フィギュア世界選手権2013・女子ショート

■フィギュア世界選手権2013
韓国からの出場はヨナだけ。彼女が２位以上なら３枠獲得ってゆうのもすごいな。

【女子ショート】
●ケイトリー・オズモンド（カナダ）

17歳。♪マンボNO.8　３×３を笑顔で決めた。スピンも柔らかくてスピードもある。
盛り上がるラテンのリズムにのっかってステップも軽やか。みんな本当に女優みたいな美人さんばっかり。
かなり速いリズムに負けない元気いっぱいの演技で滑りきった。最初から大歓声

●キム・ヨナ（韓国）
　
１年８ヶ月ぶりでも210.77点を出したという前大会。彼女の３×３は息をするのと同じくらい簡単じゃないかなって思うほどの安定感。
♪キッス・オブ・ザ・バンパイア　トリプルフリップもゆるぎない。イナバウアからのダブルアクセルもカンペキ。
こうして見ていると、ソチも真央ちゃんは敵わないんじゃないかって不安がよぎる
そしてこの表現力も、休業前とまったく変わらない。艶っぽい柔らかい表情に女性らしさ、より大人っぽさが加わった。
水色を基調とした衣装で、奇をてらわない曲調のショートプログラム。

●グレイシー・ゴールド（アメリカ）
　
♪パジャマゲーム　天使みたいな可愛さ　３×３は踏ん張った。タンゴ曲。フリップは回転が速い。
ダブルアクセルもも問題なし。大胆なセクシーさもあるステップの振り付け。
スピンも柔らかい。若干フラついているような・・・？
ブロンドに白い肌、真っ赤な衣装がよく映える。溌剌とした若さを活かした演技。
点数は意外に伸びなかったのは、後々の選手のレベルとの比較もあるのか？

●鈴木明子

♪キル・ビル　３×３は着氷が乱れた。フリップは成功。いつ見てもゾクっとするほどカッコいいプログラム
通し練習よりパート練習に力を入れる作戦に変えての今大会。目力も健在
どんどんテンポアップするエレキギターとともに盛り上がる後半。ちょっと苦笑いの終わり方。

●アデリーナ・ソトニコワ（ロシア）

♪スペイン奇想曲　３×３決まった。ロシアの新しい担い手としての自信に満ちている。笑顔も浮かべつつジャンプはすべて成功。
レイバックスピンがちょっとブレた。打楽器に合わせたエキゾチックな曲に合わせたステップ。
そして定評のある速いスピンでキメ。ホッとした表情。パワフルで大きな動きの多い振り付け。

●エリザベータ・トゥクタミシェワ（ロシア）

そしてライバル登場。♪アディオス・ノニーノ　３×３決まった。彼女のダークでストイックな色っぽさも好きだなあ
スピンの前でつまづいてしまった　なんだか今大会多くない？驚　悶えるようなステップで気持ちを切り替え、空気も変わったのはさすが。
ダブルアクセルがシングルアクセルに。うーん、ひきずっているか？　信じられないといった表情。
試合は１回ぽっきり。それがフィギュアの恐ろしさ。

●村上佳菜子
　
♪prayer for taylor 柔らかいステップ、淡いピンク色が桜の春を思わせる。ダブルアクセルからジャンプが始まる。
３×３決まった。緊張しがちな彼女には合っている構成かもね。トリプルフリップもＯＫ！
スピンも落ち着いて流れもスムーズ。会場にたおやかやな空気を作り出した。
この時点で２位で「ヤヴァイ！」を連発ｗ　よし、次のフリーが要だな！

●アシュリー・ワグナー（アメリカ）
　
♪レッド・バイオリン　いつもの気合い入りまくった表情で３×２でスタート。鍛え上げられた肉体。
イーグルからトリプルループ。そしてダブルアクセル。テンポをとるのが難しそうな弦楽曲。美意識の高さも伺える。
スローモーションで見ても１つ１つのシーンが芸術的な完成度。プロフェッショナルって言葉がぴったりハマる選手。これでも４位かあ。

●浅田真央

今シーズンは５戦５勝中。「焦らずに・・・」とコーチと話している声が聞こえた。
♪アイ・ガット・リズム　トリプルアクセル決まった。ヨナに勝つにはやっぱりアクセルか？　３×２。
トリプルループがシングルに　失敗を感じさせないはじける笑顔と、大きな動きの振り付けによる楽しいステップ。
ショートで５位って・・・「明日頑張ります」てまだまだショートへの苦手意識は抜けられないか。。

●カロリーナ・コストナー（イタリア）
　
久々見た気がするな。ディフェンディングチャンプ。引退もほのめかして、今シーズンは全て欠場。
しかしヨーロッパ選手権で復帰して自己ベストで５度目の優勝はさすが。26歳か。
フィギュアの低年齢化も進んでいるけど、時間が経つのは速いなあ！
♪ヤング・フランケンシュタイン　フシギな曲を選んだね。トリプルループから入った。３×３は転倒。
映画を再現しているような演技も入る。彼女もバババって手を挙げる仕草をやってるね。ステップはバレエを見ているような見応えがある。
ほんとにフシギな雰囲気の曲と振り付け。頭をポンと叩いて「やっちゃった」て笑顔が素直で可愛い。
独特の個性、持ち味を出すこともスケーティング技術として評価の対象になるんだな。ここで２位。

●アレーナ・レオノワ（ロシア）

わっ！また随分印象が変わってて分からなかった/驚　３×３は回転不足か？　♪スラムドックミリオネア
トリプルフリップも着氷が乱れた。ダブルアクセルは成功。鮮やかな緑の衣装。背中のデザインも変わってる。
スピードアップして、表情豊かなステップは彼女の見せ場。
最後は大きく口を開けての笑顔で終わるけど、途端に厳しい表情に戻るのところがいつも怖いんだよね

女子ショートの結果は、１位ヨナ、２位コストナー、３位カナちゃん。

フィギュア世界選手権2013・男子ショート

■フィギュア世界選手権2013
カナダにロンドンて名前の町があるんだ。紛らわしいなｗ
リンクが４ｍ狭いという特徴があるのが注意点。実際、それで苦戦している選手もいるようだった。
ソチ五輪代表の３枠の確保絶対条件は、上位２人の順位を足して13位以内。
なんといっても今回の最大の注目ポイントは、真央ちゃんと、復活したキム・ヨナとの久々の対決
高橋選手は、現役引退まであと１年って発表したのか　はぁ・・・最高の花道で去る道を選んだか？
最近はずっとフジテレビが独占放送してるんだな。くどくてクサい演出は相変わらず

【男子ショート】
●マックス・アーロン（アメリカ）
骸骨みたいな衣装。♪トロン　サイバーな音楽で４×２からスタート。初の世界選手権でほぼノーミス演技。

●ハビエル・フェルナンデス（スペイン）
♪マスク・オブ・ゾロ　優勝候補の１人。得意の４回転サルコウきれい！次のアクセルはシングルに。
滑らかなすべりには余裕の幅も感じられる。羽生くんと同じくオーサーコーチの下、同じリンクで学ぶライバルでもある。

●ケビン・レイノルズ（カナダ）
「ハナタカダカ」て笑う　前回は４回転をショートで２回、フリーで３回入れたらしい/驚
４×３からスタート。トリプルアクセル。軽快なテクノっぽい音楽。４回転トゥーループは堪えた。
深いエッジの効いたステップも粋で面白い。母国開催ってことで歓声も当然大きい。ガッツポーズでキメ。

●ブライアン・ジュベール（フランス）
体調不良が続いていた昨今。４×２きた。これまたサイバーな曲調。観客にもさかんにアピール。
12回目の世界選手権。メリハリのあるステップにも好調さが見られた。

●フローラン・アモディオ（フランス）
主演映画まで撮られたってすごいねえ。大きく胸のあいた衣装。♪ソプラルの思い出　珍しく静かな出だし。
４回転の予定はトリプルに。人の声が入っていてもボイパっぽかったらセーフなのか？民族系みたいな面白い曲。
後半に３×３。打楽器やサンバホイッスルで盛り上がり、スピンに入る場面で大きく転倒し、本人も苦笑のエンディング。
同じ経験をしたことがあるという荒川さんは「体も痛いが、精神的にも痛い」とのコメント。

●無良祟人
このイヤな空気を変えられるか、♪マラゲーニャ　４回転が抜けた　得意のトリプルアクセルは高さがあった。
曲の勢いに乗って空気を変えてほしい。３×３のコンビネーションは成功。深いエッジワークの難しそうなステップ。
残念な表情での終わり方。後半のリカバリーは強い精神力が見られた。

●ミハル・ブレジナ（チェコ）
オリンピックメダリスト、ヴィクトール・ペトレンコをコーチにつけた実力者。４回転サルコウ、３×３も決まった。
この曲サロメっぽい。同じ音符の繰り返しがどんどんテンポアップしていく狂気のメロディ。
大きくガッツポーズ。ほぼノーミスの好発進。上位に食い込んできた。

●羽生結弦
　
「風のように成長したい。一番上まで駆け上がりたい」会場から２時間ほどのトロントで練習している現在。
脇で大きく深呼吸している姿も絵になる羽生くん。♪パリの散歩道　見てるこっちが緊張する
４回転は転倒。キャメルスピンは美しい。巨大な期待を背負って、この本番で集大成が見せられるか？
コンビネーションも手をついて失敗。ううううう゛う゛う゛・・・奇跡は起きないか？この時点で６位。



●デニス・テン（カザフスタン）
前回怪我しちゃった選手だっけ？　♪アーティスト　４回転トゥーループは安定感があった。
その後のアクセルも高い！　オーケストラ指揮者みたいな上品な衣装。ワルツに乗って後半の３×３ではガッツポーズも出た。
いつも思うけど両手をバババッて挙げる振り付けは大ちゃんからのインスパイア？　皆取り入れるようになったね。
出た91.56点でトップに躍り出た

●高橋大輔

衣装を青から黒に変更。「ついていくのに必死。不安だからこそ頑張れる」て強いなあ！
♪月光　４回転は両足着氷。トリプルアクセルはキレイ。
情熱的なラテンのイメージを払拭して、常に新たな挑戦をし続けるモチベーションもすごい。３×３も決めた。
他の選手と比べてみていても安心感が違う。転がるピアノにのせてクルクルと高速回転するステップシークエンス。
コーチも認めた積み上げてきた練習量を証明してみせたショートプログラムだった。お見事。この時点で３位。

●パトリック・チャン（カナダ）

ローリー、クラークらのコーチと振付師の離別からミスを連発し不調だったチャンも復活してきた。
３連覇を目指しての演技。♪エレジー（ラフマニノフ）滑る音が響くほど静まり返ったリンクで４×３、アクセルも見事。
トリプルルッツも成功。再び絶対王者として完全復活。会場も息をのみ、歓喜のスタンディングオベーション
公式練習ですらスタンディングオベーションが出たらしい。
これだけのチャンプなのにユーモア、謙虚さ、誠実さも持ち合わせているのがステキ。98.37点て
世界歴代最高得点。「フリーで演技することに今から興奮している」と自信満々。

日本勢厳しいスタートだな・・・


追。
キリンフリーのＣＭにキョンキョンと阿部サダヲ驚
真央ちゃんをフィーチャーした住友生命のＣＭも毎回いいよね。