本日は、2013年最後の日。1年が経つのは早い。6/21にこのブログを開設し、不十分ながら、何とかここまで続けてこられた。皆様のおかげです。
今年はどんな年だったのか?
アベノミクスの「効果」のためか、日経平均株価はこの1年間で56.7%上がり、大企業を中心に賞与(ボーナス)が上昇傾向にあるようだ。私には関係ないが、株を持っていたり大企業に勤めていれば、嬉しいのだろう。そして、政府に「さ . . . 本文を読む
当ブログ2013.10.14「新聞記事 どっちの意味なの?」で、新聞記事の中で疑問に思った文章(*内容ではなく形式)を取り上げた。今回は「その2」
「東京新聞」2013.12.30(朝刊)「アパートに2遺体 赤羽」は、悲しい現実を伝える。
今年12月28日、東京都北区のアパートの一室で、高齢の男女の遺体が発見された。2人は、この部屋に住む75歳の夫と79歳の妻とみられる。妻は、車いすを使 . . . 本文を読む
「朝日新聞」2013.12.29(朝刊)「本社世論調査「20代はいま」」の中で私が関心を持った項目(質問・回答)を、まず以下に記す。
*この調査は、朝日新聞社が今年11-12月に郵送によって行なったもので、年代別に結果が分析さ
れている。詳細は紙面へ。
(1)
【質問】1945年に終わった戦争は、アジアに対する侵略戦争だったと思いますか。侵略戦争ではなかっ
たと思いますか。
. . . 本文を読む
当ブログ2013.12.27「安倍首相が靖国参拝 国内専用政治の愚」で、安倍晋三首相が2013.12.26に靖国神社に参拝したことについて、次のように述べた。
<安倍首相には、「日本と米国は、自由と民主主義の価値観を共有する仲間同士だ」「中国は社会主義国であり、日米とは価値観が違う」といった思いがあるのかもしれない>
こういった「思い」に基づいて、安倍首相が靖国参拝に踏み切ったのであれば、 . . . 本文を読む
安倍晋三首相は昨日2013.12.26、靖国神社(東京都千代田区)に参拝した。昨年末の安倍内閣発足以来、初めての参拝だ。
①「東京新聞」2013.12.27(朝刊)「靖国参拝 米が「失望」 安倍首相に異例の声明」
②「共同通信」2013.12.27「首相、米の参拝自制要請を無視 靖国、国際社会で批判拡大」
③「毎日新聞」web 2013.12.27「首相靖国参拝:米、アジア戦略練り直しへ . . . 本文を読む
「朝日新聞」2013.12.25(朝刊)オピニオン欄【寄稿】「「宗教国家」日本」(作家:星野智幸)は、私が日ごろ「漠然と思っている」ことをうまく文章化してくれた。
■星野智幸(ほしの・ともゆき) 1965年生まれ。新聞記者を経て、97年に『最後の吐息』で作家デビ
ュー。ホームレスの人たちの自立を支援する「路上文学賞」を主催。著書に『無間道』や『俺俺』(大江
健三郎賞)なども。
全文を掲 . . . 本文を読む
安倍晋三内閣は2013.12.23、内戦の危機にある南スーダンで国連平和維持活動(PKO)を続ける陸上自衛隊の弾薬1万発を現地の国連南スーダン派遣団(UNMISS)を通じて韓国軍に無償譲渡する、という方針を閣議決定した。
以下、「朝日新聞」2013.12.24(朝刊)「政府、韓国軍へ弾薬譲渡」と同「南スーダンPKO 韓国軍に弾薬 譲渡 政府見解を転換」を参照し、重要部分をまとめた。
安倍 . . . 本文を読む
自民党は、特定秘密保護法(案)[2013年12月成立]に批判的な記事に反論する文書を作成し、所属国会議員らに配布した。
自民「反論文書」は、「朝日新聞」「毎日新聞」「東京新聞」の記事を対象とし、「一部の新聞は誤情報を流して国民を不安に陥れている」などと批判している。
*「東京新聞」2013.12.23(朝刊)「秘密法報道に反論文書 自民、本紙など27ヵ所批判」参照
「東京新聞」201 . . . 本文を読む
特定秘密保護法の制定や憲法解釈変更による集団的自衛権の解釈変更を支持するメディアなどは、安倍晋三内閣のこれら諸策動を「戦前日本に戻る流れだ」など批判する人々に対して、「考えすぎだ」「ためにする議論だ」などと言う。
もちろん、安倍内閣を批判する人々の多くは、「すぐに戦前日本と同じようになる」「必ずそうなる」などと言っているわけではない。大方の人は、「徐々にそういった方向に進んで行く危険性がある . . . 本文を読む
文部科学省の教科用図書検定調査審議会が昨日2013.12.20に開かれ、先に同省が示した「教科書改革実行プラン」に基づく教科書検定基準の改定案が了承された。2回の会合で「プラン」の検討を終えたことになる。
*この問題については、当ブログ2013.11.14「教科書を政府の「宣伝物」に 安倍内閣」と同2013.11.
16「文科省「教科書改革実行プラン」の意味」で取り上げた。
基準の改 . . . 本文を読む
安倍晋三首相は、不安・心配性(しょう)の傾向がとても強い人だと思う。それ自体は決して悪いことではない。「常にリスク(危険性)を最小限にし、利益を最大にする」という意味においては。
しかし、それは「全体的(総合的)に考えて」という事でなければ、おかしなことになってくる。「全体的(総合的)」とは、空間的(*思考領域においても)にも時間的にも、ということだ。
もちろん、日本の首相に「世界全体・ . . . 本文を読む
安倍晋三内閣は昨日(2013.12.17)、外交・安全保障の基本方針となる国家安全保障戦略(NSS)を初めて策定し、防衛計画の大綱(新防衛大綱)と中期防衛力整備計画(中期防)とともに閣議決定した。
NSSは、外交・安全保障政策の司令塔となる国家安全保障会議(日本版NSC/*2013年12月発足)の行動指針となり、基本理念として「国際協調主義に基づく積極的平和主義」を掲げた。
NSSには、 . . . 本文を読む
民主党は、来年(2014年)1月[*24日召集予定]から始まる通常国会で、特定秘密保護法の廃止法案を提出する方針を固めた。「朝日新聞」が報じている。本日(2013.12.17)立ち上げる党の同法対策本部で協議して正式決定する予定。
「朝日新聞」2013.12.17 web (朝刊)「特定秘密法廃止、民主が提案へ 法改正につなげる狙い」
民主党は今年10-12月の臨時国会で、政府提出の特定 . . . 本文を読む
当ブログ2013.9.17「「冷房中毒」社会?」で、人々が冷房(エアコン)に頼りすぎる「異常」について述べた。今回は、暖房について。
今朝、民放テレビの情報番組で「寒い時期にアイスクリームがよく売れる」というようなことを紹介していた。日本の一般家庭の平均暖房設定温度は25℃くらいで、そういった「強暖房」の部屋で高級(濃厚)アイスクリームを食べる人が最近多い、というのだ。
暖房の設定温度が . . . 本文を読む
「東京新聞」「中日新聞」2013.12.15社説「「議論する国会」に立ち戻れ」は、「正しい」ことを言っているのだが、どうも物足りない。
社説はまず、<・・・特定秘密保護法が先の臨時国会で成立しました。ここで、あらためて政府と国会の関係を考えてみたい>と問題設定をする。
そして、特定秘密保護法案の国会審議について、次のように述べる(*他にもいろいろ述べている)。
<鍵は野党ではなく、与党 . . . 本文を読む