素振りブログ。

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セイバーマリオネットガールズJ

2021年08月30日 00時00分00秒 | 日記
セイバーマリオネットガールズJっつー作品があるんですけど。
作者はラムネ&40やら爆れつハンター、テッカマンブレードの作者のあかほりさとるさん。

あかほりさとるというと、毛嫌いしている人も多いと思うんですが、私はそうでもなく。
彼の作品で一番好きなのは宇宙の騎士テッカマンブレードですけど、次点で好きなのがセイバーマリオネットガールズJなんですよね。

内容はまぁ、ハーレムものですかな。
宇宙船事故で不時着した数人の人間がクローンで増えたのが星の起源になってる地球以外の惑星が舞台なんですけど。
その不時着した乗組員に女性が居なかったせいで、男性しか存在しない世界になってて。
代わりに女性型アンドロイド・セイバーマリオネットが人間の身の回りの世話をしている。
そんな世界。
主人公の少年はそんな世界で、あるとき国家元首の家安という男に、女性を復活させよと命じられて、女性の心を備えた3体のセイバーマリオネットとともに旅に出ると。
そんな感じの物語で。

ラストがね、好きで。

最後色々あって本物の女性が復活するんですが。
周りに普通のカップルやら夫婦、親子連れが出現しているのに、老人になった主人公はひとり身で、セイバーマリオネットの少女ひとりと一緒に居る。
少女は本物の女性で無い自分と一緒に居てあなたは本当に幸せなのかと不安げに問うんですが、老人になった主人公は「俺は幸せだ」と満面の笑みで答える。

こういう終わり方にしたの、そもそも「女性が欲しい」というエゴでスタートした物語なのだから、最後はそのエゴを捨てなきゃならない、ってシナリオの設計思想からだそうで。
そこのところに感銘受けて、好きなんですよ。

なんだかんだ言って、やっぱプロの人だと思うんですよね~。