■西日本豪雨 「被災地の再建 いま必要なこと」
“広島県三原市では、地域の拠点病院の役割を担ってきた本郷中央病院が大きな被害を受けました。
外来は一時完全に機能停止。入院患者も転院を余儀なくされました。
三原市では、病院だけでなく高齢者のための福祉施設8か所が被災し、
利用者に大きな影響が出ている現状をお伝えしました。”
専門家ゲスト:河嶌讓さん(精神科医)
ゲスト:松尾諭さん、羽田美智子さん
リポーター:森田洋平アナウンサー
【内容抜粋メモ】
医療機器が使用不能に
病院の1階が水没し、CTや胃カメラ、超音波検査機など、
総合病院に欠かせない医療機器が使えなくなりました
カルテの喪失
さらに致命的だったのは、1階のカルテ庫にあったカルテの喪失
患者の情報がすべて失われてしまった
1ヶ月間 外来診療を休止
1日180人が受診していた外来は診療を休止
地域で唯一の総合病院の機能は完全に止まりました
再開後も混乱が続いている
1ヶ月後再開した外来は混乱が続いています
カルテがないので、全ての患者が初めて診察を受けるような状況
他の病院に提供する時の情報も限られます
薬の処方は、患者の「おくすり手帳」が頼みの綱です
特に大きな不安を抱えているのが入院患者
転院を余儀なくされている
患者の家族:転院先にずっといられるのか、また転院するように言われるのか それが不安です
<転院の日を迎える患者 6年間この病院に入院していた>
家族:
転院がリスクにならないか心配
動かしたために命が短くなる人が多いと聞いています それが一番怖い
患者のことをよく知る医師や看護師と離れることに家族は先行きの見えない不安を感じている
患者の送迎バスも2台水没
運行ルートは11→2つに変更され
バスを利用していた患者に大きな影響を及ぼした
送迎バスの運転手は、送迎バスが行けなくなった場所を回っているが
道路が崩壊しているため、迂回路を経て患者のもとへ
<病院でリハビリを受けていた女性患者を取材>
送迎バスで毎日リハビリのために病院に行っていた
Q:どこが悪いんです?
膝が痛い 今は痛いけどどうにもならん 困ります
本当に私だけじゃなく、他の人も困っていると思います
三原市内では高齢者施設が閉鎖
高齢者福祉施設8軒が被害を受け、デイサービスなどが利用できなくなった
家族の負担が増えつつある
<母親がデイサービスを利用していた家族を取材>
母親・トシエさんは、102歳
階段の上り下りは難しく、1階で生活していたトシエさんを
水が入ってくる直前、家族がなんとか2階に上げた
その後、デイサービスに行けなくなったこともあり、ほとんど毎日寝たきりの状態
デイサービスの代わりに、家族がリハビリなどをしている状況
これまでデイサービスで週4日入浴していたが、今では娘と孫の2人がかりでシャワーを浴びている
働いているので、時間をやりくりしながらの状態
これが長引けば、トシエさんの体調悪化だけでなく、家族の負担が大きくなることも懸念される
孫:
日に日に足が弱っている気もする
デイサービスの送り迎えの時は、片手を一人が支えるだけでさっさと歩けていた
デイサービスに行けるところが見つかっても、おばあちゃんを長い階段から降ろすのが怖い
おんぶして降りてくれる人がいたらいいけど
介護施設は、いつ再開するのか見通しは全く立っていない
●西日本豪雨 相談窓口
FAX:03-3481-0099
「全国社会福祉協議会 ボランティア情報」
・泥かきなどのボランティアがまだまだ不足している
・傾聴ボランティアの存在も重要
話を聞いてあげるだけでも支援になる
“広島県三原市では、地域の拠点病院の役割を担ってきた本郷中央病院が大きな被害を受けました。
外来は一時完全に機能停止。入院患者も転院を余儀なくされました。
三原市では、病院だけでなく高齢者のための福祉施設8か所が被災し、
利用者に大きな影響が出ている現状をお伝えしました。”
専門家ゲスト:河嶌讓さん(精神科医)
ゲスト:松尾諭さん、羽田美智子さん
リポーター:森田洋平アナウンサー
【内容抜粋メモ】
医療機器が使用不能に
病院の1階が水没し、CTや胃カメラ、超音波検査機など、
総合病院に欠かせない医療機器が使えなくなりました
カルテの喪失
さらに致命的だったのは、1階のカルテ庫にあったカルテの喪失
患者の情報がすべて失われてしまった
1ヶ月間 外来診療を休止
1日180人が受診していた外来は診療を休止
地域で唯一の総合病院の機能は完全に止まりました
再開後も混乱が続いている
1ヶ月後再開した外来は混乱が続いています
カルテがないので、全ての患者が初めて診察を受けるような状況
他の病院に提供する時の情報も限られます
薬の処方は、患者の「おくすり手帳」が頼みの綱です
特に大きな不安を抱えているのが入院患者
転院を余儀なくされている
患者の家族:転院先にずっといられるのか、また転院するように言われるのか それが不安です
<転院の日を迎える患者 6年間この病院に入院していた>
家族:
転院がリスクにならないか心配
動かしたために命が短くなる人が多いと聞いています それが一番怖い
患者のことをよく知る医師や看護師と離れることに家族は先行きの見えない不安を感じている
患者の送迎バスも2台水没
運行ルートは11→2つに変更され
バスを利用していた患者に大きな影響を及ぼした
送迎バスの運転手は、送迎バスが行けなくなった場所を回っているが
道路が崩壊しているため、迂回路を経て患者のもとへ
<病院でリハビリを受けていた女性患者を取材>
送迎バスで毎日リハビリのために病院に行っていた
Q:どこが悪いんです?
膝が痛い 今は痛いけどどうにもならん 困ります
本当に私だけじゃなく、他の人も困っていると思います
三原市内では高齢者施設が閉鎖
高齢者福祉施設8軒が被害を受け、デイサービスなどが利用できなくなった
家族の負担が増えつつある
<母親がデイサービスを利用していた家族を取材>
母親・トシエさんは、102歳
階段の上り下りは難しく、1階で生活していたトシエさんを
水が入ってくる直前、家族がなんとか2階に上げた
その後、デイサービスに行けなくなったこともあり、ほとんど毎日寝たきりの状態
デイサービスの代わりに、家族がリハビリなどをしている状況
これまでデイサービスで週4日入浴していたが、今では娘と孫の2人がかりでシャワーを浴びている
働いているので、時間をやりくりしながらの状態
これが長引けば、トシエさんの体調悪化だけでなく、家族の負担が大きくなることも懸念される
孫:
日に日に足が弱っている気もする
デイサービスの送り迎えの時は、片手を一人が支えるだけでさっさと歩けていた
デイサービスに行けるところが見つかっても、おばあちゃんを長い階段から降ろすのが怖い
おんぶして降りてくれる人がいたらいいけど
介護施設は、いつ再開するのか見通しは全く立っていない
●西日本豪雨 相談窓口
FAX:03-3481-0099
「全国社会福祉協議会 ボランティア情報」
・泥かきなどのボランティアがまだまだ不足している
・傾聴ボランティアの存在も重要
話を聞いてあげるだけでも支援になる