2009年7月15日（水）、7月18日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

7月15日（水）公開

• ハリー・ポッターと謎のプリンス "Harry Potter and the Half-Blood Prince"（英・米） - 丸の内ピカデリー1、渋谷シネパレス、渋谷東急他 walkerplus（字幕） 〃（吹替） 〃（IMAX 3D版 字幕） 〃（IMAX 3D版 吹替）

7月18日（土）公開

• ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢 "Wallace and Gromit in 'A Matter of Loaf and Death' "（英） - 銀座テアトルシネマ、渋谷シネマアンジェリカ walkerplus（字幕） 〃（吹替）
• 湖のほとりで "La ragazza del lago"（伊） - 銀座テアトルシネマ walkerplus
• 不灯港（日） - 渋谷ユーロスペース walkerplus
• アマルフィ 女神の報酬（日） - 日比谷スカラ座、新宿グランドオデヲン他 walkerplus

7月17日（金）～7月31日（金）

• 第31回ぴあフィルムフェスティバル (PFF) 東京会場- 公式サイト 於：フィルムセンター 大ホール（京橋）

7月17日（金）～8月9日（日）

• スターライトシネマ2009（第10回） - 公式ページ 於：恵比寿ガーデンプレイス センター広場

7月18日（土）～7月20日（月）

• イメージフォーラム・フェスティバル2009（第23回）横浜会場 - 公式サイト 於：横浜美術館 レクチャーホール

7月18日（土）～8月14日（金）

• ジャック・タチ フィルム・フェスティバル - 公式サイト 於：新宿K's cinema

他に気になる公開作は、横浜・黄金町のシネマ・ベティで公開される北朝鮮映画『ある女学生の日記』 "한 녀학생의 일기 / The Schoolgirl's Diary" （参照）など。

『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は、シリーズ6作目。原題の "the Half-Blood Prince" は直訳すると「混血の王子」だが、混血という表現がマズいのか「謎の～」となっている。IMAX版は前作同様に一部3Dとなる。

『ハリー～』が異例の水曜公開となったのは、全世界同時公開に日本も乗っかるため。なお、北米のIMAXシアターでは『トランスフォーマー：リベンジ』が引き続き上映中で、『ハリー～』のIMAX版は北米では7月29日公開で、それまでは限定公開となっている。

「ハリー・ポッター」シリーズは、個人的には一話完結ものと捉えている。前の話をあまり覚えてないうえ、見直してないためだが。なので、簡単に復習して以下のリストにしてみました。ところで、ゴブレットって何だっけ？

1. 賢者の石 the Philosopher's Stone (the Sorcerer's Stone) （2001年 クリス・コロンバス監督）
　ホグワーツ魔法魔術学校に入学。

2. 秘密の部屋 the Chamber of Secrets （2002年 〃）
　ホグワーツ内の“秘密の部屋”で起きた事件の謎を解く。

3. アズカバンの囚人 the Prisoner of Azkaban （2004年 アルフォンソ・キュアロン監督）
　シリウス・ブラック（ゲイリー・オールドマン）が脱獄。リーマス・ルーピン（デヴィッド・シューリス）登場。

4. 炎のゴブレット the Goblet of Fire （2005年 マイク・ニューウェル監督）
　三大魔法学校による対抗試合が行われる。ハリーは女子生徒チョウ・チャンに惹かれる。

5. 不死鳥の騎士団 the Order of the Phoenix （2007年 デヴィッド・イェーツ監督）
　宿敵ヴォルデモート卿（レイフ・ファインズ）が復活する。

6. 謎のプリンス the Half-Blood Prince （2009年 〃）

『ウォレスとグルミット ベーカリー街の悪夢』は、イギリスのクレイアニメ「ウォレスとグルミット」シリーズ最新作。シリーズ当初は、劇場公開よりNHKでの放映のほうが日本では早かったですね……。今作は29分の短編なので、過去のシリーズ「チーズ・ホリデー」「ペンギンに気をつけろ！」「危機一髪！」のデジタル・リマスター版を同時上映。今作からウォレスの声が萩本欽一から津川雅彦に変わりましたが、同時上映作も吹替え直したんでしょうか。

『湖のほとりで』は、ノルウェーのミステリー小説が原作のイタリア映画。2007年の第64回ヴェネツィア国際映画祭にて、Pasinetti賞の主演男優賞とIsvema賞を受賞している。

「スターライトシネマ2009」は、恵比寿で行われる無料野外上映。今年の上映作は『間宮兄弟』『恋愛睡眠のすすめ』『マルタのやさしい刺繍』『潜水服は蝶の夢を見る』『黄色い涙』『僕らのミライへ逆回転』『最高の人生の見つけ方』『ビフォア・サンセット 』『地上5センチの恋心』『ブタがいた教室 』『皇帝ペンギン』『サマータイムマシン・ブルース』『ラヂオの時間』の13作。


2009年7月18日（土）公開映画 minipara

2009年7月10日（金）、7月11日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

7月10日（金）公開

• ノウイング "Knowing"（米） - TOHOシネマズ日劇、新宿アカデミー、渋東シネタワー他 walkerplus

7月11日（土）公開

• モンスターVSエイリアン "Monsters vs Aliens"（米） - 新宿ピカデリー他 walkerplus（3D版 吹替） 〃（2D版 字幕） 〃（2D版 吹替）
• サンシャイン・クリーニング "Sunshine Cleaning"（米） - 渋谷シネクイント、日比谷シャンテ シネ walkerplus
• セブンデイズ "세븐 데이즈 / Seven Days"（韓） - シネマート六本木 walkerplus

7月10日（金）～7月20日（月・祝）

• 第18回東京国際レズビアン＆ゲイ映画祭2009 - 公式サイト 於：新宿バルト9、スパイラルホール（青山）
• SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2009（第6回） - 公式サイト 於：SKIPシティ映像ホール（埼玉県川口市）

他に気になる公開作は『NOISE』 "Noise"（仏） walkerplus など。

『ノウイング』は、アメリカで3月20日に公開され、週末興行成績では初登場1位となり、トップ10内に5週間いた。

『モンスターVSエイリアン』は、アメリカで3月27日に公開され、週末興行成績では初登場1位となり、トップ10内に9週間いた。

『サンシャイン・クリーニング』は、犯罪現場に残された血痕などを掃除する姉妹の話。犯罪現場専門の清掃業を題材にした映画には他に『フェティッシュ』 Curdled (1996) や『ザ・クリーナー 消された殺人』 Cleaner (2007) がある。どちらもスリラーであるが、『サンシャイン・クリーニング』にはスリラー要素はなくドラマとなっている。


2009年7月10日（金）、11日（土）公開映画 minipara

2009年7月4日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

• MW ムウ（日） - 丸の内ルーブル系 walkerplus
• ウィッチマウンテン 地図から消された山 "Race to Witch Mountain"（米） - 日比谷みゆき座、新宿武蔵野館、池袋シネマロサ walkerplus
• 私は猫ストーカー（日） - シネマート新宿 walkerplus
• 鶴彬 こころの軌跡（日） - ポレポレ東中野 walkerplus

他の公開作で気になるのは、『美代子阿佐ヶ谷気分』（日） walkerplus、『或る音楽』（日） walkerplus、『フィースト3 最終決戦』 "Feast 3: The Happy Finish"（米） walkerplus、『蟹工船』（日） walkerplus など。

『ウィッチマウンテン 地図から消された山』は、テレビアニメ『未来少年コナン』の原作『残された人びと』で知られるアレグサンダー・ケイの小説 Escape to Witch Mountain の再映画化。この小説は1975年にも『星の国から来た仲間』の題で映画化され、その後も続編2本が作られた。また、1995年にもテレビ映画化されている。

• 1975年 Escape to Witch Mountain 『星の国から来た仲間』
• 1978年 Return from Witch Mountain 『続・星の国から来た仲間』
• 1982年 Beyond Witch Mountain - テレビ映画、前2作の続編
• 1995年 Escape to Witch Mountain - テレビ映画
• 2009年 Race to Witch Mountain 『ウィッチマウンテン 地図から消された山』

『私は猫ストーカー』は、1988年にぴあフィルムフェスティバルで審査員特別賞を受賞し、その後『パルコ フィクション』の共同監督などをしていた鈴木卓爾の初長編。


2009年7月4日（土）公開映画 minipara

2009年6月27日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

• それでも恋するバルセロナ "Vicky Cristina Barcelona"（米・スペイン） - 渋谷Bunkamuraル・シネマ、丸の内ピカデリー walkerplus
• 扉をたたく人 "The Visitor"（米） - 恵比寿ガーデンシネマ、吉祥寺バウスシアター walkerplus
• ディア・ドクター（日） - シネカノン有楽町1丁目、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館 walkerplus

6月27日（土）～6月28日（日）

• ロシアアニメーションフェスティバル2009 - 公式サイト 於：浜離宮朝日ホール（築地）

他の公開作で気になるのは『エコファン』（日） walkerplus、『刺青 匂ひ月のごとく』（日） walkerplus、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版：破』（日） walkerplus、『群青 愛が沈んだ海の色』（日） walkerplus、『フィースト2 怪物復活』 "Feast II: Sloppy Seconds"（米） walkerplus、『台湾人生』（日） walkerplus、『BASURA バスーラ』（日） walkerplus など。

『それでも恋するバルセロナ』は、ウディ・アレン監督作。2008年の第61回カンヌ国際映画祭で上映され、第81回アカデミー賞にてペネロペ・クルスが助演女優賞を受賞した。また、第66回ゴールデングローブ賞では、コメディ／ミュージカル部門の作品賞を受賞した。

『扉をたたく人』は、大学教授と移民青年とのドラマ。第81回（2008年度）アカデミー賞にて助演男優賞にノミネートされ、第24回（2008年度）インディペンデント・スピリット賞では監督賞を受賞し、2008年のナショナル・ボード・オブ・レビューではインディペンデント映画トップ10に入った。

2009年6月27日（土）公開映画 minipara

2009年6月19日（金）、20日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

6月19日（金）公開

• 愛を読むひと "The Reader"（米・独） - 日比谷スカラ座系 walkerplus

6月20日（土）公開

• トランスフォーマー：リベンジ "Transformers: Revenge of the Fallen"（米） - TOHOシネマズ 日劇、新宿オデヲン、渋東シネタワー他 walkerplus（字幕） 〃（吹替） 〃（IMAX版 字幕） 〃（IMAX版 吹替）
• 劔岳 点の記（日） - 東映邦画系 walkerplus
• ミウの歌 Love of Siam "รักแห่งสยาม / The Love of Siam"（タイ） - 渋谷シネマ・アンジェリカ walkerplus
• 人生に乾杯！ "Konyec"（ハンガリー） - シネスイッチ銀座 walkerplus
• いけちゃんとぼく（日） - 角川シネマ新宿 walkerplus
• スティル・アライヴ "STILL ALIVE - a film about Kieslowski"（ポーランド） - 渋谷ユーロスペース walkerplus

他の公開作で気になるのは『モーリス・ジャールの軌跡』 "Bandes originales: Maurice Jarre / In the Tracks of Maurice Jarre"（仏） walkerplus、『築城せよ！』（日） walkerplus、『守護天使』（日） walkerplus、『三十九枚の年賀状』（日） walkerplus、『ブルーフィルムズ』（日）など。

時間がないので、今週の映画については以下に簡単に済ませます。後日ここに書き加えるかもしれません。

『愛を読むひと』は、ベストセラー小説『朗読者』（新潮文庫）の映画化。アカデミー賞など受賞多数。「朗読の日」の6月19日に公開。

『トランスフォーマー：リベンジ』は、2007年公開作の続編。6月19日に先行上映があり、これが世界最速公開となる。同日に日本で初めてのIMAXデジタルの映画館が3館オープンする。その3館では『トランスフォーマー：リベンジ』のIMAX版が上映される。IMAXカメラで撮影されたシーンが３つ（？）あり、そこではスクリーンが上下に広がって正方形に近い画面となるそうだ。また、通常版にない戦闘シーンがIMAX版には追加されている。IMAX版は一部のシーンでは3Dでの上映となるとの報もあったが、全編2Dでの上映となっている。

渋谷のユーロスペースで「キェシロフスキ」特集が6月20日（土）から始まります（詳細はこちら）。

あと、気付いてなかったが6月8日から下高井戸シネマにて「白夜映画祭III コメディ＆メロドラマ 恋と革命」が開催中（詳細はこちら）。


2009年6月19日（金）、20日（土）公開映画 minipara

2009年6月13日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

• ターミネーター4 "Terminator Salvation"（米） - 丸の内ピカデリー、渋谷シネパレス、新宿ミラノ他 walkerplus（字幕） 〃（吹替）
• マン・オン・ワイヤー "Man on Wire"（英） - 新宿テアトルタイムズスクエア walkerplus
• レスラー "The Wrestler"（米・仏） - 日比谷シャンテ シネ、渋谷シネマライズ、シネリーブル池袋 walkerplus
• モーニング・ライト "Morning Light"（米） - 新宿ミラノ、舞浜シネマイクスピアリ walkerplus
• 精神（米・日） - 渋谷シアター・イメージフォーラム walkerplus
• ラッシュライフ（日） - 新宿バルト9 walkerplus

他の公開作で気になるのは、『嗚呼 満蒙開拓団』（日） walkerplus、『真夏のオリオン』（日） walkerplus、『幼獣マメシバ』（日） walkerplus、『The Harimaya Bridge はりまや橋』（日・米・韓） walkerplus など。

『ターミネーター4』については先週の記事・先月の記事でも触れました。映画自体には外伝のような印象を受けました。中途半端に出番のあるジョン・コナー（クリスチャン・ベイル）のシーンをもっと減らしてもよかったのでは。マーカス（サム・ワーシントン）がとても良かったですね。

『マン・オン・ワイヤー』は、第81回（2008年度）アカデミー賞の長編ドキュメンタリー賞をはじめ、数々の賞を受賞したドキュメンタリー。1974年にニューヨークのワールド・トレード・センターのツインタワーにワイヤーを張り、綱渡りしてしまった男フィリップ・プティ。彼とその計画に携わった人々について、インタビューと再現ドラマと当時の映像で追っている。先日観ましたが、とても良かったです。

『レスラー』は、ダーレン・アロノフスキー監督、ミッキー・ローク主演作。2008年の第65回ベネチア国際映画祭では最高賞の金獅子賞を、第66回ゴールデン・グローブ賞では主演男優（ドラマ部門）・歌曲賞を、第24回インディペンデント・スピリット賞では作品・主演男優・撮影賞を受賞した。また、ナショナル・ボード・オブ・レビューでは2008年のトップ10映画に選ばれた。

『ラッシュライフ』は、伊坂幸太郎の同名小説の映画化。『フィッシュストーリー』『重力ピエロ』に続き今年だけでも3本も映画化されてます。個人的には『オーデュボンの祈り』が一番好きなのですが、映像化は別に望みません。

『真夏のオリオン』は、池上司の小説『雷撃深度一九・五』（1996年）の映画化。福井晴敏監修のノベライゼーション（映画を小説化したもの）も出てるので間違えないように。なお、この映画は名作『眼下の敵』 The Enemy Below (1957) の日本版を目指したという（そのまんまだとの指摘も……）。D.A.レイナーによる『眼下の敵』の原作小説は復刊しないのかなぁ。

あと、6月14（日）から6月26日（金）に「爆音オリヴィエ・アサイヤス特集」が吉祥寺バウスシアターにて行われます（詳細はこちら）。アサイヤスと言えば『夏時間の庭』 walkerplus も公開中ですね。

また、6月13日（土）から6月26日（金）に映画『悲しみよこんにちは』 Bonjour tristesse (1958) が渋谷のBunkamuraル・シネマ（公式サイト）にて16mmで上映されます。1200円均一。これは先週公開の『サガン 悲しみよこんにちは』 Sagan (2008) walkerplus にちなんだもの。


2009年6月13日（土）公開映画 minipara

2009年6月6日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

• ザ・スピリット "The Spirit"（米） - 渋谷東急、新宿ミラノ walkerplus
• ウルトラミラクルラブストーリー（日） - シネカノン有楽町2丁目、渋谷ユーロスペース、シネマート新宿 walkerplus
• サガン 悲しみよこんにちは "Sagan"（仏） - シネスイッチ銀座、渋谷Bunkamuraル・シネマ walkerplus
• ガマの油（日） - 丸の内TOEI2、池袋HUMAXシネマズ4 walkerplus
• 幸せのセラピー "Meet Bill"（米） - 新宿武蔵野館 walkerplus
• アルマズ・プロジェクト "Almaz Black Box"（米） - 新宿バルト9、シアターN渋谷 walkerplus

6月4日（木）～6月7日（日）、6月10日（水）～6月14日（日）

• ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2009 - 公式サイト 於：表参道ヒルズ スペース スペース オー、ラフォーレミュージアム原宿、TOHOシネマズ 六本木ヒルズ、明治神宮会館、ブリリア ショートショート シアター（横浜みなとみらい）

他の公開作で気になるのは『大秦帝国』（中） walkerplus、『バッド・バイオロジー 狂った性器ども』 "Bad Biology"（米） walkerplus、『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』 "I Come with the Rain"（仏） walkerplus、『ハゲタカ』（日） walkerplus など。

『サガン』は、『悲しみよ こんにちは』で知られる作家フランソワーズ・サガンを描いた映画。第34回（2008年度）セザール賞にて主演女優・助演女優・衣裳デザイン賞にノミネートされ、フランス映画祭2009でも上映された。

『幸せのセラピー』は、アーロン・エッカートとジェシカ・アルバ主演のロマンティック・コメディ。シネマ・カリテ改め新宿武蔵野館での都内単館公開作は久々ですね。

『大秦帝国』は、『史記』をもとに紀元前4世紀を舞台にした中国のテレビドラマ（全51話）を編集した映画版。PartⅠ（238分）とPartⅡ（278分）が同日公開される。主人公の贏 渠梁（えい・きりょう）は秦の第25代君主・孝公（始皇帝の6代前）。一般料金は各1500円で、1と2を合わせた前売り券は2000円（詳細：公式サイト）。

6月5日（金）・6日（土）・7日（日）には『ターミネーター4』 Terminator Salvation の先行上映も行われる。最近は先行上映が日中に行われるようになってきたが、5日（金）は夜10時からと以前の先行オールナイトらしいものに。

日本では、『ターミネーター4』の世界では「3」は存在せず、「4」は「2」の続きだと報道されている。「3」は別時間軸の物語ということだそうだ。たしかに、原題に数字の4は入っていない。しかし、英語で書かれたサイトをざっと調べてみても、そのような記述は見つけられなかった。

先日の記事にも書いたように「3」で登場したケイト・ブリュースターが「4」にも登場している（ケイトはジョン・コナーの幼馴染みで動物病院に勤務）。また、「3」で登場したT-1が「4」にも登場するらしい（T-1はキャタピラ走行・ガトリング砲装備のターミネーター）。なので、「4」はやはり「3」の続きなのではないだろうか。


2009年6月6日（土）公開映画 minipara

2009年5月29日（金）、30日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

5月29日（金）公開

• スター・トレック "Star Trek"（米） - 丸の内ルーブル系 walkerplus
• ラスト・ブラッド "Blood: The Last Vampire"（香・仏） - TOHOシネマズ日劇他 walkerplus

5月30日（土）公開

• 路上のソリスト "The Soloist"（米） - 日比谷シャンテ シネ walkerplus
• お買いもの中毒な私！ "Confessions of a Shopaholic"（米） - 丸の内ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷 walkerplus
• チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ "चाँदनी चौक टू चाईना/ Chandni Chowk to China"（印） - シネマスクエアとうきゅう新宿 walkerplus

5月29日（金）～5月31日（日）

• 第21回東京学生映画祭 - 公式サイト 於：北沢タウンホール（世田谷区）

5月29日（金）～6月13日（土）

• 爆音映画祭'09（第2回） - 公式サイト 於：吉祥寺バウスシアター

5月29日（金）～6月20日（土）

• EUフィルムデーズ2009（第7回） - 公式サイト 於：東京国立近代美術館フィルムセンター（京橋） 参照：駐日欧州委員会代表部

5月30日（土）～6月5日（金）

• DAIGEI FILM AWARD 2009 in TOKYO - 公式サイト 於：渋谷ユーロスペース

他に気になる公開作は『スラッカーズ』（日） walkerplus、『浪漫者たち』（日） walkerplus、『ハイキック・ガール！』（日） walkerplus、『非女子図鑑』（日） walkerplus、『EMPTY×BLUE エンプティー・ブルー』（日） walkerplus など。

『スター・トレック』は、1966年～1969年にアメリカで放送された同題テレビドラマの登場人物たちの若き日を、新たなキャストで描いている。監督のJ・J・エイブラムスは『M:i:III』で、『スパイ大作戦』の決まり事をことごとく破って、自身の『エイリアス』のようにしてしまった前科があるだけに、今回の『スター・トレック』もテレビシリーズのファンとしては少し心配だ。なお、テレビシリーズのデジタルリマスター版が現在『スター・トレック 宇宙大作戦』の題でNHK BS2にて放送中（NHK海外ドラマホームページ）。

『ラスト・ブラッド』は、2000年11月に公開された日本アニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の実写映画化。アニメはシネセゾン渋谷で公開されてました。2005年～2006年には『BLOOD+』の題でテレビアニメ化され土曜夕方に放送されました。実写映画版の主演は『猟奇的な彼女』のチョン・ジヒョン。『僕の彼女を紹介します』の警官姿は似合っていたが、今回のセーラー服はどうか。

『お買いもの中毒な私！』は、イギリスの小説『レベッカのお買いもの日記』シリーズ (Shopaholic Series) の1、2巻の映画化。作者のソフィー・キンセラのペンネームは、自身と母親のミドルネームのソフィーとキンセラから取られている。

1. レベッカのお買いもの日記1（旧題：買い物中毒のひそかな夢と欲望）
   　The Secret Dreamworld of a Shopaholic (2000)
   　（アメリカでは Confessions of a Shopaholic の題で刊行）
2. レベッカのお買いもの日記2 NYでハッスル篇
   　Shopaholic Abroad (2001)
   　（Shopaholic Takes Manhattan ）
3. レベッカのお買いもの日記3 ついに結婚!?篇
   　Shopaholic Ties The Knot (2002)
4. レベッカのお買いもの日記4 波乱の新婚生活!篇
   　Shopaholic & Sister (2004)
5. レベッカのお買いもの日記5　ベイビー・パニック!篇
   　Shopaholic & Baby (2007)

『チャンドニー・チョーク・トゥ・チャイナ』は、カンフーを取り入れたインド映画。チャンドニー・チョークとは、オールドデリーの中心部にある繁華街のこと（ちなみに、チャンドニーとは月光を意味している）。主人公がこの街から中国へ向かうようだ。女優さんが綺麗です。『スラムドッグ＄ミリオネア』のヒットの記憶も新しいところだが、1998年の『ムトゥ踊るマハラジャ』『ボンベイ』『ディル・セ 心から』などのインド映画ブームが日本に再び訪れるか……

「爆音映画祭'09」は、音楽ライヴ用スピーカーによる大音響で上映される映画祭。旧作から新作まで24本が上映されます。

「EUフィルムデーズ」は、EU加盟国の映画を上映するもの。2007年から京橋のフィルムセンターに会場を移した。今年は21カ国の映画を上映する。

「ダイゲイ フィルム アワード」は、大阪芸術大学の映像学科卒業制作展。今年は渋谷のユーロスペースにて行われる。


2009年5月29日（金）、30日（土）公開映画 minipara

2009年5月22日（金）、23日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

5月22日（金）公開

• 消されたヘッドライン "State of Play"（米） - 日比谷スカラ座他 walkerplus

5月23日（土）公開

• インスタント沼（日） - テアトル新宿、渋谷HUMAXシネマ walkerplus
• チョコレート・ファイター "ช็อคโกแลต / Chocolate"（タイ） - 新宿ピカデリー walkerplus

5月22日（金）～5月24日（土）

• アフリカ映画デーin横浜 - 公式サイト 於：横浜ランドマークホール

5月22日（金）～5月29日（金）

• 映画館大賞 ベストセレクション - 公式サイト 於：渋谷ユーロスペース

5月23日（土）～5月31日（日）

• 新宿ジョイシネマ さよならフェスティバル - 詳細

5月23日（土）～6月5日（金）

• 中国の若き巨匠ジャ・ジャンクー 奇跡の軌跡をたどる - 於：渋谷ユーロスペース

他の公開作できになるのは『重力ピエロ』（日） walkerplus、『ダニエル 悪魔の赤ちゃん』 "It's Alive"（米） walkerplus など。

『消されたヘッドライン』 State of Play (2009) は、イギリスのテレビドラマ『ステート・オブ・プレイ 陰謀の構図』 State of Play (2003) の映画化。このBBCドラマは全6話で、NHK BS2でも昨年放送された（NHK海外ドラマホームページ）。ビル・ナイが演じていたキャメロン編集長（主人公の上司）は、映画ではヘレン・ミレンが演じている。

『インスタント沼』は、三木聡監督最新作。先日観ましたが、お腹が痛くなるほど前半笑いっぱなしでした。公開時に観た『亀は意外と速く泳ぐ』『転々』とはちょっと異なる印象でしたが、監督曰く自作のうちで最も意味なくハイテンションな作品となってます。よかったです。

『チョコレート・ファイター』は、『マッハ！』『トム・ヤム・クン！』のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督最新作。

『ダニエル 悪魔の赤ちゃん』は、『悪魔の赤ちゃん』 It's Alive (1974) のリメイク。

あと、5月31日に閉館する映画館「新宿ジョイシネマ1、2、3」のさよなら上映が始まります（詳細、どの館で上映するんだろう？）。最終回が早いので仕事帰りに行けそうにないのが残念です。

1947年12月開館ということなので、61年半ですか。10年くらい前までは広場の北側にもジョイシネマが2館あって、全部で5館でしたね。また、ジョイシネマ3では単館上映も行われていただけに閉館は残念です。

気付いてなかったのですが、新宿トーアも4月に閉館したようです。新宿プラザ劇場、新宿コマ東宝も昨年閉館してしまったし、歌舞伎町の映画館はどんどん減っています。

残るは東亜興行4館と東急レクリエーション4館の合わせて8館。歩いて1分以内に8館あるというのはシネコン以外ではなかなかないです。しかし、以前は16館あったかと思うと、思い出のある者にとっては寂しいです。（参照：新宿ジョイシネマ公式ページ、新宿ジョイシネマの様子）


昨年10月に37歳で亡くなったギョーム・ドパルデューの追悼上映が、5月16日（土）～5月29日（金）の2週間限定でシネスイッチ銀座（公式サイト）にて行われています。『ランジェ公爵夫人』 Ne touchez pas la hache （2007年、ジャック・リヴェット監督）と『ポーラX』 Pola X （1999年、レオス・カラックス監督）の2本立て上映です。

主演最新作の『ベルサイユの子』 Versailles (2008) walkerplus も同館にて公開中です。また、『ランジェ公爵夫人』以降も『ベルサイユの子』以外に出演作が7本あるので、他の作品も日本公開されるといいですね。（当ブログ10月の記事）



2009年5月22日（金）、23日（土）公開映画 minipara

2009年5月15日（金）、16日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

5月15日（金）公開

• 天使と悪魔 "Angels & Demons"（米） - 日劇1系 walkerplus（字幕） 〃（吹替）

5月16日（土）公開

• 夏時間の庭 "L'heure d'été"（仏） - 銀座テアトルシネマ walkerplus
• ブッシュ "W."（米） - 有楽町スバル座、角川シネマ新宿 walkerplus
• セブンティーン・アゲイン "17 Again"（米） - 新宿ピカデリー walkerplus（字幕） 〃（吹替）
• 鈍獣（日） - シネカノン有楽町2丁目、渋谷シネクイント、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋 walkerplus
• ゲキ×シネ SHINKANSEN☆RX『五右衛門ロック』（日） - 新宿バルト9 公式サイト

他に気になる公開作は『おと・な・り』（日） walkerplus、『ペンダントイヴ』（日） walkerplus、『ジャップ・ザ・ロック・リボルバー』（日） walkerplus など。

『夏時間の庭』は、オルセー美術館20周年を記念して作られた映画。貴重な美術品の数々がオルセー美術館の全面協力により画面に登場します。主演のジュリエット・ビノシュが来日ゲストの団長となった「フランス映画祭2009」では、オープニング作品として上映されました。また、「生活と芸術―アーツ＆クラフツ展」でも上映された。個人的に好きな映画です。オリヴィエ・アサイヤス監督作。

『ブッシュ』は、ジョージ・W・ブッシュ前大統領を描いた映画。アメリカでは昨年11月の大統領選挙前の10月に公開された。オリバー・ストーン監督作ということもありキャストが豪華です。

• ジョージ・Ｗ・ブッシュ - ジョシュ・ブローリン
• パウエル国務長官 - ジェフリー・ライト
• ライス大統領補佐官（のちに国務長官） - タンディ・ニュートン
• ラムズフェルド国防長官 - スコット・グレン
• チェイニー副大統領 - リチャード・ドレイファス
• パパブッシュ - ジェームズ・クロムウェル
• ブレア英国首相 - ヨアン・グリフィズ

2009年5月15日（金）、16日（土）公開映画 minipara

2009年5月8日（金）、9日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

5月8日（金）公開

• ウォーロード 男たちの誓い "投名狀 / The Warlords"（香・中） - TOHOシネマズ 六本木ヒルズ walkerplus

5月9日（土）公開

• バビロン A.D. "Babylon A.D."（米・仏） - お台場シネマメディアージュ walkerplus
• ミーシャ ホロコーストと白い狼 "Survivre avec les loups / Surviving with Wolves"（仏・ベルギー・独） - 日比谷シャンテ シネ walkerplus
• THE CODE 暗号（日） - 丸の内TOEI2、シネマート新宿、シネ・リーブル池袋 walkerplus
• バンコック・デンジャラス "Bangkok Dangerous"（米） - 渋谷東急、新宿ミラノ walkerplus
• チョコラ!（日） - 渋谷ユーロスペース walkerplus

他に気になる公開作は『NO NEW YORK 1984-91』 "Llik Your Idols"（仏） walkerplus
、『パッテンライ!! 南の島の水ものがたり』（日） walkerplus、『斜陽』（日） walkerplus、『真一文字 拳』（日） walkerplus など。

『ウォーロード 男たちの誓い』は、清朝末期に義兄弟の契りを交わした3人の男を描いている。第27回（2007年度）香港電影金像奨にて作品・監督・主演男優（ジェット・リー）・撮影・美術・衣裳メイクアップ・音響・視覚効果の8部門で受賞した。なお、アンディ・ラウも主演男優賞にノミネートされていた。また、第45回（2008年）台湾金馬獎では作品・監督・視覚効果賞を受賞した。

『バビロン A.D.』は、『憎しみ』 La haine (1995) で第48回カンヌ国際映画祭にて監督賞を受賞したマチュー・カソヴィッツによるSF映画。詳細は以前の記事に書きました。

『ミーシャ ホロコーストと白い狼』は、ミーシャ・デフォンスカ (Misha Defonseca) による小説『少女ミーシャの旅　ホロコーストを逃れて3000マイル』 Misha: A Mémoire of the Holocaust Years (1997) の映画化。3月のフランス映画祭2009にて上映された。

『THE CODE 暗号』は、林海象監督による「探偵事務所5」シリーズ。当初『コードブレイカー507 上海円舞曲（ワルツ）』の題で2008年公開予定で、そのときの公式サイトはまだそのまま。

『バンコック・デンジャラス』は、タイ映画『レイン』 เพชรฆาตเงียบ อันตราย / Bangkok Dangerous (1999) のリメイク。オリジナルと同じくパン兄弟が監督を務める。


2009年5月8日（金）、9日（土）公開映画 minipara

2009年5月1日（金）、2日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

5月1日（金）公開

• デュプリシティ スパイは、スパイに嘘をつく "Duplicity"（米） - 日比谷みゆき座 他 walkerplus
• 新宿インシデント "新宿事件 / Shinjuku Incident"（香） - 有楽町スバル座、新宿オスカー、池袋シネマロサ walkerplus
• チェイサー "추격자 / The Chaser"（韓） - シネマスクエアとうきゅう新宿、シネマート六本木 walkerplus

5月2日（土）公開

• ベルサイユの子 "Versailles"（仏） - シネスイッチ銀座 walkerplus
• 沈黙を破る（日） - ポレポレ東中野 walkerplus

4月28日（火）～5月6日（水・休）

• イメージフォーラム・フェスティバル2009（第23回） - 公式サイト 於：新宿パークタワーホール、渋谷シアター・イメージフォーラム

4月30日（木）～5月5日（火・祝）

• イタリア映画祭2009（第9回） - 公式サイト 於：有楽町朝日ホール

他の公開作で気になるものは、『GOEMON』（日） walkerplus など。また、『テラー トレイン』 "Train"（米） walkerplus、『腐女子彼女。』（日） walkerplus、『ビバリーヒルズ・チワワ』 "Beverly Hills Chihuahua"（米） walkerplus（字幕） 〃（吹替） なども公開される。

『ベルサイユの子』は、昨年10月に37歳で亡くなったギョーム・ドパルデューの主演作。第34回セザール賞にて主演男優・新人監督賞にノミネートされた。

『GOEMON』で石川五右衛門役の江口洋介は、5月16日公開の『ゲキ×シネ「五右衛門ロック」』（公式サイト）では石川五右衛門を捕まえる役人・岩倉左門字を演じている。

あと、2007年に放送された「仮面ライダー電王」の劇場版4作目となる『劇場版 超・仮面ライダー電王＆ディケイド NEOジェネレーションズ 鬼ヶ島の戦艦』（日） walkerplus も公開される。昨年10月の『劇場版 さらば仮面ライダー電王 ファイナル・カウントダウン』 walkerplus で終わったと思いきや、今回から頭に“超”がつく新シリーズらしい……


2009年5月1日（金）、2日（土）公開映画 minipara

2009年4月24日（金）、25日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

4月24日（金）公開

• バーン・アフター・リーディング "Burn After Reading"（米） - 日比谷スカラ座系 walkerplus

4月25日（土）公開

• グラン・トリノ "Gran Torino"（米） - 丸の内ピカデリー他 walkerplus
• ウェディング・ベルを鳴らせ！ "Завет / Promise Me This"（セルビア・仏） - 渋谷シネマライズ walkerplus
• キング・コーン 世界を作る魔法の一粒 "King Corn"（米） - 渋谷シアター・イメージフォーラム walkerplus
• 食客 "食客 식객 / Le Grand Chef"（韓） - 新宿K's cinema walkerplus
• レイン・フォール 雨の牙（日・米） - 丸の内ルーブル系 walkerplus

4月25日（土）～4月26日（日）

• ウクライナ映画祭2009 - 公式ページ 於：渋谷アップリンク・ファクトリー

他に気になるのは『フットワーキングス FootworKINGz』（米） walkerplus、『カンフーシェフ』 "功夫厨神 / Kung Fu Chefs"（香） walkerplus、『サスペリア・テルザ 最後の魔女』 "La Terza Madre / Mother of Tears"（伊・米） walkerplus、『島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん』（日） walkerplus など。

『バーン・アフター・リーディング』は、『ノーカントリー』のコーエン兄弟監督作。ナショナル・ボード・オブ・レビューの2008年のトップ10映画に選ばれた。また、第66回（2008年度）ゴールデン・グローブ賞のコメディ・ミュージカル部門にて作品・女優（フランシス・マクドーマンド）賞に、第62回（2008年度）英国アカデミー賞にて助演男優（ブラッド・ピット）・助演女優（ティルダ・スウィントン）・脚本賞にノミネートされた。

『グラン・トリノ』は、クリント・イーストウッド監督・主演作。ナショナル・ボード・オブ・レビューにて主演男優・脚本賞を受賞し、2008年のトップ10映画にも選ばれた。

『ウェディング・ベルを鳴らせ！』は、『アンダーグラウンド』のエミール・クストリッツァ監督最新作。2007年の第60回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門にて上映された。

『レイン・フォール 雨の牙』は、バリー・アイスラー (Barry Eisler) の小説“ジョン・レイン”シリーズ1作目の映画化。日本とアメリカのハーフの主人公を椎名桔平が演じる。共演にゲイリー・オールドマン。

他にお台場のシネマメディアージュ他で『トーマスをすくえ!! ミステリーマウンテン』 "The Great Discovery"（英）walkerplus が公開される。これはテレビでおなじみの「きかんしゃトーマス」の長編第3作。長編といっても60分。残念ながらDVD上映らしい。

昨年のブログに「4月28日 渋谷の日」という記事を書いたが、2005年から毎年4月28日は渋谷区の映画館でキャンペーンが行われていた。今年はないようだが、どうしたんでしょう？


2009年4月24日（金）、25日（土）公開映画 minipara

2009年4月18日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

• スラムドッグ＄ミリオネア "Slumdog Millionaire"（英） - 日比谷シャンテ シネ、シネセゾン渋谷 walkerplus
• おっぱいバレー（日） - 丸の内TOEI系 walkerplus
• レイチェルの結婚 "Rachel Getting Married"（米） - 渋谷Bunkamuraル・シネマ walkerplus
• アンティーク 西洋骨董洋菓子店 "서양골동양과자점 앤티크 / Antique"（韓） - シネカノン有楽町1丁目、恵比寿ガーデンシネマ walkerplus
• 子供の情景 "بودا از شرم فرو ریخت / Le Cahier / Buddha Collapsed Out of Shame"（イラン・フランス） - 岩波ホール walkerplus
• ミルク "Milk"（米） - シネカノン有楽町2丁目、渋谷シネマライズ、新宿バルト9他 walkerplus
• ハーヴェイ・ミルク "The Times of Harvey Milk"（米） - 渋谷アップリンクX 公式ページ
• マックス・ペイン "Max Payne"（米） - お台場シネマメディアージュ他 walkerplus
• パニッシャー：ウォー・ゾーン "Punisher: War Zone"（米） - 新宿ピカデリー walkerplus
• 鴨川ホルモー（日） - 丸の内ピカデリー系 walkerplus

4月16日（木）・17日（金）

• 第50回科学技術映像祭 - 公式サイト 於：科学技術館サイエンスホール（東京）

4月18日（土）～5月8日（金）

• イー・トンシン監督映画祭 - 公式ページ 於：シネマート六本木

他に気になる公開作は『ヴィニシウス 愛とボサノヴァの日々』 "Vinicius"（ブラジル） walkerplus、『四川のうた』 "二十四城记 / 24 City"（中・日） walkerplus など。

『スラムドッグ＄ミリオネア』は、第81回（2008年度）アカデミー賞にて作品・監督・脚色・撮影・編集・作曲・歌曲・録音の8部門を受賞した。この映画には、イギリスのクイズ番組 Who Wants to Be a Millionaire? のインド版が登場する。みのもんた司会の『クイズ$ミリオネア』で、日本でもおなじみの番組です。

フランス映画『ぼくの大切なともだち』 Mon meilleur ami (2006) walkerplus でも、この番組のフランス版が登場していました。フランスもインドも、映画で司会者を演じているのは実際の番組司会者。またテレフォン (Phone-A-Friend) は、日本のように別スタジオへの内線電話ではなく、普通の電話で外にかけており、番組は生放送のようです。

『レイチェルの結婚』は、第81回（2008年度）アカデミー賞にて主演女優賞（アン・ハサウェイ）にノミネートされた。ジョナサン・デミ監督作。ナショナル・ボード・オブ・レビューにて主演女優賞を受賞し、2008年のインディペンデント映画トップ10にも選ばれた。

『ミルク』は、第81回（2008年度）アカデミー賞にて主演男優（ショーン・ペン）・脚本賞を受賞し、作品・監督・助演男優（ジョシュ・ブローリン）・編集・衣裳デザイン・作曲にノミネートされた。同性愛者であることをカミングアウトした議員ハーヴェイ・ミルクを描いている。

『ハーヴェイ・ミルク』は、ハーヴェイ・ミルクのドキュメンタリー映画。第57回（1984年度）アカデミー賞にて長編ドキュメンタリー映画賞を受賞している。日本では1988年に公開されており、今週からリバイバル上映される。1997年にもリバイバル公開され、個人的にはそのときの予告編の曲が気になってしかたがありません（追記：Sylvesterの「You Make Me Feel (Mighty Real)」という曲だと判明しました）。

『アンティーク 西洋骨董洋菓子店』は、よしながふみの漫画を原作とした韓国映画。サスペンス・ドラマになっている。

『パニッシャー：ウォー・ゾーン』は、マーベル・コミック「パニッシャー」の実写映画化。パニッシャーは、悪人を殺してまわる処刑人で、最初はスパイダーマンの敵として1974年に登場した。映画化作品はこれまでに、『パニッシャー』 The Punisher (1989) 、『パニッシャー』 The Punisher (2004) がある。毎回キャストが変わっており、続きものではない。

また、『名探偵コナン 漆黒の追跡者（チェイサー）』（日） walkerplus、『クレヨンしんちゃん オタケべ！カスカベ野生王国』（日） walkerplusも公開されます。この東宝のアニメ2作同時公開は、1997年のコナン劇場版第1作から、この時期恒例となっている（2005年のみ公開日が1週ずれています）。2004年、2006～2008年は週末興行成績で1位「コナン」2位「しんちゃん」となっているが、今年はアカデミー勢と敵は手強い。

2009年4月18日（土）公開映画 minipara

2009年4月10日（金）、11日（土）公開

今週公開の映画で観たいもの

4月10日（金）公開

• レッドクリフ Part II 未来への最終決戦 "赤壁 決戰天下 / Red Cliff II"（米・中・日・台・韓） - 日劇1、日劇3他 walkerplus（字幕） 〃（吹替）

4月11日（土）公開

• アライブ 生還者 "Stranded: I've Come from a Plane That Crashed on the Mountains"（仏） - ヒューマントラストシネマ渋谷 walkerplus
• ある公爵夫人の生涯 "The Duchess"（英・伊・仏） - 銀座テアトルシネマ、渋谷Bunkamuraル・シネマ、新宿テアトルタイムズスクエア walkerplus
• buy a suit スーツを買う（日） - 渋谷ユーロスペース walkerplus
• 東洋宮武が覗いた時代 "Tôyô's Camera"（日・米） - 東京都写真美術館（恵比寿） walkerplus（字幕） 〃（吹替）
• 風の馬 "Windhorse"（米） - 渋谷アップリンクX walkerplus
• 雪の下の炎 "Fire Under the Snow"（米・日） - 渋谷アップリンクX walkerplus
• ニセ札（日） - シネカノン有楽町2丁目、テアトル新宿 walkerplus
• 失われた肌 "El Pasado"（アルゼンチン・ブラジル） - 渋谷ヒューマントラストシネマ文化村通り walkerplus

他に気になるのは、『さくらな人たち』（日） 公式ページ、『フー・キルド・ナンシー』 "Who Killed Nancy? "（英） walkerplus、『ピンクパンサー2』 "The Pink Panther 2"（米） walkerplus、『今度の日曜日に』（日） walkerplus、シャーリー・テンプル・ジャポンPART 3『シャーリーの好色人生』（日） walkerplus、同PART 4『シャーリーの転落人生』（日） walkerplus など。

『レッドクリフ Part II 未来への最終決戦』は、三国志で有名な西暦208年の「赤壁の戦い」を描いた映画の後編。中国、シンガポール、香港、台湾、韓国では1月に公開され1位になった。前編の『レッドクリフ Part I』 walkerplus（字幕） 〃（吹替） は2008年11月1日に公開され、現在も上映中で料金1000円（Part IIの前売り提示で500円）の館も。

4月9日（木）には日劇にて前・後編連続上映が行われ、舞台挨拶や来場者プレゼントも。また、10日（金）にも初日舞台挨拶がある（詳細）。どちらも現時点では半分以上の席があいてるのは、平日昼間のせいだろう。やっぱり、金曜初日はやめたほうがいいのでは。

『アライブ 生還者』は、1972年にアンデス山脈で起きた飛行機墜落事故のドキュメンタリー。生還者の証言と、それをもとにした再現シーンとからなる。この事故はハリウッド映画『生きてこそ』 Alive (1993) でも描かれた。

『buy a suit スーツを買う』は、2008年9月19日に59歳で亡くなった市川準監督の遺作。監督の初の自主制作映画で、上映時間は47分。キャストはCM撮影のときの仕事仲間で構成されている。2008年の第21回東京国際映画祭にて、「日本映画・ある視点部門」の作品賞を受賞した。

『東洋宮武が覗いた時代』は、アメリカの日系人強制収容所についてのドキュメンタリー。第二次大戦中、日本は米国の敵国となり、米国内にいた日本人移民とその子孫が強制収容所で暮らすこととなった。その中にいた報道カメラマン東洋宮武が撮影した写真をもとに当時の様子を描いていく。

『風の馬』は、チベットを舞台にした1998年の映画。『雪の下の炎』は、中国政府に33年間も投獄されていたチベット僧のドキュメンタリー。

『さくらな人たち』は、オダギリジョー監督・脚本・撮影・編集・音楽のロード・ムービー中編。4月10日（金）～12日（日）のみ新宿バルト9にて上映。


2009年4月10日（金）、11日（土）公開映画 minipara