タイ映画 & アジアな毎日  Thai Movie & Asia Entertainment Diary

主に最新・最速タイ映画情報の掲載とアジア全般のポップカルチャーを楽しむ日々をのんびりと語る日記です。原稿依頼歓迎!

BUAHIMA 『Chit-Tak!』 プラープダー・ユンの新プロジェクト 

2005-07-24 23:08:37 | Thai Pop culture
 タイ・ポップカルチャー或いはタイ映画好きの方なら一度は名前を耳にしたことがあるのでは?プラープダー・ユン。(敬称略)映画好きなら、昨年日本でも公開されたペンエーグ監督の『地球で最後のふたり』の脚本家/小説の原作者(日本語翻訳も出版されてる)として。また現在撮影中の“Invisible Waves”の脚本家でもあります。

 そんなプラープダーさんが、2003年にタイで「Chit-tak」という小説を出した際に、映画にサウンドトラックがあるんだから、小説にあってもいいだろうという発想で、音楽ユニット<BUAHIMA>を結成し、小説と同名のアルバムを出していました。その日本版のアルバムが、この秋リリースされます。

 このCD実は私も何気に以前から持って聞いていたんですが、(今も書きながらBGMにしてます。)何がいいってタイのインディーズ音楽業界を牽引しているsmall roomと組んでいるところ。3曲目の“Sky Today is scattered with Dark Clouds”(タイ語原題:ローク・マイチャイ・コンラオ)「空は僕たちのものじゃない...」という冒頭の歌詞とサウンドが洗練されていて、引き込まれてしまいます。(“サイアム系で行こう!”のブログにも確かこの歌のことが、書かれてました。TBしてくれないかな)いい意味で、言葉と音楽が連動しています。と思えば、エレクトロニクス・ミュージックもあって、気持ちよく涼しく聞けたり。

 日本版CDには24ページのブックレットが付き、これに作者のヴィジュアル作品やタイ・ポップカルチャーの解説記事が掲載されます。これ、未見ですがタイ・ポップカルチャーファンとしては、個人的には、とても興味あります。彼、作家以外にもたくさん肩書きがあるんですが、グラフィックデザイナーという肩書きもあるんですね。アルバムのジャケットも素敵です。ここ数年密やかに日本上陸中のタイ・ポップカルチャー。プラープダーさんの本格的参入(今までも既にいろいろ媒体には出てますが)で、ぐぐっと、進むかといった点にも、要注目です。

(アルバム『ブアヒマ/シット・テーク』は、felicityレーベルのpaperback soundより9月7日に日本版リリース) 

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5 コメント

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今週は... (白田麻子/webmaster)
2005-07-24 23:12:56
 今週は書きたいことが珍しくいっぱいあり、怒涛の更新が続く予定です。火曜日はアジアフォーカス福岡映画祭東京記者会見、木曜日は、タイ映画『風の前奏曲』完成披露試写会レポート....の予定です。何事も障害が無ければ。
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この時期 (surachai)
2005-07-25 03:24:01
本当に重なるので体力勝負ですね。

先々週の京都に続き、昨日は芦屋でタイフェス。つぎの土曜が名古屋で、日曜が大阪鶴橋でタイフェスです。

で、翌々8月12日が愛知万博のタイナショナルデイ。



それから27日、タタヤンの先日の渋谷ライブDVDの発売。今回は、タイの曲も歌ってるし、タイ語でのオーディエンスの掛け合いも有り。



「風」のプロモは京都から始めています。会場の大型モニターで抜きの上映で、響くラナート。ステージでは、タイの楽器の紹介と体験演奏を実施。物量露出の「星」には決して負けては居ませんでしたよ。



「風」のスレ、そろそろ立てますか。
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Unknown (fuku)
2005-07-26 18:53:02
「チットテーク」いいですね!

日本版も出たら買っちゃいそうです。



僕のブログですが、記事では全然ふれてませんでした。コメントで



「買ってしばらくはすごいヘビーローテーションで聴いてました。



「世界は僕らのものじゃない」なんて、素晴らしいフレーズです。

しかも、こんな書き出しなのに恋愛の歌になるところもすごい。」



って感じでちょっと書いただけです……。



このアルバムもいつか紹介したいんですけどね。(いつも「いつか」っていつだよ! って感じですけど)

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絶対買います! (チョムプー)
2005-08-03 12:22:32
おおこれは!

絶対買いますよー。

プラープダー・ユンとウィン・リヨウワーリン、そしてウィスット・ポンニミットさんからは目が離せないですね、ってそんなに情報持っていないけど・・・ワタシの専門?はタイの子どもの本なのですが、こうした新しい文学やコミックスの動きが、児童文学の発展にも影響をおよぼすわけですから。タイの子どもの本にも、新しい波がきてほしいんですよねー。どうしても「教訓的」になるから。
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TB貼りましたよ~! (fuku)
2005-11-06 03:12:51
すっかり遅くなっちゃいましたけど、

ようやくCD入手したことだし、

エントリを書いてみました。



BUAHIMA、2年経って聴きなおしてもまだ新しい感じがしますね。いいですよ、これ!

次のCD出さないんですかね。
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