Pon子の日記

信州で2016年春から田畑をしながら踊りや太鼓を習っている。仕事もやめて突っ走る無謀なアラサー人生

石油ストーブ

2010-03-08 | いまちゃと私
久しぶりに雪が舞う寒い日でした。
こういう日はコタツでいまちゃの昔話を聞くことが多いです。

今日は70年ほど前、いまちゃが岡谷の製糸工場で働いていた頃の話でした。
当時の岡谷は製糸工場や軍需工場が立ち並ぶ、非常に活気ある街であったようです。いまちゃは同僚の、同じように小さな村から出稼ぎに来ている十代の女子たちと連立って、おしゃれして買い物に行くのが唯一の楽しみだったそうです。

「毎週お休みの日は買い物してたの?」

「休みは毎週はなかったに。二週間に一度くらいだったかなぁ。」
一部屋に10人も寝起きする寮生活。個性豊かな同僚や、和歌を詠んでくれた男の人の話。(本当に時代の違いを感じる)正月に、稼いだお金をお土産に実家に帰る途中、山犬に後をつけられて怖かった話。

今まで実に様々な面白い話を聞かせてもらいました。
あと一体何回こうして、一つのコタツに足を突っ込んで昔話を聞かせてもらえるだろうか…。そう思ったら少し寂しくなってしまいました。

自分もおばあちゃんになったら、孫たちに今の時代の話をするのかなぁ。