ドルチェ・ヴィータ!

日々のことを徒然なるまま書いていこうと思っています。

オネーギン②

2010-10-30 23:01:02 | 専科
続きです。

とにかく良かったトムさんのオネーギンです!
で、何が良かったで、まず外見から行くと、貴族服の着こなしがもう舞台のどこにいても、どの角度から見ても、美しいんですよ~たまにこの人がこのお衣装着ていたら360度完成体になる人が(最近だとミズさんのスーツ姿)いらっしゃるのですが、今回のトムさんのオネーギンが私にはそれでした
ポケットに指を入れる動作一つにしても、よく見ていたら指の第二関節ちょっとぐらいまでしか入っていないのに、舞台で見るとなんの違和感も無い、って言うよりもむしろそのことによって立ち姿がより美しく格好良く、よく言われる「宝塚の見せ方」が完璧でした

今のモデル体型化が進んでる今のジェンヌさんの中では決して、体型だけで言うと、そんなに有利ではないはずのトムさんなのに、誰よりも男らしい格好良さに溢れていましたこの辺りがやっぱり今まで積んで来られたキャリアなんでしょうねいくつかのトムさんの舞台を観て来たのに、今頃になってある程度はわかっていたつもりなのに、その深淵さが理解出来るようになって来ました

そして、2幕からのヒゲですあれはもう反則です付け髭のはずなのに(はずじゃなくて絶対なんですが)見ていて「本当は幕間に伸ばしたヒゲじゃ無いのだろうか…」と思ってしまう眩しすぎるヒゲ
ただカッコイイ、ダンディーってだけのヒゲ姿でなく、気品のある美しいヒゲ姿ってところにこれまた衝撃を受けました
そういえば生のお芝居でトムさんがヒゲをつけられたところを見たのは、今回が初めてでした!噂ではヒゲをつけると台詞が言い難くなると聞いていたのに、そのようなことはどこ吹く風な、ただひたすらダンディーなオネーギン…これがトムさんか…

本編を通してのアンニュイな翳りのある表情…ふと見せる表情が絵画の様に見えてしまう、完成された表情
元々がギリシャ彫刻のようなお顔立ちされているので、スタートラインがもう違うのかもしれませんが、オネーギンって役のダンディーさが演技や台詞だけでなくて、そこに存在しているだけで、にじみ出て来る凄さもありました

ヤバイ…トムさんの外見だけで書きすぎました…続きます。
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