素振りブログ。

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改心なんてさせられません。

2019年09月18日 04時24分15秒 | 日記
月曜の新聞コーナーで、人生相談が載るんですけど。
今週分の相談がズバズバしてて面白かった。
内容は「パワハラ上司が私の先輩をいたぶるので悩んでいる。その上司はこれまで何人も退職させた問題人物。なんとか改心させられないか?」

で。回答。

「パワハラ上司を改心させたい?そんな方法はありません」

パワハラを行う人間の精神構造は「俺は理由があってやっている。もしくはこのくらい許容範囲だ」などと、自身の行動を顧みない人がほとんど。
そのあたりを口でいくら指摘しても「何を生意気な」「正しい俺に意見するとは。こんなアホは懲らしめてやらねば」そういう風にしか問題人物の心は動かない。
だから改心させようなんてことは諦めて、会社の中のパワハラ外部通報窓口に相談するか、直接人事部に連絡するかするしかない。
まぁ、いわば「パワハラ上司より上の権力で、物理的に圧し潰す方法」それしか方法無いよね。そういう回答でした。

概ねその通りだとは思うんですが、ちょっと足りてないと思うのは。
もしパワハラ通報で、相談者の立場の方が悪くなるような職場なら、その職場の方がクソだったんだと諦めて他の仕事を探すか、クソな状況に耐えてオセゼを貰う仕事ですと諦めるかしろってのと。
行動を起こすときは「パワハラ上司を左遷するか、自分がクビになるかふたつにひとつだ」って覚悟決めてやれよ、ってことで。
いくら理不尽だろうと、相手が権力を持ってる以上、その覚悟は決めておかないと。最初から生半可なところで手打ちしようだとか、そういうことを考えてはいけない。
それこそ、問題行動を全て記録し、その上司の左遷が決定するまでリアルタイムで通報し続けるくらいの心構えでいかないと、状況は動かないと思うの。
動かないどころか「俺に逆らうなんてけしからん」と、よりパワハラが理不尽になる危険性すらある。

ただね、いくら左遷させたいからって、嘘を通報するのはオススメしないですけどね。怒鳴られてもいないのに怒鳴られた、だとか。こんな侮辱的な言葉を言われた、だとか。
バレたらそれまでの通報実績が全部ゼロ、もしくはマイナスになってしまうし。
事実だけを通報しましょう。
「目的が正しいのだから何をやってもいい、ってのは間違っている」ってこと以外に、正直であることは重要。

パワハラ以外、例えば普通の犯罪の裁判でも、証言が重要なファクターを占めるような事件の裁判で、被害者が加害者の罪をより重くしてやろうと思い、自身の被害をより多く盛る場合があり。
それが裁判でバレて「この被害者は嘘を吐く人間だ。この人間の証言は信用ならない」と判断され、証言ルートの証拠が全滅。結果、証拠不十分で無罪、ってパターンがあるそうな。
いくら理由があっても嘘を吐くのはイカンってことですな。