石巻市雄勝町の峠崎道路から、森の中を下って海岸へ下りる細道があります。
海岸は岩壁が連なっていますが、所々に小沢が下っていたり、波で浸食された
岩の割目があったりしますから、踏み跡を辿って下りて行きます。
そんな岩壁の中段にアキグミの木がしがみ付いていて、夏を乗り切った果実が
早くも赤く色付いていました。葉の傷み具合から、厳しかった夏を推測できます。


二枚とも2015.9.5撮影
山野に自生するアキグミが、赤く熟すのは9月下旬から10月上旬なのに、この木は
9月の初旬に熟してしまいました。厳しい環境に生育していますから、枝葉に養分を
回さずに、ともかく子孫を残そうと花や実に養分を注いだ結果なのでしょう。
アキグミの実は生食できますが、酸味と渋味が強いので、精々5~6個摘んで食べる
だけですね。実が落ちる寸前になると甘みが増し、酸味・渋味が抑えられますが、
それでもたくさん食べると、人によっては便秘しますからねぇ・・・
果実酒にして、澄んだ赤い色を楽しんだ方が良いでしょう。

2015.9.5撮影
グミ科グミ属の落葉広葉樹、樹高2~3mの低木で、日本全土に分布する。
日当たりの良い河原や草地、林道法面などに自生し、しばしば群落を形成する。
マメ科植物と同じように根に根粒菌が付き、空気中の窒素を固定し、荒地でも育つ
ことから、先駆性樹種(パイオニアツリー)の一つに数えられる。
樹皮は灰黒色。本年枝には銀色の鱗状毛が密生する。
葉は互生し、葉身は長楕円形で長さ4~8cm、幅1~2.5cm、基部はくさび形。
縁に鋸歯はなく、裏面と葉柄には銀白色の鱗状毛を密生する。
花期は5月で、花は葉腋に束生する。咲き始めは白色だが次第に黄色味を帯びる。
グミの花には花弁が無く、花びらのように見えるのは筒状の萼で長さは6~7mm、
先端で4裂する。雄しべは4つで萼筒に付いている。
果実は偽果(ナシ状果)で赤く熟す。直径6~8mmの球形~楕円状球形で、
果柄は3~5mmと短い。表面には赤褐色や白色の鱗状毛がある。
種子は長さ4~5mmの楕円体で、表面に縦溝が8個ある。
海岸は岩壁が連なっていますが、所々に小沢が下っていたり、波で浸食された
岩の割目があったりしますから、踏み跡を辿って下りて行きます。
そんな岩壁の中段にアキグミの木がしがみ付いていて、夏を乗り切った果実が
早くも赤く色付いていました。葉の傷み具合から、厳しかった夏を推測できます。


二枚とも2015.9.5撮影
山野に自生するアキグミが、赤く熟すのは9月下旬から10月上旬なのに、この木は
9月の初旬に熟してしまいました。厳しい環境に生育していますから、枝葉に養分を
回さずに、ともかく子孫を残そうと花や実に養分を注いだ結果なのでしょう。
アキグミの実は生食できますが、酸味と渋味が強いので、精々5~6個摘んで食べる
だけですね。実が落ちる寸前になると甘みが増し、酸味・渋味が抑えられますが、
それでもたくさん食べると、人によっては便秘しますからねぇ・・・
果実酒にして、澄んだ赤い色を楽しんだ方が良いでしょう。

2015.9.5撮影
グミ科グミ属の落葉広葉樹、樹高2~3mの低木で、日本全土に分布する。
日当たりの良い河原や草地、林道法面などに自生し、しばしば群落を形成する。
マメ科植物と同じように根に根粒菌が付き、空気中の窒素を固定し、荒地でも育つ
ことから、先駆性樹種(パイオニアツリー)の一つに数えられる。
樹皮は灰黒色。本年枝には銀色の鱗状毛が密生する。
葉は互生し、葉身は長楕円形で長さ4~8cm、幅1~2.5cm、基部はくさび形。
縁に鋸歯はなく、裏面と葉柄には銀白色の鱗状毛を密生する。
花期は5月で、花は葉腋に束生する。咲き始めは白色だが次第に黄色味を帯びる。
グミの花には花弁が無く、花びらのように見えるのは筒状の萼で長さは6~7mm、
先端で4裂する。雄しべは4つで萼筒に付いている。
果実は偽果(ナシ状果)で赤く熟す。直径6~8mmの球形~楕円状球形で、
果柄は3~5mmと短い。表面には赤褐色や白色の鱗状毛がある。
種子は長さ4~5mmの楕円体で、表面に縦溝が8個ある。
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