いよいよ阿部の移籍が決定した今回の移籍期間終盤
千葉は昨期のオシム、祖母井秀隆チーム統括本部長に続き阿部、そして7日に結婚したばかりの選手会長、坂本にも移籍話が浮上。さらにGK櫛野移籍、FW要田・ハース・MFクルプニコビッチ契約満了など“連覇”に貢献したメンバーも今年はいなくなる。
昔から有能選手を他チームに売りかわりに高校、ユースで注目される安くて上手い若手選手を揃え毎年のように「若返り」を行う千葉。聞こえはいいが93年開幕時からの参加も蓋をあければ長年チームを知るベテラン選手不在、看板選手は軒並み移籍。名将とともに代表まで上り詰めた選手達にとって数年前のように押さえ付けられた年俸と信頼感のない監督、後ろ向きなフロント陣とともに闘い続ける事はできないだろう。
永年纏ってきたミズノからカッパに代わるようにあっさりと衣替えしてしまうのだろうか。
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サッカー日本代表MFの阿部勇樹(25)がJリーグ1部(J1)の千葉からJ1浦和へ移籍確実。阿部は同日、代理人とともに千葉市内で淀川隆博社長と会談し、移籍を了承。
阿部は「サッカー人生は短いし、いろいろなことに挑戦したい。外国クラブとも対戦したい」とアジア・チャンピオンズリーグに参戦する浦和入りへの抱負を語った。
条件面は今後、両クラブ間で話し合われる。阿部の移籍金は、1997年に横浜F(当時)からV川崎(現東京V)に移った前園真聖、2004年に清水から浦和入りした三都主アレサンドロの推定3億5000万円を上回る日本選手の国内移籍最高額が予想。
淀川社長は「阿部君は浦和に移籍したいという意志が固く、翻意させられなかった」と残念そうに話した。
阿部は中学時代から千葉に所属する生え抜き。主に守備的MFで活躍し、堅い守りと正確なFKなどで頭角を現した。04年アテネ五輪代表で、日本代表は05年1月にデビュー。現在はオシム監督の下で主力を務める。
今回の移籍は、昨年のJ1を初制覇した浦和にとって大きな戦力補強。昨夏にオシム監督が日本代表へ転出した千葉は、大幅な戦力低下となる。
千葉で選手会長を務めるMF坂本将貴(28)が移籍する可能性。新潟から正式オファーが届いているほか、名古屋など複数のクラブから打診を受けている。
00年入団から千葉一筋でプレーしてきた“ジェフの顔”と言える坂本が移籍に前向きな姿勢を見せた。「どこが自分を必要としてくれているのか、いろいろと考えたい」
選手なら誰でも先発で出たい気持ちがある。昨季に続いて今季もリーグ戦全34試合に出場。しかし、アマル監督が積極的に若手への世代交代を進めていることもあり、来季も先発で起用されるかどうかは微妙な状況。クラブ側は坂本のほか、来季も残留する32歳のDF斎藤にも「来年は先発の機会が減るかもしれない」と告げている。
クラブ関係者は「クラブは常に5年後を考えないといけない」と話しており、移籍も容認する方針。千葉側に優先交渉権のある年内も他クラブとの交渉を認めており、近日中にも新潟との初交渉に臨む可能性が高い。
坂本は「新潟が最初に声をかけてくれた。“リーダーシップを発揮してほしい”ということのようだし、誠意を感じている」と話している。
ムードメーカーとして若手を引っ張り、選手会長も務めてきた。主将の阿部とは同じ00年入団で、プライベートでも親しい。主将と選手会長という千葉のリーダーで、さらにサポーターからも愛される精神的支柱がそろって千葉を去れば、クラブの根幹を揺るがす事態になる。
千葉FW巻は千葉市内のクラブ事務所で5回目の契約更改交渉に臨み「今回で終わらせるイメージはあったけど、自分が思っていたのとかけ離れていた。納得できない部分があるので」と保留。阿部との交渉を終えた淀川社長も事務所内にいたが「社長はいたけど、(交渉には)いませんでした。出てくれると思ったけど、何か書いてました。他に大事なことがあるんじゃないですか」と同席しないことに不信感を示した。
千葉は昨期のオシム、祖母井秀隆チーム統括本部長に続き阿部、そして7日に結婚したばかりの選手会長、坂本にも移籍話が浮上。さらにGK櫛野移籍、FW要田・ハース・MFクルプニコビッチ契約満了など“連覇”に貢献したメンバーも今年はいなくなる。
昔から有能選手を他チームに売りかわりに高校、ユースで注目される安くて上手い若手選手を揃え毎年のように「若返り」を行う千葉。聞こえはいいが93年開幕時からの参加も蓋をあければ長年チームを知るベテラン選手不在、看板選手は軒並み移籍。名将とともに代表まで上り詰めた選手達にとって数年前のように押さえ付けられた年俸と信頼感のない監督、後ろ向きなフロント陣とともに闘い続ける事はできないだろう。
永年纏ってきたミズノからカッパに代わるようにあっさりと衣替えしてしまうのだろうか。
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サッカー日本代表MFの阿部勇樹(25)がJリーグ1部(J1)の千葉からJ1浦和へ移籍確実。阿部は同日、代理人とともに千葉市内で淀川隆博社長と会談し、移籍を了承。
阿部は「サッカー人生は短いし、いろいろなことに挑戦したい。外国クラブとも対戦したい」とアジア・チャンピオンズリーグに参戦する浦和入りへの抱負を語った。
条件面は今後、両クラブ間で話し合われる。阿部の移籍金は、1997年に横浜F(当時)からV川崎(現東京V)に移った前園真聖、2004年に清水から浦和入りした三都主アレサンドロの推定3億5000万円を上回る日本選手の国内移籍最高額が予想。
淀川社長は「阿部君は浦和に移籍したいという意志が固く、翻意させられなかった」と残念そうに話した。
阿部は中学時代から千葉に所属する生え抜き。主に守備的MFで活躍し、堅い守りと正確なFKなどで頭角を現した。04年アテネ五輪代表で、日本代表は05年1月にデビュー。現在はオシム監督の下で主力を務める。
今回の移籍は、昨年のJ1を初制覇した浦和にとって大きな戦力補強。昨夏にオシム監督が日本代表へ転出した千葉は、大幅な戦力低下となる。
千葉で選手会長を務めるMF坂本将貴(28)が移籍する可能性。新潟から正式オファーが届いているほか、名古屋など複数のクラブから打診を受けている。
00年入団から千葉一筋でプレーしてきた“ジェフの顔”と言える坂本が移籍に前向きな姿勢を見せた。「どこが自分を必要としてくれているのか、いろいろと考えたい」
選手なら誰でも先発で出たい気持ちがある。昨季に続いて今季もリーグ戦全34試合に出場。しかし、アマル監督が積極的に若手への世代交代を進めていることもあり、来季も先発で起用されるかどうかは微妙な状況。クラブ側は坂本のほか、来季も残留する32歳のDF斎藤にも「来年は先発の機会が減るかもしれない」と告げている。
クラブ関係者は「クラブは常に5年後を考えないといけない」と話しており、移籍も容認する方針。千葉側に優先交渉権のある年内も他クラブとの交渉を認めており、近日中にも新潟との初交渉に臨む可能性が高い。
坂本は「新潟が最初に声をかけてくれた。“リーダーシップを発揮してほしい”ということのようだし、誠意を感じている」と話している。
ムードメーカーとして若手を引っ張り、選手会長も務めてきた。主将の阿部とは同じ00年入団で、プライベートでも親しい。主将と選手会長という千葉のリーダーで、さらにサポーターからも愛される精神的支柱がそろって千葉を去れば、クラブの根幹を揺るがす事態になる。
千葉FW巻は千葉市内のクラブ事務所で5回目の契約更改交渉に臨み「今回で終わらせるイメージはあったけど、自分が思っていたのとかけ離れていた。納得できない部分があるので」と保留。阿部との交渉を終えた淀川社長も事務所内にいたが「社長はいたけど、(交渉には)いませんでした。出てくれると思ったけど、何か書いてました。他に大事なことがあるんじゃないですか」と同席しないことに不信感を示した。