最近出版された「力石のモデルのなった男」
今頃なんで力石?
いえこれは「明日のジョー」の宿敵力石の本ではなく、モデルだった山崎輝朝の自伝なのです。
別に最近亡くなったりしての追憶本でもありません。(今もご健在です!)
さて山崎照朝という人。
僕みたいな素人でも山崎照朝は知ってます。
初期の極真全日本覇者、キックボクサー、クラッシュギャルズの師匠、新聞記者。
ここまではみんなが一般的なキャリアですが、僕にとって一番の印象的な出来事は?
30年ほど前、山手線に乗っていたら大きな極真会館の看板が見てました「へーこんなとこに極真道場あるのか〜」とフッと反対側に目線を写したらそこにも「カラテ」の文字を浮かべてる大きな看板が!
極真会館の真向かいにカラテ道場とはどんな輩か?と看板をよく見てみたら、
その道場の名前が「逆真カラテ」だったのです!!
「逆真カラテ〜!?」
極真空手の向かいに「逆真カラテ」ですよ!
これは何かのギャグか?
あるいは看板屋のミスか?
だいたい極真の反対側に道場構えて「逆真」って、極真側が黙ってないやろ!
南港に溺死体で浮かんでいても仕方ない状況ですよね(ここは東京ですが)
とその時はメチャクチャ興味あったのですが、その当時はパソコンが普及していない時代だったので詳しいことはわからず仕舞いだったのですが、雑誌「フルコンタクトカラテ」か何かで「逆真カラテの宗士は山崎照朝」と判明しました。
なんか変わった人やな〜がその時のイメージでしたが、この本を読んで僕の先入観がいかに浅いかがわかりました。
まさに武道家でした!
もちろん「逆真」も「極真」大山総裁の許可を取ってからの事、その上、月謝も取らなかったとか。。凄い、すごすぎる!!
こんな風に生きれたらいいかと思いますが、僕にはこんな純粋さと根性は1000分の1もないな〜
グラップラー刃牙のモデルはシュートボクシングの平 直之なのですが、回し蹴りの絵は平直之ではなく山崎氏のイメージだとか。
その写真を見てイメージが湧き「グラップラー刃牙」が出来て、作者の作者のサクセス人生始まったという事ですかね。
いいですね〜回し蹴り一つ(それも写真!)で人の人生を変えるって!
こんなアートな動きをいつかしたいものです。
地道に頑張りましょう!!