2019年日本映画。山田洋次監督作品。
国民的人情喜劇「男はつらいよ」シリーズの50周年記念作品。1969年に第1作が公開されてから50周年を迎え、97年の「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」以来、22年ぶりに製作。柴又の帝釈天の参道にかつてあった団子屋「くるまや」は、現在はカフェに生まれ変わり、その裏手にある住居では車寅次郎(渥美清)の甥である満男(吉岡秀隆)の妻の7回忌の法事で集まった人たちが昔話に花を咲かせていた。サラリーマンから小説家に転進した満男の最新作のサイン会の行列の中に、満男の初恋の人で結婚の約束までしたイズミ(後藤久美子)の姿があった。イズミに再会した満男は「会わせたい人がいる」とイズミを小さなジャズ喫茶に連れて行く。その店はかつて寅次郎の恋人だったリリー(浅丘ルリ子)が経営する喫茶店だった。他の出演者、倍賞千恵子、前田吟、佐藤蛾次郎、美保純など「男はつらいよ」でおなじみのキャストが出演する、山田監督が言う『あの膨大なフイルムをもう一度振り返ってみたらどうだろうかと考え、コラージュ風に作ったのが今度の映画です』。
22年の歳月はある意味残酷、出演者(特に女性陣) も含め観ている自分も年を取った。すでに亡くなった懐かしい面々を画面に発見し感慨深いものがあったが。・・・「一日一日を悔いのないように、一生懸命に生きてください」というメッセージを受けた感じだ。
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