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モーレツ社員はいらない!? "働き方改革"始動@週刊ニュース深読み

2016-09-30 15:47:27 | テレビ・動画配信
モーレツ社員はいらない!? "働き方改革"始動@週刊ニュース深読み

白河 桃子さん(少子化ジャーナリスト)
常見 陽平さん(千葉商科大学 専任講師)
山田 久さん(日本総合研究所 チーフエコノミスト)
竹田 忠(NHK 解説委員)
綾部 祐二さん(タレント)
優木 まおみさん(タレント)

 



【内容抜粋メモ】

安倍:
長時間労働を自慢する社会を変える かつてのモーレツ社員
そういう考え方自体が否定される、そういう日本にしていきたい
(経済活動にも関わるけれども、アベさんは逆の立場では?


街の奥さまの声では「夫が帰る時間は、もうちょっと遅くてもいいw」なんて声や、
FAX「早く帰ったら、残った仕事は誰がやるのか?」と切実な声、
2歳の育児に追われるゲストのまおみさんは
「そんなに時間がかかるって、旦那の力量が足りないのでは?」なんて厳しいコメントももありつつw


【プレゼン1】

●かわりがいない
 

長時間労働の割合は、先進国の中で日本は最悪レベル 過労死もあとをたたない


●少子高齢化


年間80万人のペースで働く世代が減っている 1人の負担が重すぎる


●「働き方改革」
 

・もっと効率よく働いて、定時に帰って、夫が子育てを手伝える→女性の社会進出・復帰が増える「女性活躍社会」
・元気なお年寄りも多い→年金・医療費が抑えられ、社会保障費軽減
・外国人の雇用

GDP:今の日本は500兆円→東京オリンピックくらいに600兆円(戦後最大)までいける


●「少子化対策」
共働きだと経済的なゆとりができ、子どもが増えるかも?

 

白河「男性が長く働くと、女性の収入が下がる」

まおみさん「会社、社会自体が変わらないと本人の意識だけじゃムリ」

山田「過去から言われ続けているのには理由がある 国際競争力が下がるとか

綾部「アメリカのピクサーに取材したら、会社で残業する人はいないそう 朝は早く来てるけど」

小野アナ(仕事好き)「頑張れるのは、周りの人の役に立ってるってやりがいになっているのは?」

常見:
大事な論点 ディストピア(絶望社会)の可能性もある 利益を追求するとどこまでやるか
資本主義は年金を利用している人たちが牛耳っていて、僕らは参加させられている(そこだ!
仕事の絶対量を減らすって考えにしないと昭和的な気合いと根性論になっていく

白河「KAROSHIという外国語になってしまっている」

FAX「仕事量が減らなければ、家に持ち帰って、水面下で時間外労働するだけ」

常見:
労働の質が低いというのを疑うべき 生産性は付加価値を労働投入量で割ったものだから
付加価値が下がらないかぎり上がらない部分がある
仕事の絶対量も「任せ方」 社内で異動を繰り返したりして(身近にいるなあ・・・


●日本型雇用


竹田:
欧米は、仕事が営業、企画など最初から決まって採用している
日本はどーんと中に入れてから配置転換して、いろんな仕事を覚えていく形
だから、自分の仕事は何なのか決まっていない どこからどこまでか明確でない
自分のが終わったら、他の人の仕事を手伝ってしまう

白河:
早く帰れない理由がいっぱいある 女性が働く人は52%になったけれども、
時間が介護などでなくなったら「2級労働者だ」と言われたらやる気をなくす

あと2年で段階世代が介護が必要になる時代になる
今でも介護離職者が10万人になり、今度は働き盛りの男性も時間制約がかかる
保育園より高齢者を預かってくれる施設は時間が短い 今変えないともう間に合わない

(親の世代か

山田:
物事には裏表がある 日本の雇用のメリットは、景気が悪くなっても解雇は少ない(そうか?
それは残業と関係している 景気が悪いと労働時間が減るため、雇用を減らす必要がない
ヨーロッパは上限規制がある セーフティネットがきちんとしている上で解雇ができる
是正するなら移りやすい仕組みも必要


「サブロク協定」


竹田:
上限を決めることが今までできなかった 会議の最大焦点は「サブロク協定」
法律上は1日8時間、週40時間を超えてはならないと決められている
でも現場が回らないから労使が協定を結べば、残業が可能 このゆるさを改定する必要がある

残業時間を決めるなど いつも壁になってきたもの このルールを破るとちゃんと罰則もある

綾部「大企業なら可能でも、テレビの世界とか出来ない不可能ですよね 撮影が終わらないのに帰りますとか」

常見:
1人あたりの仕事量をどうするのかを生産性の議論だけではダメ
「ブラック企業」と叩かれる企業は、逆に「サービス残業ダメ」とかやってたけど
結局こなせない量を任されているから
“いかに働かないか”が実は、「働き方改革」の肝だと思う(ヤッタねv


FAX:
「非正規雇用は長時間労働を規制されると困る
ウチは母子家庭で定時に帰ると生活できない」(残業で稼ぎたい人もいるんだよね

「賃金が低く、残業しないと生活できないのはおかしい」

「非正規雇用の夫婦だと暮らせない」




竹田:
この声は改革にも直結している「同一労働・賃金」同じ仕事しているなら格差を縮めるべき


消費者の要求と過重労働の関係

山田:
最低賃金の国際規格から見ると、日本はやはりかなり低い
非正規は都心部は上がっていても、地方は低い 全体的に上げないとダメ 長時間労働にもつながっている
「いいモノを安く」「サービスはタダ」ではなく、高いモノは高く売れば、賃金に反映するように変える

竹田「なかなかデフレが上がらない原因がそこにある」

綾部「海外にはチップがあるのに、日本はサービスの質がいいのにタダですもんね」

FAX「コンビニの営業時間を減らすべき」

白河「売り上げを一時的に落としても、良質なサービスは社員が疲れていてはできない」

小野「おもてなしが減る心配はありませんか?」

常見:
失われないと思う ちゃんと課金する 効率化を上げようっていうだけじゃなく
儲けるために国家として何をするのかということを考えないと
ITなど、これで儲けるんだと提示すること

モンスター社員とブラック企業の混合攻撃となって互いに苦しくなっているのが今の社会
ネット通販がすさまじく早く着くというサービスを始めたけど、そんなに早くなくてもいい(反省も含めて同意

竹田:
消費者の要求が表に出やすい おもてなしも、放っておくと際限ないサービス競争、過重労働になり、
消費者の要求を貫くと、労働者としての自分も犠牲になる(シエスタとか、年末年始は休んだって全然構わない

白河:
過重労働の会社にはどんどん人が来なくなる 辞めて転職しちゃう
労働時間をコントロールしている企業もある そいういう会社を学生が選んで一人勝ちになる

「サービス残業って何時以降だと思う?」とアンケートしたら「22時以降」と答えるコが大半
それを聞いた企業は「うちいっぱいやってるよ」と焦った
「お父さんが帰る時間のイメージは?」という質問にも「22時以降」だった

まおみ「選べたらいい 夜勤をしたい人 画一的でなくライフスタイルに合わせて変える」



【プレゼン2~企業の取り組み 残業撲滅! ある住宅メーカーの挑戦】

高度経済成長から成績が良く、モーレツ社員の人たちが支え、不夜城と呼ばれていた(不夜城って・・・


●10年前に転機が訪れる

違反になるから今すぐ改善しろと警告がきた



●早く帰れと徹底的にやったら


朝早く行き、タイムカード押す前に仕事していたりするようになった
社内から監督署に告発があり、サービス残業代32億円を払えと命じられた

●発想の転換


午後1~3時まで、集中力のいる資料作りに専念し、電話・メールには一切関わらない
前は「契約とるまで帰ってくるな!」がモチベーションになってたが、経験の浅い社員に上司がついてアドバイスする


まおみ「上司の頭の中を変えるのが一番先決」(そうそう

FAX「時間通り帰っても社員の評価を下げないでほしい」


●離職率

残業減らした人にボーナスUPしたら、効率的にやることにモチベーション上げるようになった
(こんな分かりきってることなのに10年もかかったの?

白河:
金融庁はお金の流れを厳しく管理してる(できてる?)が、人間にとっては「お金」も大事だが「時間」も大事
(私は時間のほうが大事だが、お金が大事な人のほうが多いから、根本的に改善しないのでは?
評価を時間あたりに変えるとか工夫が必要(効率悪い人は辞めさせられない?

竹田「放っておくと労働者が不利になる “強行規定”国家が関与して大きく流れを変えること」

山田:
下請け企業では「この日までにやってくれ」と言われて「できない」と言えば、取引を切られてしまう
全体社会のシステムを変えること

竹田「経営者のマネージメントが大事 人が足りないなら、必要な人数をちゃんと雇わないと」

常見:
労働者のまるあげ?はおかしい 経営者、中間管理職が変わるべき
でも、今は中間管理職も厳しい環境だから、経営者のバックアップが必要

白河:
改革を進めている企業はいっぱいあるが、NO1.企業は変わらない、NO2.企業は危機感をもって変わろうとしていて
売り上げが逆転しているので、改革が売り上げ減とはならない

小野「新しいアイデアを考える時間も必要」


FAX「日本国民全体の意識改革が必要」(正論はどの時代にもあるけど、進まないねえ・・・


一番の改革は、顧客を変えること

常見:
意識改革っていうのは、人間の精神活動は経済社会規模が決めている部分があるから
国がファンタジーではなく、具体的に次世代のために考えること




世界には、お金がなくて苦しんでいる人がいる
でも、それはお金を持ちすぎている人が分配しないから

世界には、お金がなくても心から笑って暮らしている人たちもいる
お金を信じる人たちは、彼らのことを「未開で野蛮だ」と言う
「可哀相だ」「文明的ではない」などなど

私たちはそうやって歯車に乗って、クルクル走り続けるハツカネズミみたいだ
そしてそれこそが幸せだと思わされている
「これが人生なんだ」と諦めている

そして、ヒトの経済活動を活発化させるほど、自然は傷んでいく
ヒトは見て見ぬフリをして、今の便利な暮らしを止められずにいる

「100年後に地球上の氷が全部とける」というニュースを最近見たけれども、
100年後の子どもたちに任せようとしている

少数派が、半数を超えて、多数派になった時、世の中はガラリと変わるだろう
まずは1人1人が誤った妄想から抜け出すことからずべてが始まる

これが心身を壊した私が、この何年かかけてやっと気づいたことなんだ




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