資金繰りは現実を映す

おはようございます。
資金繰り格闘家こと中小企業診断士の川原寿です。

昨日はある地域金融機関において取引先２先に対して経営相談を行ってきました。
２先とも経営者は一生懸命に会社を良くしようと奮闘していますし、その地域金融機関も一生懸命に中小企業を支えようとしています。
そんな中小企業の経営者と地域金融機関の努力は長い目で見ればきっと報われるでしょう。
というか報われていいはずです。

一部の輸出産業や一部の業種をのぞき、日本の中小企業は悲しいかな限られたパイを奪い合う生き残り競争真っ最中です。さらにはそのパイは縮小傾向であることがほとんどで一般的な市場原理からすれば淘汰がすすんでいることも当然のことと思います。

しかしながら多くの大企業がそうであるように、創業当初から順風満帆で厳しい状況がなかった企業はほとんどありません。
それを考えれば、現実を冷静に直視し、適度な危機意識をもって経営に当たれば乗り越えられないものはないと確信しています。

中小企業の経営に特効薬はありません。
自社において今必要なものは何なのかを冷静に見極め、優先順位をつけて一つずつアクションを起こしていきましょう。

資金繰り格闘家　中小企業診断士　川原寿

＜昨日の本＞
・坂の上の雲（六）　司馬遼太郎著　文春文庫

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