ドルチェ・ヴィータ!

日々のことを徒然なるまま書いていこうと思っています。

WMW②

2013-07-26 21:56:47 | 宙組
感想書いて行きますが、ネタバレもあると思うのでご注意ください。

割と本気でウエスタンって見たことが無かったのではっきりとウエスタンだったとは言えませんが、割と本気でピカレスクなお話でした
カウボーイ、賞金稼ぎいやバウンティーハンター、金の鉱山、なんかウエスタンとピカレスク要素が高いのは舞台を見ていてガンガン伝わって来ます!
でもそれ以上に、覆面賞金稼ぎ、ゴールドラッシュ、ショットガンメッセンジャー、悪い市長、病気の妹、エクスプロージョン、エースと8のツーペア…ベタベタなキーワードと展開、それらに相反する絶対に予備知識がないとわからないオタ的要素の混在が何でもアリの面白さをかもし出していて、見た直後はテンションがダダ上がりで、少しすると本としてはどうなん?って気持ちになって来たのですが、時間が経ってくるとジワジワとあそこをもう一回観たいとか、そんな意味があったのか!って感じで、あんな爆笑公演なのに、細部を作りこまれていたり、こだわりの2階建て舞台の雰囲気がなんと言えず心地良かったり後を引く良さがありました

1幕は面白いのですが、結構冷静にお芝居を見ることが出来て、逆に言ったらそんなに入り込んで見るってタイプのお芝居じゃないと感じたのですが、2幕になるとなぜかコメディ要素が強くなってきて、後半行けば行くほど爆笑だし、キャラの立ち方が半端なくなってきて、グイグイ引き込まれて本当にベタベタな展開でドラマとしてはありふれた部類のお芝居だと思うのですが、キャラ萌えが激しすぎるし骨組みの世界感や当時の時代背景をとっても詳しく調べられて、作りこんで来てるのがわかる中毒性の高い作品だった様に思います

生田先生の生徒さんの使い方が上手いのがこの作品を心に残すものにしているのだと強く感じますって言うか、まぁ主演のあのビジュアルで先生曰く、チーちゃん射抜くような眼差し。閃くナイフの様な鋭さ。膝を抱えた子供の寂しさ(ヤバイこの人割と本気で本物だわ)カイちゃん大らかさ。朗らかさ。背後に遠ざかって行く青春に対しての乾き(ちょっと劇団!なんてモンスターを入団させてしまったの)ハイそうです。生田先生のおっしゃる通りなんですが、演出家先生が攻めすぎてるよ!プログラムでそんなの書いたら、こっちが恥ずかしくなるよそらWMWバッジ着けてロビーに立ってるわ!まさか小柳先生以外にもこんなに豪胆なキャラ萌え先生がいらっしゃるとは今までの作品から鱗片(むしろある程度わかってましたが)は出てましたが、これほどの腐力の持ち主とはその上世界観はかなり作り上げてくれる大野先生に通じるところがあって、かなり好きな演出先生の登場です
まさかその真骨頂が発揮されているのがハッチさんって言う業の深さが舞台をより良くしてました
コメント
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