里山の野草と花木 宮城県北トレッキング

宮城県北部の山野を歩き回り、季節ごとの草花や果実を撮影し、その特徴や自生地の環境等について記録する。

ノボロギクの花と綿毛

2017-03-18 | 日記
二三週間前から道端に小さな黄色い花が咲いていたものの、草丈が小さく花も
二つ三つばかり。もっとたくさん花を付けてからと、撮影を先延ばしにしていました。
晴天が数日続きたくさん花が咲いてきたので、そろそろ撮り頃でしょうか。
ノボロギクという帰化植物で、暖かな関東以南ではほぼ通年咲いているようです。




                             二枚とも2016.2.23撮影

10才頃だったか、母親に「これは食べられる草だから、刻んで鶏に食べさせて。」と
言われたことがあります。どこにでも生えていて、手軽に与えられますからね。

ところが、ネット記事によっては、毒草に分類されていました。
茎や葉はおひたしにして食べられるが、ピロリジジンアルカロイドを含む毒草なので、
食べ過ぎないこととありました。軽毒でもねぇ・・知ってしまったら食べませんよね。
多量に食べると嘔吐や下痢の症状が現れ、長期にわたって食べ続けると肝障害
を惹き起こすと解説されていました。


                                 2016.2.23撮影

キク科キオン属の二年草で草丈は30cmほど、明治初期にヨーロッパより渡来。
現在では北海道~九州に分布し、畑や道端など至る所に生えている。
茎は中空でやわらかく、よく分枝して株を形成する。
葉は互生し羽状に中裂、縁に不規則な牙歯がある。基部は耳状に茎を抱く。
花期は主に3~10月だが、暖地では通年で咲いている。
頭花は散房花序状に付き、筒状花だけで舌状花はない。
総苞は長さ1cmほどの筒状で、総苞片の基部には、先端が黒い線形の小苞がある。
果実はそう果で、冠毛は白色で、細くて長い。
サワギク(別名ボロギク)と同じ様に冠毛がぼろくず状になるので、野に咲く
ボロギクからノボロギクと命名された。


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