世界フィギュア種々雑感（ペア フリー）

男子ショートが終わったところで、次に見たのがペアです。
こちらも、前日のフリーで足きりがあったとはいえ２０組いるので、印象に残ったペアの感想だけ。

ダン・ジャン　ハオ・ジャン
トリノ前に見てから気に入ってるペアです。中国ペアの中では一番好き。
女性がね～ボーイッシュでかっこいいのです。
ただ、今回は直前まで男性が病気をしていたせいか、技に切れがありませんでした。というか、男性に体力がない感じ。スロージャンプ（男性が女性を投げて、女性が回転して着地する）でもリフトでも、投げたり持ち上げたりするので精一杯で、演技の余地がない感じ。
でも、ソロスピン（それぞれがスピンをする）の回転数のあいかたはやっぱり長く続けてるペアならではだなーと思いました。

井上怜奈　ジョン・ボールドウィン
日本人とアメリカ人のペアさんでございます。国際大会だと、国籍どうするのかなーと思っていたのですが、井上さんは国籍をアメリカに移したのだそうで。
でも日本人というのは観客にとってかわりがないのか、日の丸とアメリカ国旗の両方が応援に振られてました。
ちょっと転倒が目立ったため、順位はあまりふるわず。
嫌な転び方してたから怪我がちょっと心配です。

ドロタ・シュデク　マリウス・シュデク
競技としてはラストステージ、しかもポーランドのペアがショパンを踊るということで友人の期待一押しだったのですが、残念ながら怪我のために直前で棄権と成ってしまいました。うーちょっと残念！！

申弓　趙宏博
ゆったりとしたタイスの瞑想曲にあわせたとてもロマンチックな演技でした。
この二人のユニゾンはとにかく綺麗！　特にすごいと思ったのがスロージャンプ。
スロージャンプって、難しいだけに、投げた瞬間「あ！　危ない！」と観客がよくはらはらしているのですが、この二人のはもう着地するのが当然といった感じで非常に完成度が高いです。
一回、どう考えても失敗しそうなスロージャンプがあったのですが、見事女性が吸収して着地してました。すごい。



全体
全体的に、危なっかしいスロージャンプが多かった印象がありました。やっぱり投げられるスロージャンプは難しいんでしょうねえ。
あと、ソロジャンプの失敗も多かったです。
ただの二回転でも難しいのをあわせてやるんだからそりゃ難しいですよね……