本番の入学試験会場では当たり前の光景となっている門前激励。塾や家庭教師の先生が教え子に対して激励をするために朝早くから校門の前で待っています。生徒集合時間の1時間半前から先生方が集まり始まり、良い場所を確保するために始発で出かけて6時過ぎに行ったこともあります。
東京神奈川の生徒のほとんどは、1月入試を予行演習の目的で受験します。1月は模擬試験が無く、本番前のリハーサルのような意味合いです。
一昨日もある中学校に行きました。激励の言葉の多くは「落ち着いてやれよ!」「緊張せず普段通りで!」「リラックスして!」など、ほとんどが緊張をほぐすようアドバイスしていました。しかし私の発した言葉は「緊張してる? 大いに緊張しなさい! 緊張した中で受験する経験を! プレッシャーの中でがんばれ!」と周りと全く反対の言葉がけをしました。
2月から始まる本番ではいやが上にも緊張します。そのための予行演習です。1月入試は本番ではないという意識があるためリラックスして受ける生徒がほとんどです。よって敢えて緊張するように激励をしました。
そして「よりともパワーを注入するぞ!」と言って右手をしっかり握りしめました。すると「こっちもやってください」と左手を差し出されました。