教わった記憶はあるけどやり方を思い出せない。テストになると焦るので思い出せない。どうやってやるんだったっけ? 等々、同様な経験は誰しもあることです。かく言う私も難問の予習の際によくあります。が、その時思い出そうとすればする程空回りします。
その打開策は単純です。
思い出そうとしないことです。もう一度条件を整理して新しいものに挑戦する姿勢で考えることです。そうすると前に考えた解き方と違う事に気づいたり、新しい発見があります。もちろん前と同じ解き方にたどり着くこともあります。
授業の復習のポイントに別解があります。昨日も生徒にその必要性をお話ししました。別解学習は一つの解法だけを復習するよりはるかに算数力を高めます。子どもたちは解き方をなぞるように復習しがちです。が、別解をする事は一つの解法との決別(スクラップ)をし、新たな解法を創り上げる(ビルド)ことになるからです。
なかなか時間が取れないかとは思いますが、じっくり復習に取り組みましょう。