万1300人。

生産台数は年間10万台ですが、利益は年間500万台生産するメ
ルセデスを上回っています。

同社はまた、社員に優しい企業として知られています。

月々の給与、ボーナスの他に、「余剰利益還元システム」がある。

クリスマス前に、その年の余剰利益を、社長から平社員まで全員
一律に分け合うのです。

06年の「余剰利益還元金」は一人当たり約52万円でした。

平社員が


「俺も社長も同じ額を受け取っている」

「業績が上がれば、収入増に直結する」


と考えれば、やる気が出るにきまっています。


もう一つ、高い製品を売っているわけではないですが、「賢い経営
をすれば、給料をケチらずともやっていける」例。

検索エンジンのグーグルは(おそらく)世界一自由な企業として知
られています。

与えられた仕事をきちんとこなせば、いつどこで仕事をしても、何
をやっていてもいいのです。

幼い子どもを持つお母さんは、大喜びでしょう。

社員食堂では、日本食、中華、メキシカン等々世界中の料理が食
べられて、全部無料。

社内にプール、ジム、ビリヤードなどがあり、全部無料。

ここが重要なのですが、新人社員の年収がなんと12万ドル(144
0万円!)。

さらに、06年の売上げは前年比70%以上増で、106億ドル(1兆2
700億円)。

当然、離職率はほぼゼロ。


「金融大国アメリカ」と「世界の工場中国」にはさまれた日本の行く
べき道が見えてきたのではないでしょうか?


【抜粋ここまで▲】

これを最初に書いたときから既に3年目になりますが、日本はいい
方向にむかっているようです。

そんな兆しがあります。

たとえば。


<「野菜工場」政府支援…室内で安定栽培、レタス20連作も

4月8日14時38分配信 読売新聞

 野菜や果物を、室内で安定的に栽培する「野菜工場」の普及に、
政府が本格的に乗り出す。

 工場建設費の低利融資や設備投資減税などを行い、今後3年間
で工場数を約4倍の150か所、生産量を約5倍に引き上げることを
目指す。

「安全・安心」の食材として外食産業などでの需要が高まっている上、
新たな雇用を生み出すと期待され、政府・与党が取りまとめる追加
の景気対策に盛り込む。

 野菜工場は、内部を外気から遮断し、空調で温度や湿度を一定に
保ち、植物の生育に必要な光や水、二酸化炭素のほか、温度や栄
養分などはコンピューター管理する。

品質や形を均一にしやすく、害虫の混入も防げるため
農薬も使わずに済む。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
すでに大手食品メーカーなどが全国で約40施設を稼働させている。

品目はレタスやトマト、イチゴなど約10品目で、レタスは年20回の連
作が可能だという。>



世界的危機がつづいていますが、こんな時は生まれかわるいい機会
です。

政府が15兆円の景気対策をするそうです。

どうせ国民の金を使うなら、橋や道路を作るのでなく


1、食糧自給率100% 安全な食べ物の普及

2、エネルギー自給率100% クリーンな新エネルギーの普及



にむけて、どんどん金を使ってほしいものです。

私たちの孫たちは、きれいな空気・きれいな水・体にいい食べ物を食
べ、幸福に暮らすことでしょう。(^▽^)

(おわり)

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