素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

炎の刻印感想

2015年01月31日 10時32分59秒 | 日記
今週のアニメGARO(14話)ですが。

王様代行だからね。
大変なのは当然じゃないか。
何甘いこと言ってんの?

いつまでこんな生活が続くんだ!?
なんて王子様は仰ってましたが。

一生に決まってるじゃないですか。

毎日毎日勉強やら会食やら書類仕事やら。
気が休まる暇も無い!ってぼやいてましたけど。
当たり前だ!!

王様がモノを知らなかったら国の恥になるし、ましてや王子の場合は国家元首代行ってだけでなく、政治の最高責任者代行でもあるわけですしの。
国家元首として恥ずかしくない教養を身につけるための勉学以外にも、政治のための基礎知識をつけるための勉強だってしなきゃなんないでしょうし。
例えばさ、国を挙げて科学的な事業を立ち上げるときに、学者連中が意見を述べてるところで、最後に決定をする人がその内容を理解できないと。
話になんないですよな。

だから勉強は外せない。
国のことを色々決める人は大変ね。
その分野のこと、学者と普通に話できる程度には知っておかないといけないんだから。

配下になる有力貴族の動向やら、豪商の顔やら聖職者の偉い人とも人間関係を築かないといけないだろうから、会食も外せないだろうし。
国の最高権力者の承認を待つ書類だって、毎日毎日増え続けてるだろうからやめるわけにもいかんでしょ。

休みなんかあるわけがない。
1回なってしまえば、後の人生休暇なんか数日あるか無いかだと思わねば。

でもなぁ。

肖像画を描く、ってところで。
耐え切れなくなったアルフォンソ王子が脱走してましたけど。
(脱走ついでに街の視察を~と言いながら)

ここのところだけは、ちょっと同情した。

画家に絵心が無さ過ぎでしょ。

肖像画なんて、本当の画家なら、王子の働く姿を心に刻み付けて描けよと。
わざわざ時間とってもらってるんじゃないよ。

え?ムチャ言うな?

いえいえいえ。

ご存知ですか?
明治の陛下の写真、残ってますよね?
見たことある人、結構いらっしゃると思うんですが。

あれね。
実は写真じゃなくて、絵なんですよね。

しかも。

画家が、明治の陛下のお姿をチラ見しつつ、陛下にはナイショで描いた絵だそうで。

つまり、わざわざお時間をもらって、モデルとして座っていただいて描かれた絵じゃ無いんですわ。

何でそんなことをしたかといいますと、明治の陛下は写真に撮られることと、絵に描かれることが嫌いだったからだそうで。

でも、当時の国際常識として、国交を樹立する際に互いの国の国家元首の写真を交換するのが慣わしだったので。
写真嫌いだからと写真を一枚も撮らないのはマズイ。
別に写真じゃなくても写実的な絵なら、その代わりにはなるでしょうが、それも許可してもらえない。

ならば、と一計案じた当時の政府の偉い人が、宮中に絵心ある人(正式な画家だったかどうかは知らないのですが)を上げて

チラチラ陛下を覗き見て、部屋に戻ってセコセコ描いて、ちょっと分からなくなったらまた見に行って、戻って描いて。

それを繰り返して描かれたのがあの絵だそうで。

だから、あの画家さんもそのくらいやりなさいよと。
ちょっと思いました。