ゆりちゃんと語ろう♪

北海道札幌市から発信♪ダイビング、ラーメン、写真、日常のあれこれなど、テーマもなくだら~りと。  ・・・見てみる?

映画「THE COVE」

2010年08月20日 16時10分43秒 | Weblog


アカデミー賞受賞作品でありながら、上映中止になったという問題作「THE COVE 」
見てきました。



ずっとこの時を待ってた。
実は、私はもうずいぶん前から、You tubeで、この問題を知ってました。
それが、映画になると聞いて、絶対に見ようと思ってたの。





ダイバーなので 海が大事です。
人よりは余計に、そう思っているかもしれない。

海外で潜ると、「そのことをどう思うか?」と 欧米のダイバーから
言われることも ありました。



私も一人の日本人として、批判を受けることを悲しく思います。

ただ、最近強く感じていることがあるのです。

人としての真価・・・というか、「できる人」というのは、
自分を否定された時の 対応が違う。
まっすぐに自分を見直し、そこに邪念がない。
人の批判を、ちゃんと聞ける。
キャパが違う。

私もそうありたい。

日本もそうであって欲しい。



食料自給率が恐ろしく低いこの国は、よそ様のお世話にならなければ
生きていけない国なのに!

こと、「食」に関しては、威張れるような存在じゃない。
島国、ニッポン。


これほどまでに、日本人の魚好きの影響が、世界の海をダメにしているのに
それでも、まだ、なんでもかんでも、獲って食べなければいけないとは思わない。

かつて、「漁業権」の名のもとに、アイヌの人々から鮭を奪った。
鮭は、彼らの「食文化」ではなかったか・・・




世界の人々が大切に保護しているイルカが、太地のそばを通りかかると
地獄が待っている。

捕獲して、水族館に1頭15万ドルで売りさばく。

水族館に売られたイルカは、ストレスのため、数年で死んでしまうので、
次、次と必要なのだ。
だから、どんどん売れる。

http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20100810/108165/
「耐久消費財」のイルカを見に行く?(日経ウーマンオンライン)


残ったイルカは、すべて槍で、突き殺す。
年間、3万頭近くが、売りさばかれ、殺される。

そして、「鯨」と偽って 肉を売りさばく。
表示が「イルカ」では、残留水銀のために売れないからだ。
 (太地では、学校給食に出していたが、このために中止になったそうだ)

批判を受けても、しかたがないと思う。

子供たちの「鯨離れ」を防ごうと、学校給食にまで出していた。
残留水銀を知って、批判を浴びて、中止にしたのに
それを鯨と偽って、スーパーの店頭に並べるなんて・・・

水銀の怖さは、水俣病で、よく知っているはずの日本人が・・なぜ?




日本が IWCでの立場を良くするために、ハイチの国々に、意味もない
(しかも高額な)
お金をバラまく余裕があるのなら、福祉に回して欲しい。

国内では たくさんの小さな子供が、行政のずさんな対応のために
通報を何度しても、虐待され、命を落としています。
ある子供の、最後の言葉は

 「僕にお水をください」でした・・

とっくに亡くなっている100歳以上の高齢者は、この先もどんどん出るでしょう。
ろくに管理もせず、お金を払い続けていた。



こういう記事は、とても難しい問題だとわかって書いています
それでも、知ってほしい。

この記事の内容について、否定したい方は、まず「THE COVE 」をご覧くださるよう
お願いいたします。


まだ、間に合います。
わたしたちが住む日本の問題だからこそ、たくさんの人に、見て、考えてほしい・・・


http://theaterkino.net/sakuhin.html
  (シアターキノ、上映の案内)(札幌)

http://thecove-2010.com/  (「THE COVE」公式サイト)