イスラエルは2023.10.7にイスラム組織ハマスなどから襲撃を受けて以降、「ハマス殲滅」「人質の奪還」などを掲げ、ガザ地区へ無差別的な〔*子どもや女性を含む一般人の犠牲を前提にした〕軍事攻撃を続けている。そのため、戦闘開始以降にガザ地区で21,320人が殺害されたという(*2023.12.28、ガザ保健当局の発表/瓦礫の下などに多数の行方不明者も)。イスラエルによるこうした軍事攻撃は、明らかに . . . 本文を読む
イスラエルのシンクタンク「イスラエル民主主義研究所」が2023.12.19に発表したイスラエル国内での世論調査の結果が、人々の注目を集めている。
「朝日新聞デジタル」2023.12.20「イスラエルのユダヤ人、8割が『ガザの人の苦しみ考慮する必要なし』」と「朝日新聞」2023.12.22(朝刊)によると、以下のとおり。簡略化して紹介する。
イスラエル国内で今年12/11-13、イスラエル軍 . . . 本文を読む
↑ 国会正門前の抗議集会で、ザックさんは「ガザからのメッセージ」を読み上げた(2023.12.10、東京・千代田区。撮影:星徹)
イスラエル軍はパレスチナ自治区ガザ地区に対し、民間人の犠牲を前提にした国際法無視のジェノサイド(集団殺害)を続けている。
米国はイスラエルに自制を促すかのようなホーズをとるが、国連安保理で「ガザ地区での即時の人道的停戦」を求める決議案に対し拒否権を行使する〔*当 . . . 本文を読む
前回アップした当ブログ2023.12.10「パレスチナの子どもたちを殺す「米国の正義」」で、2023.12.8午後(米時間)に国連安保理で行なわれた「パレスチナ自治区ガザ地区での即時の人道的停戦」を求める決議案(*約100か国が共同提案)の採択が、米国の拒否権行使によって否決されたことを記した。さらに、この米国の対応を厳しく批判した。
その上で、次のように述べた(*再掲部分は《 》内)。 . . . 本文を読む
国連の安全保障理事会は2023.12.8午後(米時間、日本時間9日午前)に緊急会合を開き、アラブ首長国連邦(UAE)が提案〔*約100か国が共同提案〕した「パレスチナ自治区ガザ地区での即時の人道的停戦」を求める決議案を採決した。
この決議案は、グテーレス国連事務総長が事務総長権限に基づいて安保理に要請し、実現したものだ。
採決では15か国のうち日本を含む13か国が賛成したが、米国が拒否権 . . . 本文を読む
パレスチナ自治区ガザ地区(人口約222万人)へのイスラエルによる軍事侵攻は激しさと残酷さを増し、今年10/7以降のパレスチナ側犠牲者は17,000人以上(*ガザ地区保健当局発表、12/7現在)になった。同自治区内のヨルダン川西岸地区でも、パレスチナ人の死傷者は増え続けている。まさに、集団懲罰・ジェノサイド(集団殺害)の様相だ。
以下に、イスラエルが主張する「自衛権」について、2人の研究者の見 . . . 本文を読む
↑ 約900人(主催者発表)がイスラエル大使館前で抗議行動。(2023.11.17、撮影:星徹)
パレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの間の「戦闘休止」(*内実はイスラエルによる報復軍事攻撃の休止)は、残念ながら7日間で終わった。直後、イスラエル軍によるガザ地区への激しい軍事攻撃は再開された。戦闘休止後の2日間だけでガザ市民の犠牲者は約200人に上り、その多くが . . . 本文を読む