2週間前に前コーチのタラソワ氏からプレゼントされたフリーの新コスチュームで登場した。冒頭の3回転ループを決めると、解禁を表明したトリプルアクセルも着氷。直後には、4季ぶりの挑戦となる連続3回転ジャンプもまとめた。
新しい衣装は胸元、スカート、手首の部分に白い羽根がふんだんにあしらわれている。羽根が取れ、リンクに落ちると減点となるため、注意が必要だが「より白鳥っぽくなった。練習で羽根が1枚落ちちゃったけど、もう落ちないと思う」と、ちゃめっけたっぷりに笑った。
真央、新衣装は白鳥!身も心もなりきり頂点へ羽ばたく
スポニチアネックス 2月9日(土)7時1分配信
◇フィギュアスケート四陸選手権第2日 女子SP(2013年2月9日 大阪市中央体育館)
9日の女子ショートプログラム(SP)を控え、浅田真央(22=中京大)が8日、サブリンクでの公式練習に参加。午後の練習ではフリー「白鳥の湖」で使用する新衣装をお披露目した。
これまでの衣装とは違い、白鳥の羽根をイメージした装飾品をあしらった勝負服。フリーの振り付けを担当したタチアナ・タラソワ氏から約2週間前に贈られたもので、浅田は「着て初めて練習しました。凄く気に入っています」と笑った。
その衣装を着た公式練習では「白鳥の湖」の旋律に乗りトリプルアクセル、3回転フリップ―3回転ループのコンビネーションを含め、7度のジャンプを全て成功させ、スピンやステップも完遂。約4分の演技をノーミスで演じ切り「ちょっと疲れがあって、切れが鈍かったけど、いいと思います」と手応え十分だ。
羽根は胸や背中、腰、手の甲など、ふんだんにあしらわれている。衣装から落下物があれば減点となるため、佐藤信夫コーチ(71)は「1枚でも落ちたら減点なんで、気をつけないといけませんね」と話したが、「羽根が落ちないように気をつけながら滑ったけど、きょうは1枚落ちちゃいました。でも、もう落ちないと思います」と浅田は前向き。一度通し演技をしたことで本番に向けて不安はなくなった。
今大会では今季封印してきたトリプルアクセルに加え、3―3回転のコンビネーションも解禁する。トリプルアクセルは午前、午後の2回の公式練習で計6度成功。両足着氷や回転が抜ける失敗もあったが、コンディションは上々だ。「挑戦できることが、凄く楽しみです」。今季4戦全勝。3月の世界選手権(カナダ)、14年ソチ五輪を見据えて、浅田が進撃する。
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