ゲスト:松本明子、LiLiCo
首コリを代表に、私もあらゆる不定愁訴を抱えていて 健康診断では、いつも何も問題なしと言われる
あらゆる所を受診して、治療・投薬を受けて
今回出てきた「ストレートネック」だ「過敏性腸症候群」だ
果ては「膠原病」とか分からないことを言われて、どの治療でも治らなかったが
ヨガでほぼ改善した
今回、ゲストの医師が「ヨガより有酸素運動をおすすめします」と言いつつ
すすめていたストレッチは、ほぼヨガと同じ動き
きっとこの男性医師はヨガをやったことがないから、その効用の実感がないのだろう
切ったり貼ったり、投薬、入院がメインの西洋医学を信じる医師は、とかく東洋医学を否定しがち
その西洋医学は、今回のようにネズミ(マウス)のような動物実験を使ったり
あらゆる戦争の歴史の中で、人体実験等で得た知識に基づいている
加速度的に複雑化・多様化している現代の生活習慣病に
西洋医学はほとんど根本的に対応できていないのでは、といつも思う
【内容抜粋メモ】
自律神経を整えるワークショップが開催されて、400人以上が申し込んだ
指先の脈から心拍の振動を解析して、その揺らぎから自律神経の状態がわかる
アロマオイルを調合し、その香りを嗅ぐことで体調改善につなげようとしている
(この情報が気になったが本編では取り上げられなかったのが残念
「ストレートネック」
スマートフォンを使い続けるライフスタイルが自律神経に悪影響を及ぼしていることが分かってきた
首の筋肉の緊張が原因 それが自律神経を乱して様々な体の不調につながっている
●ほぼ全ての臓器にわたって 自律神経は全身に存在している
女性に多い症状はめまい 男女問わず高血圧、下痢、便秘、のぼせ、冷えなど さまざまな不調に影響している
■アキコさん(仮名 50代)のケース
最初は立ちくらみ→1日寝込む 耳鼻科、内科を受診しても「原因不明」と言われる その後も回復せず
アキコさん:次の日も次の日もずっと同じことの繰り返しだった
1年後 意識を失って救急車で運ばれる→異常は見つからない
アキコさん:ずっと寝たきりの状態 食欲がなくなって体重が減っていく一方だった
精神科医の医師:あなたのめまいは自律神経が原因かもしれない 一度脳神経内科で診てもらってください
自律神経の病院で自律神経機能検査を受ける
医師: 「起立性低血圧」立ち上がると血圧が下がってしまう 原因としては「自律神経不全」という病気がある
立っている時に目の前が暗くなる、意識を失うというのは自律神経の不調が疑われる
(私も学生の時から風呂場や部屋でよく立ち上がっては倒れていた
今も本屋などで座った状態から立ち上がるたびに立ちくらみが酷い
気をつけること
脱水症状になるのを防ぐ+塩分を摂る
寝ている間に汗をかいて脱水症状になり血圧が下がりやすいので 毎朝、必ずコップ2杯の水を飲む
午前中は低血圧になりやすい 塩分を取ることで 血圧を上げることができる
塩分の高いソーセージなどのおかずやお味噌汁を朝食に摂る
炭水化物、糖分はお腹の血管を広げて血圧を下げる
熱いものをたくさんとると体が熱くなり、血管が開いて血圧が下がる
味噌汁などは塩分・水分両方とれていいが、少し冷ましてから飲んだほうがいい
医療用の弾性ストッキング
立っていると血液が足のほうに行ってしまい、血圧が下がってしまう
健康な人は、足の血管をギュッと締めて、血液が下にいかないようにしているが
自律神経の機能が低下していると、それがうまくできずに血圧が下がってしまう
ストッキングで足を締め付けることで、足に溜まる血液の量を減らして血圧を保つことができる
これは医療用なので、一般に売られている加圧とは別
自分に合ったサイズかどうか、症状にあった締め付け具合かどうかというのは病院や薬局で相談した上で選んでください
●自律神経は意外と太い/驚
ちょっとしたことで自律神経のバランスは崩れる
針で膝の裏に電極を流して、「わっ」と驚かせて波形を見ると、驚いた時に反応が出る
その後、医師が近づいただけでストレスを感じて反応が出る
人がストレスを感じた時、前頭葉でストレスだと感じる
それに対して交感神経活動が防御反応として全身に信号を送る
何らかのストレスが加わった時に、人間は自分の体を防御する
そのような防御反応としての交感神経活動が出る
バランスを崩したままだと悪影響が出る 血圧上昇、胃腸の働きの低下、倦怠感、やる気が出ないなど
朝晩の気温、気圧の変化の影響で交感神経が有利になったり、副交感神経が有利になったりする
睡眠不足、人間関係 結婚などの幸せなことでも、環境の変化が影響する
自律神経の問題は男女差はない
人間は、交感神経が背骨の横についていて、副交感神経は首のところを走っている
(首のうしろは自律神経がたくさん集まっているから 凝った時に強く揉むのはよくないと聞いたことがあるな
■長年バランスを崩して悩んでいたが調子を戻した方の例
フルタイムで働きながら子育てをしているエミさん(仮名 50代) 30年来の悩みを抱えている
毎日会社まで1時間かけて通勤 電車に乗ると、突然の腹痛に襲われる
エミさん: 駅のトイレは混んでいることが多く、焦ると余計にお腹が痛くなってしまう
●一番辛いのは車での移動
渋滞になり、いつトイレに行けるか心配になるとお腹が痛くなる
「渋滞」という言葉を聞くだけで必ず下痢になる
なったことがない人にはやっぱりわからない しょうがないのかなという感じでした
●「過敏性腸症候群」
内科などいくつもの病院を回ったが原因はわからず
インターネットで症状を検索して「過敏性腸症候群」と同じだと気づいた(私もなった
腸は副交感神経が優位な時に活発に働き 交感神経が優位な時は働きが抑制される
そのバランスが著しく乱れると「下痢と便秘」を繰り返す
「ストレス」もバランスを崩すきっかけと言われる
エミさんは神経の疾患をメインで診ている病院を受診 治療を受けて、改善の兆しが見られた
過敏性腸症候群は、ストレスを取り除き、神経のバランスを取り戻すことが大切
一度失敗すると、次に電車に乗る時に非常に不安になります
「また同じ症状が出たらどうしよう」「また出るに違いない」という思いは
その症状を誘引・誘発するので、放っておくと症状が良くならなかったり どんどんエスカレートしていくこともあります
(パニ障の予期不安と同じ
医師は、まずはじっくりと悩みに耳を傾けてストレスを和らげることにした
(基本、医師のメインの仕事だよね それが5分治療で疎かになってるのが実状
●ポイント1 理解者を見つけること
Q:このひと月どうでしたか?
調子が良かったのでちょっと遠出をしてみました 静岡まで
渋滞していない時は普通に何事もなく行けたけれども
渋滞してピタッと車が止まった瞬間に、お腹がちょっと調子が悪くなった でも、いつものようにトイレを探すことはなかった
医師:それだけでもだいぶ大きな前進ですね
エミさんは、悩みを分かってもらえる医師に出会ったことで ストレスがひとつ減ったと言います
●ポイント2 専用の処方薬でストレスが減った
エミさん:
診察を受けて、薬を頂いて、下痢にならなくなった
何か効いてるなという感じ 通勤時もほとんどお腹が痛くなることがなくなった
●ポイント3 成功体験
こうしてストレスを一つずつ減らすことで自律神経のバランスを取り戻し 悪循環を食い止めることができた
ゲスト:
便秘外来に行ったら4kgの便がたまっていて
自律神経を計ったら9:1で交感神経がすごく高くて
「アクセルべた踏みでいるのと同じだから、ゆったり過ごしなさい」と言われて
改善したらバランスが良くなりました
消化器内科医 有賀さん:
下痢だけの人、便秘だけの人、交互に繰り返す人がいる 10人中1人、2人はこの症状がある
サラリーマンの方、学生にも多い
はっきりとはなかなか言えないが よりストレスがかかる社会になっていますし
女性の方が働くようになってきたので 女性の患者さんが増えているなという印象がある
症状のメカニズムを知る
わけが分からないまま症状に苦しむ それ自体が大きなストレスになる
この病気は特にストレスが大きな要因となるので
メカニズムを知ることだけでもだいぶストレスが軽減される
考え方を変えれば気持ちも楽に
気持ちの切り替えがが重要
例えば、初診の時と、次に来られた時で、症状が5割減ったとする
「半分になった」と喜びとして感じられると、それもストレス軽減に繋がる
元々、几帳面な方、繊細な方、真面目な方が多い病気 そこは大雑把にというのがコツ
薬もそれなりに重要な役割を果たしているけれども
今使っている薬は、どちらかというと腸の動き、内容を変えるのが中心
やはりストレスそのものをどうコントロールするか
なくせられればいいですが、なかなか難しいので
■スマホやパソコン 現代の生活が影響!?
原因不明の体調不良で会社を退職せざるを得なくなったショウコさん30代
不調を感じ始めたのは約3年前ぐらい
パソコンを長時間使う仕事 毎日残業が深夜まで続き、10時間以上もパソコンに向かっていた
家に帰ってもスマホで動画を見たり、ネットショッピングをしたり、スマホが手放せない毎日
ショウコさん:
ある日生理が来なくなって、めまいがひどく出てきた
のぼせ、めまいがメイン むずむず感、頭痛、吐き気、体がとてもだるいのが大変でした
最終的にはほぼ立てない状態 歩くのも困難な状態
働くことができず、会社を退職して実家に戻りました
母に介護してもらい 日常生活もままならない日々
ショウコさん:
ご飯を食べられなくなってしまった 食べたい気持ちはあるけど胃が動かない
朝少し食べたものが、お昼にレントゲンをとると、全く消化されていない状態
食べられない状態が続いて、2ヶ月で約10kg体重が落ちました
どこの病院で検査しても原因が見つからず、精神的な問題だと指摘されたが納得できなかった
その後も調べ続けて、自律神経の不調を検査している病院に出会いました
●「ストレートネック」
脳神経外科医 北条さん: 生活習慣の聞き取りから不調の原因は「首のこり」にあると考えました
右が正常な人の首 左はショウコさん (ストレートネックも言われたことがある
首の筋肉が常に緊張している状態でした(過緊張も言われたことがある
その結果、首の自律神経に悪影響を及ぼし、全身の不調を引き起こしている
首が凝っていて自律神経神経が調子悪いという人は
首の筋肉を治療しすると、結果として自律神経も調子が良くなる
自律神経の機能検査
「体の表面温度を測るサーモグラフィーの映像」
血流が低下しているため、足先はほとんど写っていません(下の画像
自律神経の働きが弱まっていることが伺えます
ショウコさん: まさか首から来てるとは思わなかった 自分が納得いく診断が出たというだけで気持ちの部分が全然変わりました
その後、治療を始めて3ヶ月あまりで回復し、再び仕事に出られるようになった
(いつもとてもわかりやすいケースで、とても早く治ったと言うけれども
実際は長年ずっと付き合っている人のほうが多いと思うな
ショウコさんの症状(私もほぼ全部当てはまる
●低周波治療
いろんな症状の原因が首の筋肉にあると考えて 筋肉の緊張を取るために低周波の治療をやりました
弱い電気を首の筋肉に流して、緊張を徐々にとっていくという治療 週3回やるとかなり効果があります
首の筋肉のイラスト
5kgぐらいある重たい頭
バランスが取れていると、首の筋肉は緊張しせずにいられるが
患者さんのようにノートパソコンなどを長時間使うと傾いた状態になる
この姿勢を維持するためには、後ろも前の筋肉も非常に使う
前傾姿勢になってやるいろんな仕事は、首にとても悪いと考えています
正しい姿勢だと骨で支えることができる
治療を行ってショウコさんは14の症状のうち9つ改善した
<メールの質問 のぼせについて>
Q:自律神経のものと「更年期」によるものとの見極めを教えてください
A:
最終的に症状は自律神経を介して出ているので 更年期もストレスも症状は同じ なかなかそれだけでは見極めが難しい
更年期障害もやはり自律神経の失調によって症状が出るので基本的には同じ
発症する年齢、性別 あとは婦人科なので「ホルモンのチェック」などをしてもらうことが必要 (ホルモンのチェックもしたけどな
婦人科で分からなければ脳神経内科を受診してください
Q:自律神経の不調は中学生 男子でも発症しますか? その場合小児科を受診すればいいですか?
A:
一つは、学校などでストレスがある
そういう場合は小児科でも子どもの心の病気を診ているところがありますので そういうところを受診されると良い
朝礼で気分が悪くて倒れるというのは脳神経外科で対応できる
やはり中学生ぐらいになると、受験勉強が始まる
首が凝っていて、頭痛があって、めまいがする
ぐるぐる回るのではなくて、首が凝るとゆらゆら、グラグラする
もし首が凝っていて、頭痛があって、色んな症状が出ているのであれば脳神経外科医のほうへ
●家庭でもできる首コリをほぐす方法
首のこりを防ぐ一つの方法は姿勢 それから軽いストレッチ リラクゼーション
首の筋肉をほぐすのが大事 三つあります 全部座ってできるもの
凝りがすごく深刻な方、痺れがある方 ちょっとやってみて激しい痛みが出る方は無理をしないでください
1. 腰掛けて、背筋を伸ばして、頭の後ろで手を組んで 肘を少し張るようにして、背もたれにグッともたれるだけ あまり反らなくてもいい
肩甲骨の周りを少し伸ばすストレッチ 30秒間
ポイントは、リラックスして、深呼吸をしながら、力を抜いた感じで 頭の重みから首を解放するという意味がある
さらに肩甲骨が伸びるので、首と肩甲骨は近くて繋がっているので 結果、首をほぐしてあげることができる
2.肩甲骨周りをほぐす方法
手を鎖骨の上に置いて、肘を水平に クロールで泳ぐ感じで肘をなるべく大きく回す
前に3回、後ろに3回 背骨がねじれるので肩甲骨の背骨も動いている
3.首を伸ばす
力を入れて伸ばすとあまり良くない
力を抜いて、首の重みだけを感じながらやってほしい(ヨガの時と同じだな
まず前に傾けて力を抜く 頭が降りてきます
頭の重みを感じながら できれば 一回り 20秒ぐらいかけて
首の筋肉を使わずに、首が伸びていく感じ
痛い時は自分の手で少し支えてコントロールしながらやってもいい 左右1回ずつ
ゲスト:寝ている時に首を動かすと「ガリガリ」などの音がする(私もする!
医師:
首の骨は7つある そこに関節がいっぱいついている 1つの骨の間にも3つ、4つあります それがゴリゴリと音がする
関節が耳に近いので、自分で音が聞こえるけれども、痛みが伴わなければ問題はない
<メール・FAX コーナー>
A:
立ち上がった時に目の前が暗くなるのは「起立性低血圧」の可能性があります
お風呂はあったかくなるので、血管が開いて血圧が下がりやすい
湯船に入っている時は、水圧で血圧は下がらないが
あったまって立ち上がった瞬間に血圧が下がって 意識を失うと怪我をする場合もあるので
湯船に長く浸からずに、シャワーとかを使う 症状が強いようでしたら脳神経内科を受診してください
A:
放置しても危なくないです 「危ないのでは」と考えるのもストレスになるので、心配しなくて大丈夫
「今は慣れている」ということですが、もしかすると診療を受けることで 今よりもちょっと快適な生活が送れるかもしれない
気軽に消化器内科などを受診することをお勧めします
A:
いわゆる有酸素運動がいいと考えています
ヨガなどで首に負担がかかりすぎる時があるかも分からないので気をつけましょう
(一度ヨガを1年ほど体験してみてから判断してみては?
私のブログにも毎日のように「首のコリ」の検索ワードがくる
それに関する書籍にヒットしてしまうが、私個人的にはストレッチをすすめている
ちなみに今は、ヨガもストレッチもやめてしまったため、元の木阿弥
なにごとも継続が大事 普段の姿勢を意識するだけでも、コリは全然違う