トーマス・マン“魔の山” (4) 生への奉仕へ
ショーシャ夫人はペーペルコルンという元コーヒー園経営者のパートナーを連れて「ベルクホーフ」を再訪する。
生命力のかたまりのようなペーペルコルンのカリスマ性はナフタやセテムブリーニの言動をかすませるほどだったが、突然自死を選ぶ。
彼亡きの後の「ベルクホーフ」は退廃といざこざの極みへ。決闘沙汰の果てにナフタも自死。
そんな混沌の中でハンスは、ヨーアヒムの霊との再会などを通して、生についての深い気づきを得、
戦争の轟音をきっかけに自ら戦場の只中へ向かうのだった。
第4回はハンスが最後に辿り着いた境地の意味を読み解き、私たちが厳しい現実とどう向き合ったらよいかを考える
HAUSER - Intermezzo from Cavalleria Rusticana
レクイエム 鎮魂
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