紐帯ちゅうたい 弱い紐帯の強さ
ちゅうたい【紐帯】〔「じゅうたい」とも〕
価値ある情報の伝達やイノベーションの伝播においては、家族や親友、同じ職場の仲間のような強いネットワーク(強い紐帯)よりも、
ちょっとした知り合いや知人の知人のような弱いネットワーク(弱い紐帯)が重要であるという社会ネットワーク理論のこと。
強い紐帯によって構成されるネットワークは同質性や類似性が高く、強い紐帯ばかりを重視すると求心力ばかりが働き、そのネットワークは孤立化を招くことになる。
情報伝播や相互理解を促進するためには、弱い紐帯が必要なのである。
また、弱い紐帯によって伝達される情報や知識は、受け手にとって価値が高いことが多い。
強いネットワークの内部では接触こそ頻繁だが、たわいない話題などを交換しているだけのことが多いのに対して、
弱い紐帯では関係性が弱いにもかかわらず連絡を取るほど、伝達内容は重要なのだということができるだろう。
紐帯ちゅうたい
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