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何とイタリア・LANCIAのイプシロンが

2012年12月06日 | Weblog
表題のランチアを知っている方も少なくなって来た現在、以前に訪伊した折にイプシロンの初代を車の傍で見て、何枚も写真を撮ったほど興味のあった車種が時を経て、三代目になり車業界のM&AでFIATグループの傘下にクライスラーが入ったことで、一昨日だか新聞ニュースでこのイプシロンの右ハンドルがクライスラーの販路で国内に正式にリリースされるという。時代も大きく変わったものだ!
今までは並行輸入で細々と左ハンドルが入っていたが、クライスラーの力(Jeepも右ハンドル)もあって
右を生産させるまでの力を出したのであろうが、ブランドイメージでは三越とダイエーほどの差があると段階の世代としては思う出来事である。

以下 ネットからの転用 ご参考に

Yと書いて日本ではイプシロンと発音する。ランチアは、伝統的にギリシャ文字を多く車名に使ってきたが、これもまた伝統に則ったものと言える。

アウトビアンキ/ランチア・Y10に代わるスモールモデルとして、1994年にデビューした。途中、バンパーやサイドモールの形状が変わるなど大幅な変更を経て2002年に2代目が出るまで製造された。

ボディデザインを担当したのは、ピニンファリーナ出身でこの時期ランチアのチェントロスティーレ(デザインセンター)を率いていたエンリコ・フミアである。フィアット・プントのプラットフォームを短縮して使用したボディは、アプリリアなど伝統的ランチアのエッセンスを巧みに生かしつつ極めて現代的で冒険的なスタイリングであった。また、フミアによる初期のスケッチからほとんど変わらないデザインで量産化されたことも近年では特筆に値する。

インテリアデザインは、アメリカ出身のデザイナー、グレッグ・ブリューが手がけたものである。メーターやインジケーター類をダッシュボードのセンターに持ってくる(いわゆるセンターメーター)など奇抜な所が目につくが、その恩恵で運転席まわりの物入れが増えるなど、清新なアイデアとセンスに溢れるものであった。

最大のセールスポイントはそのスタイリングと12色の標準カラーに100色まで及ぶオプションカラーで構成される“カレイドス”と呼ばれるカラーバリエーションであった。インテリアのアルカンターラ(人工スウェード)や本革のトリム/カラーと合わせて、膨大な選択肢から自分好みのイプシロンを選ぶことができ、さらにカレイドスから好みの色を選ぶと、注文から2週間以内に実車と同じ色に塗りあげたテッセラと呼ばれるレリーフがお客の手元に届き、選んだ色の具合をじっくり確認出来るというユニークな販売方法を採っていた。 デビュー早々から大ヒットを収め、イタリアンデザインの健在振りを世界にアピールした。

ランチアがイプシロンで提案したコンパクトカーの新たな商品価値は、ヴィッツ、マーチなどに代表される日本のコンパクトカーにも大きな影響を与えた。具体的には外装色のカラーバリエーションが多く用意されるようになったり、デザインコンシャスな嗜好を強く打ち出すなど、「経済性かホットハッチ」の2軸で評価されがちであったコンパクトカーに、新たな方向性を示したと言える。