田舎での空き家問題は切実です。多方面から問題点の指摘があろうかと思いますが、空き家にしている当事者の悩みを綴ります。母親が施設に入所してから実質空き家状態なのでもう3年以上になります。人が住まないと家は急激にいたんできます。家も呼吸をしているので、やはり空気の入れ換えが生命線です。同級生が「なんぼでもやっちゃるで〜!」と、言ってはくれていますが、なかなか決断には至っておりません。
5月の連休の際は床下の換気扇(4台のうちの1台)の音がうるさく隣近所から民生委員さんを通してクレームがあり、畳をはがしての取り外し工事をしました。その時は外付けで換気扇を新たに付けることになっていましたが、今回帰省してみると、付いておらずその周辺の床がなんとなく湿っぽくなっていました。すぐに電話をして付けてもらうよう要請しました。
庭では草が好き勝手に成長しており、柿の木、梅の木、琵琶の木も所狭しと隙間を縫うように成長しておるわけです。昨年は事業者を使って草刈りをお願いしました。今年もお願いしようとして、電話を入れたところ9月まではいっぱいでふさがっているとのこと。
そんな中昨日、同級生が雨上がりで蒸し暑いのになんと草刈りと木の伐採に駆けつけてくれたのです。3人ともそれぞれ軽トラックで草刈り機を持参し、除草剤まで背負っての本格的な作業です。途中蜂の巣があったりしてかなり大変な作業だったと思うのですが、冗談言い合いながら手際良く4時間で完了。見違えるくらいスッキリとした風景に「明るい農村だけ〜の〜」。持つべきものは友であることをまたしても強く確認しました。
当然昨夜も労いのつどいと語らい。ありがたいことです。