先月、浅間山が初冠雪となった頃には、
秋を飛ばして一気に冬がやって来てしまったかのような寒い日が続いていましたが、
11月に入ると一転、小春日和が続き、南側の部屋は暖房要らずの暖かさとなった佐久です。
そんな暖かい日にはなんとか時間を捻出して、利用者様をお散歩にお連れします。
気分転換もさることながら、日光に当たることで生活リズムを整え、
季節の刺激を全身で感じて頂き、日中の活動性を上げ、更には良質な睡眠へと導き、
それがまた明日のQOL向上に繋がる、という多層なケアの一環です。
利用者様の中には、同郷であったり、同級生であったり、長年交流があった方と、
ここ佐久平愛の郷で再会されたという方がいらっしゃいます。
先日、長らく会いたいと切望されながら、コロナの煽りで叶わずにいたご対面が果たされました。
お名前を呼び合い、手を取り合い、涙を流されて再会を分かち合っていらっしゃいました。
佐久平愛の郷で過ごして頂く日々の中に、こうして利用者様の歩まれて来た人生と人生の交差があります。
その熱い涙の場面に立ち会わせて頂き、利用者様の思いに触れさせて頂けたひとときでした。
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