栗原市築館南東部の丘陵地で、沢沿いに上がっていく農道を歩いていると、緩やかな
斜面にイノコヅチ( 標準和名はヒナタイノコヅチ )が群生していました。
ただ、草地の奥は背高なヨモギとかこれに絡むクズが濃密に茂っていて、イノコヅチ
は入り込めないようです。いや、逆でしょうネ。
この緩やかな斜面はかつて畑だったようで、それが放棄された直後はイノコヅチも
多かったのでしょうが、ヨモギやクズなどより大型の植物が侵入したことで駆逐され
てしまい、農道脇など限られた場所にのみ残されているという印象です。
2016.9.5撮影
茎や枝の先に果穂らしきものが付いていますが、これは種ではなくまだツボミの段階の
ようです。私の写真では倍率が小さく判りにくいので、参考写真を借りてきました。
〈 岡山理科大学 植物生態研究室より 〉
ヒナタイノコズチの根を晩秋に採取し、天日乾燥させるたものを生薬名で牛膝(ごしつ)
と言い、サボニン、エクジステロン、イノコステロンなどの成分を含んでいて、血流を
整える作用や止痛作用があるようです。神経痛や生理痛、関節痛に良いとされます。
2016.9.5撮影
ヒユ科イノコヅチ属の多年草で、本州~九州に分布し、草丈は40~90cm。
日当たりの良い道端や空地、土手や耕作放棄地に自生する。
根は肥厚して地中深くに伸びている。
茎は4稜形で節はやや膨らみ、節で枝分かれする。
葉は対生し、ごく短い葉柄あり、葉身は惰円形で長さ5~12cm、先端は尖り、しばしば
縁は波打つ。両面ともに有毛で、葉裏は緑白色。質やや厚く光沢はない。
花期は8~9月で、枝先に穂状花序を出し、密に淡緑色の小花を付け、花穂の下から
上へと咲き上がる。花は直径6mmほど、花被片は5個、雄しべ5個、雌しべ1個。
果実は小さく、熟すと果軸から離れやすくなる。、果実には引っかかりやすいように
2本のトゲが付いていて、人の衣服や動物の体に付着して散布される。
斜面にイノコヅチ( 標準和名はヒナタイノコヅチ )が群生していました。
ただ、草地の奥は背高なヨモギとかこれに絡むクズが濃密に茂っていて、イノコヅチ
は入り込めないようです。いや、逆でしょうネ。
この緩やかな斜面はかつて畑だったようで、それが放棄された直後はイノコヅチも
多かったのでしょうが、ヨモギやクズなどより大型の植物が侵入したことで駆逐され
てしまい、農道脇など限られた場所にのみ残されているという印象です。
2016.9.5撮影
茎や枝の先に果穂らしきものが付いていますが、これは種ではなくまだツボミの段階の
ようです。私の写真では倍率が小さく判りにくいので、参考写真を借りてきました。
〈 岡山理科大学 植物生態研究室より 〉
ヒナタイノコズチの根を晩秋に採取し、天日乾燥させるたものを生薬名で牛膝(ごしつ)
と言い、サボニン、エクジステロン、イノコステロンなどの成分を含んでいて、血流を
整える作用や止痛作用があるようです。神経痛や生理痛、関節痛に良いとされます。
2016.9.5撮影
ヒユ科イノコヅチ属の多年草で、本州~九州に分布し、草丈は40~90cm。
日当たりの良い道端や空地、土手や耕作放棄地に自生する。
根は肥厚して地中深くに伸びている。
茎は4稜形で節はやや膨らみ、節で枝分かれする。
葉は対生し、ごく短い葉柄あり、葉身は惰円形で長さ5~12cm、先端は尖り、しばしば
縁は波打つ。両面ともに有毛で、葉裏は緑白色。質やや厚く光沢はない。
花期は8~9月で、枝先に穂状花序を出し、密に淡緑色の小花を付け、花穂の下から
上へと咲き上がる。花は直径6mmほど、花被片は5個、雄しべ5個、雌しべ1個。
果実は小さく、熟すと果軸から離れやすくなる。、果実には引っかかりやすいように
2本のトゲが付いていて、人の衣服や動物の体に付着して散布される。
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