ゆりちゃんと語ろう♪

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あなたのそのコート

2006年02月23日 20時05分54秒 | Weblog
また少しだけ、寒さがぶりかえしたような1日でした。
早く春が来るといいなあ・・・

ずいぶん見かけなくなりましたが、今だに毛皮のコートを着ている人がいます。
毛皮を選ぶ理由って、何でしょう??
暖かい。軽い。美しい・・・・・
その、どれもを満たすものは、今はたくさんある時代ですよね??
そのたくさんある、別の物とはたったひとつだけ、違う点があります。
それは高価だということ。
それを着ている人は、つまり見栄っ張りだということです(きっぱり)

毛皮は、大嫌いです。
私の持ち物には、ほんの少しでも、毛皮がついたものはありません。
以前、デパートで働いていたときも、販売員にすすめられて
「え?それ、動物の死骸の一部でしょ?悪趣味ー。」
と、きっぱり言ったことがアリ
私、ひどいですか

でもね、そのコ-トを作る現場はもっとひどいです。
今から、そのお話がしたいので、何か食べながらごらんになってる方は
読まないほうが賢明です。ごめんちゃい
後で読んでね??

ひとつめは、シルバーフォックス等。
海外の、とある繁殖場の現場では、キツネが、せまい檻に閉じ込められて
劣悪な環境におかれています。
知能の高いキツネには、その生活は耐えられないのでしょう。
せまい檻の中で、ぐるぐる回り続けています。
保温されることもなく、ケガや病気に対処される事もありません。
目がつぶれている。自ら、足を食いちぎっている。骨折している・・・
地面から1Mくらい高いところに、並んだ檻は、床もすのこ状ですから、
糞尿は、下に落ちるしくみになっています。
寝るところさえなく、どんなに寒いことでしょう。
(ちなみにこれはミンクなどでも、同じです)

彼らが、ここから出るのは、殺される時だけです。
二人の人に、首と尻尾を持って、ぶらさげられます。
そして、口と、肛門の2箇所に電極が。
口に電極をくわえさせられた、その目が恐怖に見開いています。
この狐が、一生にくわえたものは、与えられたエサと、電極のふたつだけです。
感電で死ぬのです。
時には、まだ生きていても、暴れる力がなければ、生きたまま、皮を剥がれるのです。

ふたつめは、狸です(狸さん、ごめんなさい、動物の狸です
中国の動画。
檻の中にたくさんの狸。その1匹の尻尾をやおらつかみ、そのまま後ろ足を持って地面に叩きつける。1回、2回、3回、4回・・・・
このあたりで、狸はぐったりし、口から血を流しています。

ぐったりした狸が、地面に並べられています。
どの狸も、目をパチクリさせ、苦しんでいます。
その狸の足が、ナタで切られていきます。もちろん生きたままです。
足の下に、板を入れられ、それをまな板のように使って、ナタを振り下ろします。
そして、ぶらさげられ、おしりのほうから、皮を剥がれます。
無理やり洋服を脱がすように、引き剥がします。
ぐいぐいと、ナイフも使わずに。
もちろん、足をばたばたさせて、暴れています。

最後に、前足と、顔の部分まで剥がれたら、おしまいです。
皮を剥がれた、もう狸には見えない、ピンク色の動物は、
トラックに放り込まれます。
トラックには、その、一回りも、ふた周りも細くなった、ピンク色のぬめぬめした
動物が、山のように積まれています。何十匹いるでしょう・・・
死んでいると思うでしょう?
・・生きているんです。
目をパチパチさせ、首を持ち上げて、あたりを眺め回す・・そしてまた
ぐったりと倒れる・・・・
皮を剥かれてしまったために、まつげがとても長く見える、その目が不憫で
なりません。

泣きながら見ました。どうぞ神様、このコたちを早く殺してあげてください!
苦しみから、救うたった1個だけ残された道は、死でしかない・・・

狸は本来、とても気が強い動物だと、聞いたことがあります。
その狸が、はむかうことも出来ず、殺されていくのは、目の前で起こっている
殺戮が、自分の身にふりかかることを、知って、怯えきっているからでしょう。
そして、狸はとても、夫婦愛の強い動物です。
つれあいを亡くすと、何も食べず、落胆して死にいたることも多いのです。
狸は「ラクーン」(あらいぐま)という表示で、ほとんどが日本に輸入されています。
私が街で見かける、狸の毛皮の多くは、フードの縁取りです。
アライグマと狸は、毛質が違います。
ここまでして、フードに縁取りが欲しいですか??
それは保温ではなく、ファッションのためでしょう?
では、フェイクで十分なのでは??

みっつめは、あざらしの赤ちゃんです。
お母さんあざらしが、氷の隙間から、見つめる前で、赤ちゃんは殴り殺されます。
ただ、棍棒のようなもので、頭を殴り続けるだけ。
真っ白で、黒い、大きな瞳のアザラシの赤ちゃんは、逃げる足もなく、ただ、怯えきって、叫びながら、殴られます。
お母さんあざらしも、吼え続けますが、それも空しく、大事な赤ちゃんは
口から血を吐きながら、引きずられて行くのです。
これは、現在は反対運動も多く、規制はあるようですが、まだ行われています。
買う人がいるから、獲る人がいるのです。
高価であれば、法を犯してでも、お金が欲しい人はたくさんいるのでしょう。

よっつめは、チンチラです。
皆さんは「チンチラ」という動物をご存知ですか?
大きさは、小さいハトくらいの、ネズミのようなウサギのような動物です。
体はまんまるで、灰色、背中などに黒い毛が混じっています。
耳は丸くて、大きく、モルモットの耳にそっくり。
大きなまんまるな目が、可愛らしい。
毛がふわふわで、なめらか。人になつくので、最近ではペットショップでも
販売されています。
私はペットショップよりも、50代以上の女性の、コートの襟で、その姿を
見かけます。
背中の黒い毛が目印になり、そのご婦人を飾るために、犠牲になったチンチラの数がはっきりと、わかります。
1匹、2匹・・・・・たいていは、8匹以上が使われているようです。
なんか、数えてしまう私・・・
持っている、アナタ・・・後ろで私が数えていますよ??こわーい>私。

5つ目は、犬、ネコです。
現在中国では、犬とネコの毛皮を、日本に輸出しています。
「アメリカンコッカースパニエルの煮込み」がある国ですから、毛皮くらいで
驚いてはいけないような気がしますが・・・
やっぱり、シェパードも、あの狸のようにぶら下げて、生きたまま皮を剥がれて
いました。
何百という、犬や、ネコが積まれたトラック。
1M四方、高さ30センチくらいの、網でできた箱に、犬も、ネコもぎゅうぎゅう詰め。
それを積み上げてあるトラック。
トラックが到着すると、箱はトラックの、高いところから、地面にほうり投げられます。
悲鳴をあげる犬やネコ。
この時点で、圧死するコもいるでしょうし、骨折してるコも多いでしょう。
でもこの後、どうせ殺してしまうので、気にするはずがありません。

動揺をなんとかしようと、隣のネコの顔を、一生懸命なめてあげているネコ。
(ネコは動揺すると、なめて気持ちを静めようとします)
何もしてないのに、なぜか網の隙間から、棒で突かれています。
それは、もう、作業というより、殺戮なのでしょう。
人は、戦争などで、不必要に残酷になることがあります。

何百という、血まみれのネコの毛皮を前に、置き去りにされた(きっと忘れられた)茶トラのネコが、悲しそうに鳴くのが、印象的でした。

注目すべきは、その輸出先が日本だということです。
日本人は、たとえそれが犬やネコの毛皮だと、バレたところで、大騒ぎしないと
知っているからです。
欧米では大騒ぎになりますから。

かわいいぎんさんの背中をなでていても、「きっとコレがウサギだと言われても
きっと誰もわからないだろう」と、思います。
現在の技術では、染め分けも簡単です。

私が毛皮を持つ人に対しての認識は、「何も知らないおばかさん」か
「どんな殺戮を犯してでも、その身を飾りたいほどの、見栄っ張り」です。
おそらくは、毛皮と知っている以上、動物を殺したことは理解しているはずなのに
それを深く考えもせず、着られる神経が理解できない。

野生動物の毛皮は、もちろん希少で、高価なものです。
毛皮を持っている皆さんには、野生動物の知識がありますか??
実際に、生きた姿のその動物を、見たことがありますか?
あなたの、そのコート。
本当にそれは、アフリカに住むネコ族のものだと、言い切る自信はありますか?
野生動物は、あなたのコートになるほどには、もう存在しません。
過去に全世界の女性が、それを着たために。

血に染まった毛皮。
それでも、その毛皮で、身を飾りたいですか?
男性諸君。
そんな女性は、お好きですか?
毛皮を着て、にっこり微笑む彼女の赤い口紅が、血に染まって見えませんか?
もし、それが気にならないのだとしたら、今度の犠牲者はあなた自身かも。
何を犠牲にしても、自分が大事な女性ですもの、ね?