ゆらゆら荘にて

このごろ読んだ面白い本

大人のための恐竜教室

2018-10-17 | 読書日記
裏庭に一輪だけ
キキョウが残っているので
秋じまいは
もう少し後にしようかと思います。
そう言っているうちに初雪が来るかもしれませんが。

「大人のための恐竜教室」(真鍋真・山田五郎 2018年8月刊)を読みました。




「ところが
大人になって子どもに恐竜を教えようとしたときに
大きな問題に突き当たりました。
自分が子どもの頃学んだ知識が
およそ通用しなかったのです」(山田)
という山田五郎さんが
質問→真鍋先生
という形で書かれている。

恐竜研究は日々進歩している。
例えば
2017年に正式に学名のついた恐竜は41種
だから
おおまか言うと週に「1」で
「週間恐竜〜今週の発見〜」という雑誌が出てもいいくらいだという。

恐竜研究が進んで
キャラが変わってしまった恐竜も多い。

長い首を水から出して(頭の上に鼻の穴があると復元されていた)歩くブラキオサウルスは
今では
鼻は顔の前にあり
陸上に棲んでいたと考えられている。

卵の近くで発見されたオビ(卵)ラプトル(泥棒)は
卵を採りに来ていたのではなく
巣で卵を温めていたと分かった。
(ひどい誤解)

分厚い頭骨で
激しいぶつかり合いをしていたと考えられていたパキファロ(厚い頭)サウルスは
華奢な首をしているので
ぶつかり合いは無理だと分かった。

恐竜の皮膚は象のような感じ?
と思ったら
部分的(首、背中)に羽毛(カラー)が生えていたり
ウロコ様だったりしていた。
え?
と思ったら
今の鳥も羽毛の部分と脚では質感が違う
そんな感じ
だと言う。

だから
恐竜は「鳥として生き残っている」と言われるのか
と思ったら
「羽毛を持ったものがすべて飛ぶようになったのではなく
一部が飛ぶようになり
その中で絶滅しなかったものが
現代の鳥になっていく」
のだそうだ。

でもまあ
「恐竜は鳥になって
現代もいる。
恐竜は絶滅していない」
と考えたらいい
のだそうです。




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