副田本道の「平和維新」

私の夢:「平和維新」を世界の共通語にすること。

いつまでも、「アメリカ is No 1」では、ありませんよ

2010-08-22 20:52:38 | Weblog
WEB入口は阿修羅掲示板(http://www.asyura.com/)。一粒万倍日。来訪者様に感謝。
阿修羅への投稿の紹介です。投稿者 gataro様に感謝。

世界中が保護貿易に入る中で、アメリカが生き残るには保護貿易主義しかないと思っています。

GDPを半減する国家戦略のアメリカ。
無駄な支出の軍事費をイの一番に削減するでしょう。世界の警察官を止めるしか方法がないアメリカ。
その実現に向かって進むアメリカ。イスラエルが脅しても無理でしょう。
アメリカにはその力がありません。毎年1兆ドルの国家予算の赤字。

ドルを刷りに刷ったりで、もうこれ以上刷れません。
そこで新100ドル札を来年発行します。

今回はGOLDと交換します。
すみません。今まではにせのGOLDを渡していました。ごめんなさい。

でも、こんなうそいつわりが戦争と言う脅しをもって通用するときでは、無くなっています。

ある宗教団体のキャッチフレースではありませんが、「目覚めよ」
いつまでも、「アメリカ is No 1」では、ありませんよ。

紹介はここから。
米国は日本のようなデフレにはならない(富士通総研)
http://www.asyura2.com/10/hasan69/msg/556.html
投稿者 gataro 日時 2010 年 8 月 22 日 07:09:16: KbIx4LOvH6Ccw

http://jp.fujitsu.com/group/fri/column/opinion/201008/2010-8-3.html
米国は日本のようなデフレにはならない(富士通総研)
2010年8月13日(金曜日)
このところ米国が日本と同様のデフレになるのではないかという論調が目立っている。しかし筆者はそのようなことになる可能性は低いと見ている。理由は、日本では1990年代後半以降、継続的に賃金が下落しているのに対して、米国ではテンポは低下しても、賃金は上昇し続けているからだ。
デフレは日本だけの現象
デフレ、すなわち消費者物価指数(CPI)が恒常的に下落しているは日本だけの現象であり、先進国共通の問題ではない。欧米でもこのところ物価上昇率が下がってきており、景気後退の影響を否定することは出来ないが、デフレではない。日本では何故かくも長期にわたってデフレが続いているのか。よく聞かれる説明に、グローバリゼーションが進行して中国やアジアの国々から安い輸入品が入ってくるとか、情報技術が進み経済全体でコスト削減が進んでいるから、ということが挙げられる。だが、このようなことは日本だけに起こっていることではない。米国でも欧州でも中国やアジアからの安物は溢れかえっている。これらの国における中国からの輸入品はGDP比で概ね2%で、日本と大差ない。したがって日本のデフレはグローバリゼーションの影響と結論付けすることは出来ない。ITによるコスト削減も先進各国共通だ。むしろ設備投資に占める情報関連投資の割合の低さから見れば、日本ではIT活用によるコスト削減は他の国よりも遅れているのではないか。
本当の原因は賃金の下落
デフレが日本特有の現象である以上、原因も日本特有のものがあるはずだ。それはグラフで示しているように、日本でのみ賃金が傾向的に下がり続けていることだ。賃金が下がれば、勤労者は購買力を失う。そのため企業は価格を下げて販売量を維持しようとする。価格が下がれば生産性の向上がない限りコストを下げるため賃金のカットが避けられない。こうしてデフレと賃金下落のスパイラルが続いているのが日本の現状だ。米国でも欧州でも賃金の下落は観察されておらず、特に米国の賃金上昇率はわが国と比較するとかなり高い。なぜ賃金の動きが重要かと言えば、CPIに占めるサービスの割合は日本で5割、米国や欧州は6割にもなるからだ。言い換えれば先進国のCPIはモノよりもサービス価格の方に大きく影響を受けるのだ。そしてサービスの価格は直接的に賃金と連動する。人件費が下がればサービスの価格は下がる。逆に人件費が上昇する限りサービスの価格は下がることなく、物価全体も下がらない。

【図1】日、米、独の消費者物価(CPI)と賃金(前年比上昇率)
賃金下落の原因は企業別組合と非正規労働者の増大
では、なぜ日本においてだけ賃金は下がり続けたのか。これは多くの理由が考えられるが、第一には、日本では賃金よりも雇用機会の確保を重要視し、雇用を維持するためなら賃金は多少下がってもやむをえない、という考え方が支配的だからである。その裏には中途採用による再就職が難しく、あっても賃金面で不利になる、という問題があるからであろう。米国ではキャリア中途での転職が比較的簡単で、賃金を下げると優秀な従業員を失うなどのリスクがある。またヨーロッパでは組合が企業単位ではなく職能別で組織率も高く、全国一律の賃金体系が維持されており、個別企業の事情で賃金をカットすることは難しい。
第二に、賃金の安い非正規労働者の採用が大幅に増えたことが挙げられる。既にその割合は全体の3分の1にまで達している。非正規労働は外国にもあるが、日本に特徴的なことは、彼らの賃金が正規の半分程度と、大きな格差があることである。他の先進国では同一労働・同一賃金が日本より守られており、このような格差がないから、正規労働者を非正規に置き換えることでコスト削減するというインセンテイブはない。
このようなわが国特有の要因により賃金が下がりデフレになっているのだから、米国が日本と同様のデフレになるという可能性は無い。2009年はグラフで示した3カ国のうち、日、米の他に若干の国でCPIが前年比マイナスの国があったが、これは原油の大幅な値下がリによるところが大きく、基調としてデフレになったとは考えられない。OECDなど主要な国際機関の見通しでも2010年以降もCPIの下落が見込まれているのは日本だけである。米国では賃金が年間ベースでマイナス成長ということは今までもなかったし、今後とも想定できない。給料をまったく上げないような会社からは従業員が出て行ってしまうだろう。賃金が上昇すれば、全産業の7割を占めるサービス産業を中心にして価格上昇が起こるのでデフレにはならないのである。本年前半では2.1%のインフレとなっている。
必要な長期安定的な賃金の上昇
このように考えてくると、わが国が長期のデフレを克服するためには、他の先進国と同様に賃金の緩やかな上昇を安定的に維持していくことが肝要であることがわかってくる。わが国の場合、2002年から2007年の戦後最長の景気回復の期間中も賃金は上昇せず、生産性向上の効果は主として企業利潤として溜め込まれた。特に中小企業の多い流通、サービス業では、非効率な企業が低賃金に支えられて市場に残り、わが国産業全体の生産性向上と産業構造の革新を遅らせる元凶になっている。目下、日本経済は急激な円高で企業経営に余裕は無いが、景気回復が本格化した時点では賃金の上昇と勤労者の購買力の拡充にもより配慮することが、デフレ対策としても必要になってこよう。そのためにも非正規労働者の賃金格差の縮小、最低賃金の引き上げなどに真剣に取り組むべきだ。
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根津 利三郎(ねづ りさぶろう)
【略歴】
1948年 東京都生まれ、1970年 東京大学経済学部卒、通産省入省、1975年 ハーバードビジネススクール卒業(MBA)
国際企業課長、鉄鋼業務課長などを経て、1995年 OECD 科学技術産業局長、2001年(株)富士通総研 経済研究所 常務理事、2004年(株)富士通総研
専務取締役、2010年 経済研究所エグゼクティブ・フェロー
【執筆活動】
通商白書(1984年)、日本の産業政策(1983年 日経新聞)、IT戦国時代(2002年 中央公論新社) など
 

コメント
01. 2010年8月22日 07:25:16: GUvVG1cjQE
米国はこれからも賃金が上昇していくなんて神話のたぐいの話だ。
根拠となるデータは全く疑わしい。
移民問題がないかのような話だ。
人口が多ければ取り分が少なくなる。当然米国も日本にならう。
日本は良くも悪くも最先端の経済を行っている。それを日本人が認識していないだけだ。

02. 2010年8月22日 08:37:41: eJpJR4SFmM

バブル崩壊後、企業は過剰供給体質を改めるべく取り組んだ。
設備
雇用
借入
政治もそれをアシストした。
厳格な資産査定(不良債権処理)
労働者派遣法
低金利
これによって企業は立ち直った。
しかし、経済は 
 生産=所得 供給=消費 
である。
厳格な資産査定(不良債権処理)は、投資不足を生み出し
労働者派遣法は、低賃金を生み出し
低金利は、金利所得の減少を生み出した。
これによって所得の減少が消費の減少となるデフレとなってしまった。
この悪循環を断ち切るには、今度は消費サイドに立った政策への転換が必要である。
まず最初に、派遣法を見直し、同一労働同一賃金から始めるべきである。
まさにこの投稿は正論である。

03. 2010年8月22日 12:52:45: 7AIeGTMnzA
世界のお金を吸収してきたアメリカとアメリカに資金を提供してきた日本。金融の関係が本質でしょう。これから、アメリカ経済は自立しようとしている。本当の世界競争はアメリカ人にとってこれからだ。過去だけの延長でものことを認識すると金融危機などひどい目にあいますよ。給料だけが下がるデフレが起きます。インフレと物価上昇に比例しない実質賃金の目減りが起こりそうですな。


04. 2010年8月22日 13:02:43: EbJg0G7IwU
アメリカは次の手を打ってしまった。
郵貯銀狙い、亀井静香を政権から追い出した。
思いより予算確保のために社民党も政権から追い出した。
財務省の言い付け通りに動く菅さんは良い御輿だw
言う事を余り聞かない小沢と鳩山は潰した。
小沢一郎はマスコミ総動員で代表戦に出られない様に攻撃を開始している。
日本国民はマスコミの世論誘導に乗るので(戦前戦中と同じ様な感じ)


05. 2010年8月22日 18:48:09: g6DT8nixac
 アメリカはドル安、日本は円高。そしてヨーロッパもユーロ安。
この関係がさらに円高傾向になれば企業が生き残るためのコスト競争になり、そこでは削られるものとして人件費ということになるのではないか。
 円高こそデフレ要因ではないかと考える。流通業にとっては円高還元セールということでさらに商品を安くしていく競争にはまり込んでいる。当然消費者はこの先物価が下がることを見越して買い控えに入る。
 ここでもし円安に入る要因が出てくれば輸入に頼っている流通業にとっては値下げ競争は避けなければならない。むしろ円安要因からの商品値上げに踏み込まざるを得ない。
 結果、先行き物価の値上がりが起こると想定すれば消費は動くはずである。賃金だけではデフレ要因として動かないと考えるが。
 また高齢者がいままでの貯蓄を崩さなくてはならない状態では、買いたい物があってもその欲望を抑制しなくてはならない社会では消費はこの先伸びないと考える。
 賃金だけでインフレ、デフレを論じ、アメリカと日本を比較するのは滑稽な話だと考えるが。米国はドル安傾向が続けばこの先輸入物価は上がるはずであり、上がる前に買うという心理が働くのは当たり前だと考えるが。


06. 2010年8月22日 19:19:11: fTxVQXG3o6
>>05
非正規社員が1000万人を超えてるのだよ
生活必需品を上がる前に買うって? お笑いだね
食品類を大量に買うか?
日々の生活に必要な物を上がる前に買うって
富裕層が考える消費行動だよ


07. 2010年8月22日 19:35:18: eJpJR4SFmM
>>05
>>円高こそデフレ要因ではないかと考える。
インフレになったら円安になる。
デフレになったら円高になる。
円安がインフレの原因ではないし、円高がデフレの原因ではない。
因果関係は逆だ。
デフレが元凶であり、デフレは国内の消費不足からきている。
消費不足の原因の一つが、賃金の減少であり、その原因が同一労働同一賃金が守られない派遣法の改正である。
したがって円高を止めるための為替介入などは対処療法でしかない。
長続きしない。
円高を止めるにはデフレを止める以外になくそのためには、賃金減少などの消費不足の原因を一つ一つ取り除き、内需を拡大する以外ない。
紹介はここまで。


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