副田本道の「平和維新」

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政治は一夜にして変わる

2008-03-27 06:35:14 | Weblog
【政論探求】「大転換の一夜」はあるか(産経新聞) - goo ニュース
産経新聞より全文引用はじめ
【政論探求】「大転換の一夜」はあるか
2008年3月26日(水)08:15

 先週の数日間、粉雪の舞うモスクワで過ごした。「日露専門家対話」というシンポジウムに招かれ、日本政治の現状を報告した。

 「衆参ねじれ」を背景にした混乱は、向こうの日本研究者にも理解不能のようで、説明に難儀した。

 プーチン大統領が首相になり、「タンデム(2頭立て馬車)政権」として圧倒的な権力を維持することが当然視される国柄だ。日本の政治状況が不可解に映るのも分かる。

 帰国したら民主党からの郵便物が届いていた。党所属国会議員あての「年度末決戦に向けた取り組みについて」という文書のコピーである。

 道路特定財源をめぐる民主党案を野党多数の参院で可決した場合、与党案否決と見なすかどうかが問題になっている。そのことについての民主党側の主張を「ご高覧いただきたい」という趣旨の手紙(山岡賢次国対委員長名だった)がついていた。

 こういう資料は参考になるのだが、これまでこの種の説明文書が届けられるようなことはなかった。そこに民主党の立場の厳しさが浮かんでくるようでもある。

 時差ぼけでボーっとしているところへ、政界関係者から「政権末期の様相です」という電話も来た。本当に福田政権は追い込まれているのか。民主党側が強硬な態度に出ているのは、むしろ、党内に「小沢(一郎代表)離れ」をはじめとした問題を抱えているためではないのか。

 モスクワ訪問は学者、政治家ら10数人のメンバーだったが、その中に、民主党の前原誠司副代表(元代表)もいた。この重大な時期に国会を離れていたのは、不毛の攻防戦から距離を置きたかったためではないか。

 福田康夫首相はその飄々とした風貌(ふうぼう)の裏に、意外なまでの頑固さ、したたかさ、打たれ強さを秘めている。亡父、赳夫元首相の秘書として政治の裏表をつぶさに見てきた。

 結果的にはつぶされたものの、小沢氏との間で大連立構想をまとめるという大技もやってのけた。福田、小沢両氏には「しがらみにとらわれず、土壇場で開き直る」ことができる共通の体質が透けて見える。

 政治は一夜にして変わる。両氏はこの状況を大転換させるぎりぎりの局面を探っていると見る。

(客員編集委員 花岡信昭=ご意見などは次のブログへどうぞ)http://hanasan.iza.ne.jp/blog/
引用おわり

ここ1ヶ月の政界の動きは、福田首相と小沢民主党代表の予定されたできレースみたいに感じる。
自民党の幹事長を経験し、首相候補者の面接をしている小沢民主党代表。
自民党のことは何でもござれ、ではないのか。
だから今は無き社会党がやっていた戦術みたいなことをやりながら、「政治は一夜にして変わる」ことを、実現しようとしているのではないか。
つまり自民党の方針に従う。どうもごたごたが茶番劇にみえてしかたない。