私の英語学習法 リスニング２（英検１級合格まで）

私の『ラジオ英会話入門』を使った勉強は、次のような段階を踏んでいった。だいたいの学習者の方と同じだと思うけれど・・・

 

１　スクリプトを見ないで聴いてみた（１回）

　　　ちんぷんかんぷんで慌てふためくレベル

２　本文中に意味のわからない箇所が一つもない状態にした

３　本文を目で追いかけつつリスニング

４　テープと一緒に、本文を目で追いかけつつ音読

　　最初は、自分の口と目の動きが遅くてついていけなかった

５　本文を見ず、シャドーイングし、分からなくなったら見て確認

６　４と５を好きなだけ繰り返すうち、全部頭に入る

 

これをひたすら行っていたら、とうとうプレーヤーが壊れ、泣く泣く３５００円（当時大金）でもう一台購入。

繰り返しの力は恐ろしい。「覚えよう」としなくても、何十回、何百回と声に出すうち、気づくと口をついてスクリプトが出てくるようになっていた。と同時に、いつの間にかすべて聞き取れるようになっていた。

さらに、「Reading for Pleasure」コーナーの短編小説（オー・ヘンリー『最後の一葉』や、オスカー・ワイルド『幸福の王子』）も、ほぼ完全に覚えてしまった。

 

この頃の体験から学んだこと↓

◎自分が声に出して読める早さが、聞き取れる早さ

◎自分が発音できる音は、聞き取ることもできる

◎とにかく単語・表現を知らなきゃどうしよもないわ～（当たり前ですが）

◎何度も何度も×２繰り返すことが大事

◎「繰り返すことのできる仕組み」「繰り返しやすくなる環境」を、工夫して作ればいい

 

不思議なもので、テープと同じくらいの早さであれば、初めて聴く英文でも聞き取れる力がついていった。外人の先生の講義中、「今先生なんて言ったの？」と他の学生に聞かれるようになった。ちょっぴり嬉しくなった。学習をはじめる前と比べて、格段の進歩だった。

効果があった理由を、自分なりに分析した

 

 つづく