素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

そうそう簡単にはいかないのよね。

2016年07月15日 21時36分21秒 | 日記
14日の主要紙一面を飾った天皇陛下の譲位の話ですが。
(生前退位、なんて言葉には違和感があるので、これで)

ご高齢になってるにも関わらず、各国要人に会ったり、会合に出席したり。
それになにより、神道の重要儀式(儀式の出来不出来が日本人の運命を左右するといわれるレベルの)

想像できますか?
ミスったら、神様に「あ?ふざけんな?そんな気合の入ってない祀り方するなら、来年の米は全滅ね」と言われる。
そう言われるかもしれないと遥か昔から信じられてる。

そんな儀式、やらなきゃならない立場に立たされる。

「そんなの迷信さ」なんて笑う人は、責任感が無い人ですね。
もし大失敗した後、翌年大不作だったらどうしようとか。
普通の責任感と感覚持ってたら心配すると私は思います。

だからこそ。
老いて傷だらけになった身体をおして、儀式をなさってくださってる陛下には頭が自然と下がるというものです。

だから私は、今上陛下に皇太子殿下へと位を譲っていただき、上皇になっていただきたいと私は思うんですけど。

難しいんでしょうねぇ。
どうも水面下で内閣と宮内庁で話し合ってたらしいですが。

議会の決定で天皇陛下の譲位を決めるわけにもいけないし。
天皇陛下の独断で、譲位を決意するわけにもいかない。

何故か?

議会の方は説明簡単。
議会で会議している議員の先生方は、先生先生と呼ばれていても所詮は臣下なわけですよ。

何で臣下の分際で、主君の譲位決めちゃってるの?

オカシイですよね。
使用人の分際で、仕えている家の家長に「隠居せい」って言ってるようなもので。
お前ら何様?ってもんで。


じゃあ陛下の独断はどうなんだ?
これはこれで問題が。

議会で陛下の不愉快な議題が通ったときに譲位宣言してしまったら。
「あ、陛下はこの議題反対なんだな」と思われる。

ものすごく強烈な政治活動ですよね。

実際、これらの問題があるから、皇室典範に譲位の規定が無いんだとか。
規定を設けると、上2つのような厄介な事態が引き起こされるからと。

色々大変ですなぁ。