資金繰り格闘家 中小企業診断士 川原寿 ブログ

資金繰り格闘家こと中小企業診断士の川原寿が、資金繰りや経営改善など中小企業の経営者へ向けたメッセージを発信していきます!

資金繰りを征するものは・・・。

2011-05-01 | 中小企業経営
おはようございます。
資金繰り格闘家こと中小企業診断士の川原寿です。

資金繰りを考える際には調達と運用のバランスがあっているかを考える癖をつけることをおすすめします。
少し小難しくいうと、資本(資金)の調達と運用の適合性ということになります。
お金の色を意識し、この資金はどっから入ってきたもの(BSもしくはPL上のどこの勘定科目)でどこに使うのか(BSもしくはPL上のどこの勘定科目)ということを常に考えて使い方(バランス)が正常になっているかを考えるのです。

例えば、経常的な運転資金を長期借入金で資金調達した場合には、基本的に毎月の約定返済元金と利息についてはPL上の利益で返済できなくてはなりません。
これが利益で返済できない状態であると、その利益と毎月の約定返済元金と利息分の差額が手元資金から減少していくことになるのです。
現実的には、たいていの中小企業はこのような資金繰りの状態になっていると思われますが、要はこの状態が正常ではないという認識を持つことが大変重要だと考えています。
資金繰りをBS・PLでみる癖をつけられると会社の資金繰りの実態がよく見えてきますので是非挑戦してみてください。

中小企業の経営者の皆さん「資金繰りを征するものは、経営を征す」です。
現実をしっかり見つめながらもしっかりと前を向いて一歩一歩歩いていきましょう!

資金繰り格闘家 中小企業診断士 川原寿

<昨日の本>
・坂の上の雲(六) 司馬遼太郎著 文春文庫

人気ブログランキングに参加しています。
「経理・会計・税金」分野でトップ3を目指していますので、よろしければ下記のボタンを1日1回クリックしていただけるとうれしいです。どうかご協力をよろしくお願いいたします。


<昨日の人気ブログランキング> 経営・会計・税金分野 14位(下降)

人気ブログランキングへ

資金繰り安定化、経営改善ならエスエムイーパートナーズ