1週間後のバーレーン戦終了時に総合勝点が7点以上になってれば前半戦はOK牧場。
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気になるのは、テヘランのピリピリムードだ。アジア最強の攻撃力と恐れられるイランだが、最終予選の初戦は敵地でバーレーンと引き分け。ホームの日本戦は、引き分けも許されない必勝態勢で臨む。クロアチア人のイヴァンコヴィッチ監督は「ジーコには悪いが、勝つのはわれわれだ」と語り、23日から試合当日までは「一切練習は非公開」とぶ厚いカーテンを引いた。
試合当日は10万人のスタンドを埋め尽くすイラン人サポーターの興奮も次第に高まっており、早くも先乗りの日本人記者が投石にあう“事件”も起きている。
彼らの中核をなすのは、8年間の泥沼が続いた「イラン・イラク戦争」後に起きたベビーブームの申し子たちだ。10代後半から20代にさしかかる彼らの多くは就職難と半年で30%以上も乱高下する物価に悩み、フリーターも続出。生活の不満をぶつけるはけ口をサッカーの代表戦に求めているとされる。
イランの代表戦は通常、当日券のみの販売で、スタジアムの2階席は無料で開放することが多い。だが、今回の日本戦では入場料をとるかどうかも含め、試合前夜から集結する『徹夜組』の混乱状況をみてから決めるのだという。
完全アウエーとなる当日が不安だが、日本協会の偵察隊によれば「後半に入っても0-0なら、10万人サポーターが逆にイラン代表にブーイングを送ることもある」という。ひいきの引き倒しで劣勢の自国代表を攻め立てる光景は、サッカー熱の高い中東ではよく見受けられる。試合展開次第では、恐ろしいイラン人サポーターを味方につけることもできるのだ。
イランは、西洋文化の流入を嫌い、クレジットカードの利用やCDの持ち込みも禁止している。通信事情も悪く、原稿を送るにも四苦八苦。
実は、このことに一番頭を痛めているのも、ジーコ監督だ。パソコン好きのジーコ監督にとって、メールもインターネットも見られないようではホテルの自室でリラックスすることもできない。指揮官の頭がリフレッシュされないとすれば、これは結構、大問題なのだ。
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気になるのは、テヘランのピリピリムードだ。アジア最強の攻撃力と恐れられるイランだが、最終予選の初戦は敵地でバーレーンと引き分け。ホームの日本戦は、引き分けも許されない必勝態勢で臨む。クロアチア人のイヴァンコヴィッチ監督は「ジーコには悪いが、勝つのはわれわれだ」と語り、23日から試合当日までは「一切練習は非公開」とぶ厚いカーテンを引いた。
試合当日は10万人のスタンドを埋め尽くすイラン人サポーターの興奮も次第に高まっており、早くも先乗りの日本人記者が投石にあう“事件”も起きている。
彼らの中核をなすのは、8年間の泥沼が続いた「イラン・イラク戦争」後に起きたベビーブームの申し子たちだ。10代後半から20代にさしかかる彼らの多くは就職難と半年で30%以上も乱高下する物価に悩み、フリーターも続出。生活の不満をぶつけるはけ口をサッカーの代表戦に求めているとされる。
イランの代表戦は通常、当日券のみの販売で、スタジアムの2階席は無料で開放することが多い。だが、今回の日本戦では入場料をとるかどうかも含め、試合前夜から集結する『徹夜組』の混乱状況をみてから決めるのだという。
完全アウエーとなる当日が不安だが、日本協会の偵察隊によれば「後半に入っても0-0なら、10万人サポーターが逆にイラン代表にブーイングを送ることもある」という。ひいきの引き倒しで劣勢の自国代表を攻め立てる光景は、サッカー熱の高い中東ではよく見受けられる。試合展開次第では、恐ろしいイラン人サポーターを味方につけることもできるのだ。
イランは、西洋文化の流入を嫌い、クレジットカードの利用やCDの持ち込みも禁止している。通信事情も悪く、原稿を送るにも四苦八苦。
実は、このことに一番頭を痛めているのも、ジーコ監督だ。パソコン好きのジーコ監督にとって、メールもインターネットも見られないようではホテルの自室でリラックスすることもできない。指揮官の頭がリフレッシュされないとすれば、これは結構、大問題なのだ。