キリンチャレンジカップ2014
日本代表 2 - 2ベネズエラ代表
51分 武藤 嘉紀(代表初ゴール)
58分 M.ロンドン
67分 柴崎 岳(Aマッチデビュー戦ゴール)
71分 G.シチェロ
2014年9月9日(火)19:20
24.0℃ 湿度67%
横浜国際総合競技場
64,007人
アギーレの目指すものがみえない。もちろん就任2試合目でテストマッチでもなく勝つ必要性は低い。
しかし、少なからずの結果やそれなりに納得のいく内容は必要である。
協会は高い金で監督を雇い、高いチケット代で集客しているのだから。
とりあえずこれまで観た代表戦でも最下位と言えるほどつまらない試合だった。
スコアレスドローで迎えた後半。
シーソーゲームで点を取り合い2-2で終了。
韓国遠征で1-3で敗れた後、日本に渡りとてもコンディションがいいとは言えない状態。さらに日本同様、新体制で戦力的にも未完成のベネズエラを相手に日本代表はホームにも関わらず2失点でドローという互角以下の醜態をさらした。
むしろベネズエラの方がファイトしていた内容だった。
原因は繰り返すミスによる攻守の不安定さ。
パスの出しての狙い、受け手のポジショニング。攻守のチームの方向性。どれもが集中力を欠きまったく連動性がみえず混乱しているように見えた。
特に相手選手へのプレスの遅れも目立った。失点シーンは2本ともプレーの遅れから相手にシュートを打たせたことが原因だ。ウルグアイ戦で坂井が失点理由になっていたが、全体的に判断と動きが遅れており一人の問題とは言えない。また、攻撃ができなければ守備の時間も増える。
そこで全体的な動きの悪さによる本田の守備時間増、方向性によるものか不明だが本来起点となる長友へのボールの少なさが気になった。さらに大迫、柿谷の同時起用、同時交代だが香川がいれば違ったのだろうか。
今回参加しなかった、香川、内田、長谷部らが完全なコンディションであれば内容も少しは好転したかもしれない。
10月はジャマイカ、ブラジルとの試合。11月も2試合(対戦相手未定)が組まれている。少しずつ完成度を増すことを信じたい。現状のままであれば過去最低の代表にもなりうるだろう。
またアギーレにはアンカーとしても、攻守でもキーマンになりえるポリバレントな阿部勇樹選出を願う。