宮崎駿の引退作品ですね~
ん~、凄い監督だわ。
言ってしまえば、三菱社員が世界で戦える戦闘機の依頼をうけるだけのストーリーなのですよ。(夫婦愛もありますが、この監督はあえてサイドに置いてる、そこも凄いわ)
起承転結もなかったしね。
それなのに最後まで見せる手腕は凄いです。引退は惜しいな~
しかしこのゼロ戦、当時帝国と海軍からの別々の要請(意思統一できてなかった)で「攻撃力、速度、航続距離」を備えた機を短期間で作る事という命令。
まず無理なのですよ。
ですが天才設計師がやりとでます、でも、でも!ひとつ犠牲にしたとこがあるのですよ。
それは安全性。
薄い装甲、あるだけのシート。通信機なんて論外だ。(日本が弱いのは情報戦だったそうな、それは今でもか?)
性能は世界一でも一発当たれば火ダルマの機体。 でも日本のパイロットは偉大です、3時間かけて戦場まで行って1時間戦って、また3時間かけて帰る。。。7時間休憩なしの飛行、車でも無理ですよね。
しかしこれでは、研究されれば負けてしまいますよね。
数字だけの性能を求めるのは今の日本車でも同じかもしれません、日本車の性能は数値では最高と思いますが、「走る、曲がる、止まる」がまともに出来る車は多くはないような。
で最後には特攻隊。
これも今の経済社会では同じ考えてるような。 兵士は駒だから国の為に死ね!みたいな。
個人を大切にしないのが日本軍であり今の日本企業なような気がします。
へんな愚痴なような、よっぱらいの小言になってしまったな。
でもこの国はどうであれ、この国の侍、兵士のように凛と生きたいものです。