第101回全国高校サッカー選手権大会 3回戦
2023年01月02日 14:10
青森山田(青森) 1 - 1 国見(長崎)
40+3分 三橋 春希(青森山田 4)
67分 利根 悠理(国見 9)
PK 4 - 2(国見 先 9○ 4× 3○ 2×,青森山田 10○ 19○ 5○ 4○)
等々力陸上競技場 12,304人 10.9℃ 曇
同カードの試合は20年前の2002年度大会3回戦以来2度目。
12年ぶりの出場となった元強豪の国見が、直近6年で3度の優勝を誇る現在の優勝候補青森山田を相手にどんな試合を見せるのか期待が高まっていた。
下馬評通り前半のシュート数を観ても10対3と圧倒的に青森山田が決定機を作っていたと言える。しかしそれは国見が失点を前半終了間際の1点に抑えたという証明になるだろう。
前半から国見の選手は鍛え抜かれた青森山田の選手たちにフィジカルで劣る部分が目立った。後半に入っても国見の選手が倒されるシーンが見られたが青森山田の選手に対し正面から立ち向かい、倒されてもすぐに立ち上がり粘り強くボールを追った。
そして67分ついに国見がゴールを奪い青森山田に追いつく。
青森山田も前半から多用するロングスローを起点に再三決定機を作ったが後半は国見の必死の守備に阻まれシュートはわずか3本しか打てなかった。
後半のアディショナルタイムに入ると青森山田はPK戦を想定してGKの交代を行った。
試合は1対1のままPK戦へ突入。
先攻の国見は2人がシュートをGKに阻まれた。後攻の青森山田は5人全員がシュートを決めて勝利し20年前に3-1で敗れた雪辱を果たした。
準々決勝に進んだ青森山田はハーフタイムから後半アディショナルタイムのGK交代を含め5人の交代枠をすべて使ったが、後半に攻勢を見せつけたとは言い難い内容だった。果たして連覇を叶えることはできるだろうか。
また、敗れた国見は前半の負傷交代を含め3人しか交代をしなかった。強豪と呼ばれた時代とは大きく異なり選手層の薄さを感じさせた。
青森山田は1月4日14時10分より
等々力競技場で神村学園とベスト4を賭けて戦う。